ブラジル株式ファンドが好調! 投資対象としてどうか考えてみました

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どうも、ぼーやんぐです。

2018年も、もうすぐ終わりを迎えますね。

今年は株価の急落が何度もあり、非常に難しい年でした。

このまま下落トレンドとなり、リセッション入りするとも言われていますが、2019年どうなるんでしょうか。

将来の株価は誰にも分からないので、淡々と積立をしていくしかないですね。

 

そんな中、世界的に株式が不調ですが、ブラジル株式が非常に好調です。

SBI証券の過去6ヶ月のトータルリターンランキングで7位まで全てブラジル株式に投資するファンドが占めています。

こういう不調な市場な時こそ短期目線で挑戦してみるのも良いかもしれません。

 

今回は好調なブラジルの株式ファンドは投資対象としてどうか考えていこうと思います。

 

 

好調なブラジル株式ファンド

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どれくらい好調なのかSBI証券のランキングを確認していきます。

下記はSBI証券の過去6ヶ月のトータルリターンのランキングです。(2018年12月17日時点)

先ほども書いた通り7位まで全てブラジル株式が占めており、過去6ヶ月のトータルリターンは全ファンド15%を超えています。

1年では5%以下なので、ここ半年で急激な上昇をしたことが分かります。

 

この先大きく成長していくことになるんでしょうか?

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(出展:SBI証券)

 

ブラジルの状況

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ブラジルの現在の状況を確認していきます。

人口の推移

人口は2018年現在約2億1200万人となっています。

少しづつ増えてはいますが、上昇率は鈍化してきており、2012年には1%をきっています。

2050年くらいまでは増え続け、最大で約2億3800万人くらいまで増えると予想されていますが、人口増加のピークは過ぎているようです。

それでも2050年の予想では世界で7番目に人口の多い国となってます。

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下記は年齢比率のグラフです。

現時点では10代~30代の人口が多く、問題はなさそうですが、人口上昇率が落ちてきていることを考えると、日本と同様に高齢化の波はやってきそうです。

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(出展:Population Pyramid.net)

 

GDPと為替

下記は過去10年のGDPの推移です。

2013年をピークに下落を続けており、2020年には2008年を下回るとも予想されています。

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(出展:TRADING ECONOMICS)

 

為替も下落傾向が続いていましたが、9月に大きく反発しています。

円安になれば、基準価格にプラスに働きますので、ファンドが好調な原因は為替による原因も大きいと考えられます。

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(出展:楽天証券)

 

最後にブラジル株式の代表的な指数『ボベスパ』の過去10年間のチャートを見ていきます。

2003年からリーマンショックまで、株価は5年に渡って上昇を続けてました。

リーマンショックで大幅に下落し、一旦は反発しましたが、すぐに失速して2016年まで下落トレンドが続きました。

2016年にようやく下げ止まり、上昇トレンドに切り替わっています。

2018年の5月下旬にはトラック運転手が道路を封鎖するというストライキを起こし、一時経済が停滞した影響で、大幅に株価を落としてます。

しかし、経済重視の政策を表明している新大統領ボルソナロが選挙で勝利したことからも再び反発しており、ここ半年間の上昇の原因ともなっています。

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(出展:YAHOOファイナンス

 

 

ピクテ・インデックス・ファンド・シリーズ ー ブラジル株の分析

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次に過去6ヶ月のトタールリターン1位のピクテ・インデックス・ファンド・シリーズ ー ブラジル株を分析していきます。

 

投資対象

投資対象はブラジル企業の株式に投資するファンドで、ベンチマークはMSCIブラジル株価指数となっています。

eMAXIS Slim 新興国株式などが採用しているMSCI・エマージング・マーケット・インデックスからブラジルだけを抽出したインデックスといった感じです。

 

組入銘柄は54銘柄で構成されており、ブラジル株式市場の時価総額85%以上をカバーしています。

1つのファンドでブラジル株式市場に丸ごと投資できます。

 

