どうも、ぼーやんぐです。
日本経済新聞から、国内公募追加型株式投資信託(ETF除く)の1月の資金動向が発表されました。
2018年12月は1年2ヶ月ぶりとなる約600億円の流出超となっていましたが、1月はどうだったのか確認していきます。
また、株価と資金動向の関係についても考えていきます。
国内公募追加型株式投資信託の2019年1月の資金動向
日本経済新聞によりますと2019年1月の国内公募追加型株式投資信託の資金動向は、1,180億円の流入超となりました。
12月の株式市場は記録的な下落が起きたため、売りが先行し流出超となりましたが、1月は大きく反発したため買い戻しが入ったことが流入超になった要因だと考えられます。
2018年m1月は1兆円に迫る流入が合ったことを考えると、この1年で一気に市場や投資家の心理が変化したことがわかります。
(出典:日本経済新聞)
ちなみに1番流入が大きかったファンドはアセットマネジメントoneが1月31日に新規設定した先進国ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)というファンドで、たった1日で262億円が集まっています。
日本を含む先進国の株式に投資するアクティブファンドで、コストが非常に高く買付手数料3.24%、信託報酬1.836%、信託財産保留額0.3%となっています。
高齢者など投資の知識が少ない人に大量に販売したと考えられます。(販売会社はみずほ証券のみ)
未だに、販売会社が儲かるファンドが乱発しているので、投資する際は騙されないよう、ある程度の知識や情報を得てからはじめることをおすすめします。
そして、証券会社や銀行の窓口ではなく、ネット証券で買うべき です。
株価に惑わされないためには
資金動向を確認すると、株価が上昇しているときは多くの流入があり、逆に株価が下落すると流入が減っていることが多いです。
それは株価が上昇していると、儲かりそうという気持ちが働き、高値でも買ってしまい、逆に株価が下落すれば、これ以上損をしたくないという気持ちが働き、安値にあるにも関わらず、売ってしまうからです。
頭で理解していても、いざ自分の資産が大きく変動すれば、冷静な判断が下せなくなります。
こうなってしまう1番の原因はリスクの取りすぎです。
資産100万円の人がいきなり全額100万円を投資して、基準価格が下落し半分の50万円に減ったら夜も眠れないと思います。
でも100万円のうち10万円を投資して5万円に減るくらいなら、精神的なダメージも少ないですし、株価が戻るまで待っていようとも思えます。
しかも90万円の資産がまだ残っているので、安いうちに追加投資するなど、次の戦略も考えられます。
投資する場合は必ず余剰金で行うこと、そして日々の値動きが気にならない金額に留めておくことが大切です。
インデックス投資が最適
金額だけでなく、ファンド選びも重要です。
アクティブファンドはコスト、リスク共に高くなります。
しかし、過去が好成績だと、この先も継続して高いリターンを得れると思い込み投資をしてしまいます。
ひふみプラスが良い例です。
2017年は45%という騰落率を記録したため、1年間で4,000億円の資金流入がありました。
しかし、2018年はTOPIXに負け、そして-21%と大幅な下落をしてしまいました。
2017年の後半に投資した方は今でも含み損を抱えていると思います。
【関連記事】【ひふみプラスで損をした人はインデックス投資に切り替えるべき】
アクティブファンドは高いリターンを期待を期待できますが、非常にリスクが高くなります。
しかもアクティブファンドよりもインデックスファンドの方が高い成績を残していることが実証されています。
国内株式の過去の成績ですと、アクティブファンドの70~80%がインデックスファンドに負けているのです。
投資経験や知識のある方がアクティブファンドに短期的に投資するのは良いと思いますが、初心者がいきなり高いリターンを狙って投資すれば大惨事になりかねません。
インデックスファンドなら世界に分散投資していれば10年後、20年後には、それなりのリターンを得れると思いますし、マイナスになっている可能性は低いでしょう。
目先の不確実な高いリターンよりも、将来の安定したリターンを得れるよう、投資することが大切です。
注意が必要なのは、インデックスファンドでも国内株式のみに投資した場合は10年、20年経っても資産が増えない可能性があるので、世界の時価総額比率(7~8%)程度に留めておくべきです。
今では1つのファンドで世界に分散投資ができるので、資産配分に悩んだ方は全世界株式型がおすすめです。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!
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