どうも、ぼーやんぐです。
日本経済新聞から2018年の投資信託の資産クラス別の運用成績が公開されていました。
12月の下落幅が大きかったこともあり、ほとんどの資産クラスでマイナスとなっています。
早速詳細確認していきます。
2018年の株式は大幅なマイナスに
2018年も含め過去6年間の資産クラス別のリターンが公開されました。
リーマンショック後の好調な上昇相場でしたが、2018年についにブレーキがかかってしまいました。
株式では国内、先進国、新興国ともに-10%以上となっており、国内に至っては-17.84%と全資産クラスの中で最大の下げ幅となっています。
プラスだったのは国内債券と国内REITの2つだけで、特に好調だったのは国内REITです。
2017年が-7.02%と不調だったこともあってか、2018年は+10.28%と大幅に上昇しました。
オリンピック前後に不動産価格も暴落するという話も出ているので、今年から来年あたりは大きな下落もあるかもしれませんので注意は必要ですね。
全資産クラスの6年間のリターンを見ると、2015年を除き、比較的好調な相場が続いていたことが分かります。
リーマンショック直後からインデックス投資をしていた場合、大きく資産を増やせたんですよね。
(出典:日本経済新聞)
参考までに下記は米国で発表されている、資産クラス別の成績表です。
2018年はキャッシュ(3ヶ月短期国債)が1番高いリターンになっています。
過去15年間はREITが好調だったようで、年率リターン1位を7回も記録しています。
ただ、株式が大型株と中小型株に分かれていますので、合わせれば結局米国株式が強いのかなといった印象です。
意外なのは15年間で8年間、中小型株が大型株をアウトパフォームしていることです。
米国に投資するならS&P500というイメージが強いですが、中小株の恩恵を得たい場合VTI(全米株式)も良さそうです。
(出典:NOVEL INVESTOR)
日本でS&P500ならeMAXIS Slim米国株式がおすすめです。
VTIなら楽天・全米株式ですね。
資産クラスのリターンは毎年変わる
米国の成績表が分かりやすいですが、どの資産クラスが1番良い成績なのかはその年によって違います。
株式がいい年もあればREITがいい年もあります。
【関連記事】J-REITってなに? 100円から不動産に投資出来る投資信託
それを予想して投資するのは不可能です。
なので、インデックス投資のセオリー通り、世界中の資産クラスに分散投資することで、大きなリターンを出した資産クラスの取りこぼしが無くなります。
また、一部の資産クラスが暴落しても、その下げ幅を補填することができ、リスクの分散にも繋がります。
精神的に安心して積立をする場合、リターンは落ちてしまいますが、株式以外の資産クラスを組入れることも大切です。
リバランスなどが面倒なら、バランスファンドに投資するのも有りかと思います。
インデックス投資は長い目で見ることが大切
2018年は積立NISA元年でしたが、残念な結果となってしまいました。
これだと積立NISAで投資している方は多分みんな含み損ですね。
この結果を見ると新しく積立NISAをはじめようと思う人も減ってしまいそうです...
ただ、インデックス投資の場合、1年のリターンはほとんど意味を持たないです。
6年間のリターンを見て分かりますが、大きく上がる年もあれば、大きく下がる年もあります。
はじめたばかりの方は不安だと思いますが、積立初期は下落したほうが安く買えるので、将来のリターン上昇にも繋がります。
この先10年、20年積立を続けるなら、1年のリターンで一喜一憂せず、積立を継続することが大切ですね。
さいごに
2018年は全体的に駄目でしたが、2019年はどうなるのか...
米国の決算シーズンに入っていますが、そこまで悲観的なムードにもなっていないようですし、株価も落ち着いてきたのかなといった印象もあります。
ただ、米中貿易問題と英国のEU離脱がどれくらい影響してくるかが心配なところですね。
どちらにしても上昇相場は終わり、不安定な市場になりそうなので、市場の値動きをあまり気にせず自分のルールに従って続けることが大切になる年となりそうです。
今日も『ぼーやんぐのインデックス』に来ていただきありがとうございます!