どうも、ぼーやんぐです。
2019年8月5日のNYダウは767ドルを下げ、25,717ドルで取引を終えました。
これは今年最大の下げ幅になります。
資産を大きく目減りさせた方も多いと思います。
また、最近投資をはじめた方は含み損を抱えてしまったと思います。
でも焦らなくても大丈夫です。
NYダウ大幅下落の原因は米中貿易摩擦
対中関税第4弾を表明
ニューヨーク株式市場は米中摩擦が再び激しくなることを懸念して売りが殺到し、今年最大の下げ幅を記録しました。
これはトランプ大統領が8月2日にTwitterで対中関税第4弾を表明したことがキッカケです。
第4弾は今まで対象外だった約3,000億ドル分に9月1日から10%の関税をかけると、中国を揺さぶっています。
第4弾の発動は6月末の米中首脳会談で米国の農産品の大量購入を約束したにもかかわらず、対応が不十分というのが理由のようです。
9月には米中閣僚級交渉が開かれるため、そこで有利な条件で譲歩を引き出したいという思惑があるようです。
米国が中国を為替操作国に認定
また、対中関税第4弾を表明したことで人民元安が急激に進み、1ドル=7元を下回り2008年来の人民元安の水準となっています。
トランプ大統領はこの人民元安を中国政府が米国への対抗処置として意図的に中国政府が容認していると考え、為替操作国に認定し、さらに圧力をかけています。
中国政府が介入しているかは公表されていないので不透明ですが、行きすぎた人民元安は中国にとってデメリットも多いので、政府が介入しているとは考えにくい気もします。
中国も対抗処置
対中関税第4弾に対して中国も黙っていません。
8月6日には対抗処置として中国企業が米国の農産品の購入を一時停止したことを発表しています。
6月末の米中首脳会談で一時休戦で合意したにも関わらず、1ヶ月足らずで再戦となっており、出口は見えない状況になっています。
9月に行われる米中閣僚級交渉で交渉が決裂すれば一気に景気後退局面に突入する可能性もありそうです...
目先の株価に一気一憂することなく積立を続けることが大切
米中貿易摩擦は世界に波及
今回の大幅下落はNYダウだけでなく、日経平均、上海総合までも大きく下落しています。
そのため、米国だけでなく、世界に分散投資していたとしても、7日に証券口座を開けば資産は大きく目減りしているはずです。
・NYダウチャート
・日経平均株価チャート
・上海総合チャート
大きな下落が来ても気にしない
これからさらに下落していくのかと思うと恐いですね...
でも長期目線でインデックス投資をしている場合、一次的な下落は全く気にする必要はないです。
出口は20年後・30年後・もしくはそれ以降となれば、目の前の一次的な下落は逆に安く買えるチャンスです。
例え大きな含み損になったとしても、焦らず淡々と積立を続けることが大切ですね。
ここで、積立をやめてしまえば、安く買えるチャンスを逃していることになり、株価が回復した時に資産を大きく増やすことができなくなります。
自身のリスク許容度を確認
もし、これくらいの下落で株価が気になって仕方なかったり、証券口座を何度も開いている方はリスクを取りすぎています。
さらに株価が下落した場合に狼狽売りしてしまう可能性が高いです。
株式の割合を減らし債券を組み入れたり、現金比率を増やすなど、リスクを下げるべきですね。
投資で一番大切なのは、何が起きても平常心でいることだと思います。
リーマンショックの様な大きな下落が起きてもパニックにならない範囲で投資することを心がけることが大切です。
生活防衛資金があると大きな下落が起きても、割と平常心でいられます。
さいごに
2018年から上昇しては大きな下落というのを何度か繰り返しています。
市場がトランプ大統領に振り回されている感じがします。
ただ、10年以上続いた上昇相場も終わりが見えてきています。
米国経済にも景気後退局面のシグナルが一部で発生しており、2020年前半までにはリセッション入りするとも予想されます。
【関連記事】米国の景気後退の前兆が出ている。初心者投資家ができることは何か?
今回の下落は買い時だと考え、一度に大きな資金を投入するなど極端な投資行動は控えたほうが良さそうです。
自身の設定したタイミングと金額で淡々と積み立てを継続することが大切ですね。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!
下落相場で不安な時は読書が一番です。
1973年から読み継がれている『ウォール街のランダム・ウォーカー』はおすすめです。
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