下記は組入上位10銘柄と業種別構成比率です。

ヴァーレはヴァーレ・ジャパンがあるため、名前は聞いたことありますが、それ以外は知らない銘柄ばかりです。

構成比率を見ると新興国らしく、銀行(金融業)が3割以上を占めています。

金融危機が起きると、銀行銘柄は大幅に下落しますので、ファンド自体も大きく基準価格を下げる可能性が高いので注意が必要です。

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(出展:ピクテ・インデックス・ファンド・シリーズ ー ブラジル株 月次レポート)



コスト

次に気になるコストです。

 買付手数料はなしですが、信託財産保留額が2回に分けて取られるというイレギュラーなファンドとなっています。

信託報酬は一応インデックスファンドなので、思ったほど高くはない設定となっていますが、追加設定時に信託財産保留額がかかるので、積立投資には向いてないファンドになります。

買付手数料 なし
信託財産保留額(追加設定時) 0.60%
信託財産保留額(換金時) 0.60%
信託報酬  0.9504%(税込)

 

運用成績

運用成績を確認していきます。

まず純資産総額ですが、12月14日時点で約6億円となっています。

2010年から運用開始されていることを考えると非常に少なく感じます。

ピークの時でも11億円程度ですので、人気があるファンドでは無いようです。

 

下記は設定来のチャートです。

設定直後から下落を続け、2016年から反転しており、ここ3年の騰落率は70%を超えています。

ここ3ヶ月では28%とかなりのハイパフォーマスとなっています。

ただ、気になるのはベンチマークとの乖離です。

設定来では10%近くアンダーパフォームしており、純資産総額が少ないため、安定した運用が出来ていないと考えられます。

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(出展:ピクテ・インデックス・ファンド・シリーズ ー ブラジル株 月次レポート)

 

ブラジル株式に投資しても大丈夫なのか?

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ブラジルの現状から見ると、人口増加の勢いも弱まっており、さらに高齢化が進むことを考えると、この先、他のアジアの新興国のように爆発的な成長は期待出来ないと思われます。

ただ、『ブラジルのトランプ』と呼ばれているボルソナロが大統領になったことで、大きく変わる可能性もありそうです。

経済政策では市場重視を強調していることからも株化の上昇は意識されそうです。

また、ブラジルで一番大きな問題となっている治安悪化と汚職にも厳しく臨む意向も表明しており、今後の動きが注目されています。

まだ大統領に就任したばかりなので、この先政策がしっかり行われていけば、政治・経済ともに安定し、株価上昇にも繋がっていくのかなと思います。

ただ、道のりは長そうです...

 

ファンドで見るとどうしても新興国の株式なので、どのファンドでもコストが割高です。

チャートを見ても分かる通り、基準価格の上げ下げが激しく、非常に不安定です。

なので、個人的には上昇相場で中・短期目線で投資をして、下落を始めたら一旦解約するなど、極力リスクを減らした運用を心がけた方がいいと思います。

もし長期で運用したい場合はeMAXIS Slim新興国のような新興国全体に投資出来るインデックスファンドに投資することをオススメします。

 

 

さいごに

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ここ最近のボベスパのチャートを見ると約5年周期で上昇と下落を繰り返しています。

2016年から上昇相場が始まっているので、もう少し上昇相場が続くかもしれませんね。

ただ、新興国への投資は魅力的ですが、非常にリスクが大きいです。

株価だけでなく為替の動きも荒いので、為替だけでも基準価格に大きな影響を与える場合があります。

投資を始めて間もない場合は、新興国の個別国への投資はあまりオススメ出来ないです。

10年くらい前にぼーやんぐもブラジルの債券で痛い目にあっていますので、もし投資する場合は少額で失っても大丈夫な金額で始めることが大切ですね。

 

新興国全体に投資出来るオススメのインデックスファンドをまとめた記事になります。

 

さらに分散させたい場合は1つのファンドで全世界の株式に投資出来るファンドもオススメです。

 

どうも、ぼーやんぐでした。

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