どうも、ぼーやんぐです。
世界三大投資家の1人ウォーレン・バフェットを知っていますか?
『バークシャー・ハサウェイ』という投資持株会社の会長兼CEOを務めています。
しかも、88歳で現役と超人的な投資家、経営者です。
そんなウォーレン・バフェットの名言で『私が亡くなったら現金の10%を政府短期債、残り90%を低コストのS&P500インデックス・ファンドに投資すべし』という言葉を妻に残しています。
そのため、多くの投資家がS&P500に投資をしています。
本記事ではS&P500をベンチマークとしたファンドeMAXIS Slim米国株式(S&P500)について書いていこうと思います。
投資を検討している方の参考になれば嬉しいです。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基本情報
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の運用成績(2019年4月末時点)
- 米国株式に投資するならeMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- 何故、バフェットはS&P500をすすめるのか?
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のまとめ
- 関連記事
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基本情報
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は2018年7月3日に新規設定された米国株式指数S&P500に投資できるファンドです。
投資対象
投資対象は米国株式で、ベンチマークは『S&P500(配当込み、円換算ベース)』となっています。
S&P500は米国の証券取引所に上場されている米国を代表する500銘柄で構成された指数で、時価総額比率で指数化されています。
米国市場の約80%をカバーしており、米国株式としては『NYダウ』と並ぶ代表的な指数となっています。
NYダウは30銘柄で構成されているのに対して、S&P500は500銘柄で構成されているので、より広範囲をカバーした指数となります。
ポートフォリオ
下記は2019年4月末時点での業種別の組入比率です。
ソフトウェアが11.1%と頭1つ出ていますが、全体的にバランスの取れた比率となっています。
組入上位10銘柄では依然としてハイテク関連銘柄のMICROSOFT、APPLE、AMAZON.COM、FACEBOOK、ALPHABET(GOOGLE) が上位を占めています。
今後、ハイテク銘柄は成長鈍化や米中貿易摩擦がどの程度影響してくるのか、気になるところです。
(出典:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)月次レポート )
コスト
買付手数料なしのノーロードファンドとなっており、信託財産保留額もありません。
信託報酬はeMAXIS Slimシリーズ定番の純資産総額によって変動する仕組みとなっています。
買付手数料 | なし |
信託財産保留額 | なし |
信託報酬 500億円未満の部分 | 0.088%(税抜) |
信託報酬 500-1000億円の部分 | 0.0875%(税抜) |
信託報酬 1000億円以上の部分 | 0.0870%(税抜) |
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドに対抗して、2019年11月12日より信託報酬が大幅に引き下げられています。
また同じS&P500をベンチマークにしているiFreeS&P500インデックスは年率0.225%(税抜)となっていますので、コスト面ではiFreeに投資する魅力は感じられないですね。
販売会社
ネット証券専用ファンドのため、販売先は下記のオンライン証券会社のみになります。
- 岩井コスモ証券(インターネット専用)
- SMBC日興証券(ダイレクトコース)
- SBI証券
- 岡三オンライン証券
- カブドットコム証券
- GMOクリック証券
- ジャパンネット銀行
- フィデリティ証券
- 松井証券
- マネックス証券
- 楽天証券
つみたてNISA・iDeCo
つみたてNISAに対応していますので一定金額までは非課税で投資することが可能です。
iDeCoでは下記の金融期間で取り扱いしています。
- マネックス証券
- SBI証券(セレクトプラン)
【関連記事】
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の運用成績(2019年4月末時点)
純資産総額
運用期間はまだ短く1年未満ですが、純資産総額は180億円集まっています。
資金流入も毎月15億円程度あるので、多くのインデックス投資家から支持を得ている様です。
騰落率
2018年10月~12月にかけて大幅に下落し、そのまま下落トレンドに突入すると思われましたが、2019年に入ってから大きく反発しています。
騰落率では3ヶ月で12.5%、設定来でも9.9%と好調です。
2020年ごろまでに暴落が起きると、様々なメディアや投資家が予想していますが、実際どうなるのか...
今のうちに売って、暴落後に買い戻すことが出来れば最高ですが、上手くいく可能性は低いので、過度にリスクを取りすぎず、淡々と積立を続けることが大切です。
(出典:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)月次レポート )
米国株式に投資するならeMAXIS Slim米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)には競合となるファンドは2つあります。
1つは同じ指数のS&P500をベンチマークとしたiFreeS&P500インデックス。
もう1つが強敵の楽天・全米株式株式インデックスファンドです。
eMAXIS Slim | iFree | 楽天 | |
設定日 | 2018/7/3 | 2017/8/31 | 2017/9/29 |
ベンチマーク | S&P 500 | S&P500 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
信託報酬 |
0.150% (税抜) |
0.225% (税抜) |
0.150% (税抜) |
純資産総額 | 180億円 | 70億円 | 400億円 |
まずコストから比べると、eMAXIS Slim米国株式か楽天・全米株式が同じコストで並んでおり、iFree S&P500は2ファンドよりも0.075%高く設定されています。
純資産総額では楽天・全米株式株式がぶっちぎりで多く、資金流入の勢いもあります。
しかしeMAXIS Slim全米株式もまだ1年未満の運用期間ですが、180億円以上を集めており、楽天を追い上げています。
iFree S&P500は資金流入の勢いは弱いですが毎月コンスタントに2~5億円ほどの流入はあるので、途中償還の心配は今のところ無さそうです。
ただ、今後もeMAXIS Slim米国株式と楽天・全米株式に資金が集まると思うので、新規で投資する場合はどちらかを選ぶべきですね。
ここで迷うのはeMAXIS Slim米国株式か楽天・全米株式のどちらに投資するべきかです。
米国バンガード社のETFで過去の成績を確認しても、値動きはほぼ同じです。
ただ、今後米国の成長が鈍化してくる場合、より厳選された銘柄に投資できるS&P500に投資した方が良い成績をあげると考えられます。
オレンジがVOO(eMAXIS Slim米国)、ネイビーがVTI(楽天全米)
(出展:MORNIGSTAR)
また、コスト面でも常に最低クラスを維持するeMAXIS Slim米国株式に投資した方が乗り換えも不要なため長期投資においてメリットがあります。
新規で投資するならeMAXIS Slim米国株式が最適でしょう。
楽天・全米株式インデックスファンドの詳細は下記を参考にしてください。
何故、バフェットはS&P500をすすめるのか?
バフェットがS&P500を推奨するのはパフォーンスが優れているということが1番の理由だと思います。
下記は過去30年間のリターンの表ですが、過去30年間で年率9.9%と圧倒的なリターンを叩き出しています。
もし30年前に100万円を投資していたら、1698万円と17倍にも膨れ上がったことになります。
たまたま、ここ数年の株式市場が好調だったこともありますが、過去マイナスリターンになっているのも、直近の3ヶ月だけです。
未来の株価は誰にも分かりませんが、今後何十年もS&P500が低迷を続けるというのは考えにくいです。
ただ米国経済の成長も鈍化していくと考えられていますので、パフォーマンスの低下避けられないと思います。
リターン | リスク | |
1年 | 6.7% | 13.4% |
3年 | 9.1% | 14.8% |
5年 | 14.5% | 15.4% |
10年 | 14.8% | 17.6% |
15年 | 8.9% | 17.7% |
20年 | 6.5% | 18% |
30年 | 9.9% | 18.2% |
(my INDEXさんの数値を参考にさせていただきました)
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)のまとめ
本記事ではeMAXIS Slim米国株式(S&P500)について書いてきました。
リーマンショックから10年経過しましたが、ここ10年間は歴史的な上昇相場でした。
しかし、それを牽引してきたハイテク銘柄の成長鈍化や米中貿易摩擦により不安定な市場となっています。
いつ大きな暴落が起きても、おかしくない状況になってきています。
しかし、インデックス投資の場合、そんな状況でも淡々と積立をしていくことが重要になります。
S&P500のパフオーマンスを見れば、それを証明していますよね。
暴落が起きようが保有していれば、いずれは大きなリターンとなって返ってくるはずです。
今まで投信で米国株式に投資する選択肢は少なかったですが、今では少しづつ増えてきており、米国経済の恩恵を得ることが簡単になってきています。
米国株式に投資する場合eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は最適なファンドだと思います。
S&P500よりもさらに大きなリターンを得たい場合は、iFreeから出ているレバレッジS&P500でより大きなリスクをとることが出来ます。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!
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