バランスファンドに資金流入が増加。しかし資金流入ランキング上位のファンドには投資しては駄目。

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どうも、ぼーやんぐです。

 

バランスファンドへの資金流入がここ数年増加傾向にあります。

 

つみたてNISAがはじまり、初心者でも投資しやすいためと考えられます。

 

今回はバランスファンドが人気の理由、資金流入が増えているファンドがどうなのか検証していこうと思います。

 

 

 

バランスファンドが人気の理由

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バランスファンドとは株式や債券、REIT(不動産)など複数の資産クラスが1つのファンドでセットになったファンドのことを言います。

 

あらかじめ決められた組入比率のファンドに投資するため、自分で細かい資産配分を考えなくてよかったり、リバランスが不要なことから投資初心者や投資に時間を割きたくない人にも人気です。

 

株式やREITは景気が良い時に上昇する反面、債券は景気が悪くなり金利が下がると価格が上昇する傾向があるので、リスクも分散されボラティリティーが抑えられた運用をすることが望めます。

 

また、複数の資産クラスが組入されていたり、リバランスも自動でされるので、コストが高くなる傾向にありましたが、インデックス型のバランスファンドに関してはここ数円で大きく下がっており、個別ファンドと大きな差はなくなってきています。

 

以上のことからもバランスファンドが人気だと考えられます。

 

ぼーやんぐも初めて買った投信はeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)だったのをよく覚えています。

 

 

最近人気の比率変動型バランスファンド

バランスファンドには『比率固定型』と『比率変動型』の2種類があります。

 

『比率固定型』はあらかじめ決められた資産配分を基準に運用するファンドです。

 

比率が崩れれば、値上がりした資産クラスを売却し、値下がりしている資産クラスを買い増すリバランスを定期的に行われます。

 

『比率変動型』はファンドの基準にそって比率の変動が行われます。

 

例えば、景気がよく、株価やREIT(不動産)の値上がりが期待できる場合はその資産クラスの割合を増やし基準価格の上昇を狙い、逆に景気後退期には債券を増やし基準価格の下落幅を小さくするなど柔軟に資産配分の変更をしてくれます。

 

以前は『比率固定型』が主流でしたが、ここ数年で『比率変動型』のファンドも増え、資金流入が大きく増えています。

 

 

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(出典:NIKKEI STYLE)

 

個人的に非常に気になるのはフィデリティ・ターゲット・デート・ファンドというバランスファンドです。

 

景気動向ではなく、あらかじめ決められた出口に向かって資産配分を変更していくタイプのバランスファンドです。

 

バランスファンドのデメリットは自分で資産配分の変更ができないことです。

 

そのため投資の出口に向かう際、リスクを減らすには新たに債券ファンドを買い付けるなど、複雑な運用を迫られる場合があります。

 

しかしフィデリティ・ターゲット・デート・ファンドは決められた出口に向かってリスクを少しづつ小さくしてくれます。

 

 例えばフィデリティ・ターゲット・デート・ファンド2060は2061年に償還が決まっており、そこに向かって債券の割合が毎年少しづつ増えていくんです。

 

このようなファンドだと出口戦略も考えなくて済むので非常に便利です。

f:id:bo-yang:20190428060206p:plain(出展:フィデリティ・ターゲット・デート・ファンド2060目論見書)

 

www.boyang-boyang.com

 

 

2018年バランスファンド資金流入ランキング

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下記は2018年バランスファンドの資金流入ランキングです。

 

インデックス投資をメインにしているぼーやんぐにはあまり聞きなれないファンドばかりでした。

 

唯一知っているのは『投資のソムリエ』くらいですね。

 

また、バランスファンドといっても資産配分も様々なため、運用成績が大きく異なります。

 

9位の『JP4資産バランスファンド成長コース』は3年の騰落率+18.6%に対して、8位の『ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド』は+3.8%と15%近くの運用成績の差が出ています。

 

ここ3年間は株式が大きく上昇したため、株式比率が多いファンドほど好成績だったと考えられます。

f:id:bo-yang:20190428060839p:plain(出典:NIKKEI STYLE)

 

では上位ファンドは投資対象としてどうか検証していこうと思います。

 

東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)

国内の債券70%、株式15%、REIT(不動産)15%という比較的低リスクのバランスファンドです。

 

価格変動リスクが大きくなった場合は基準価格の変動を年率3%程度に抑えるため、さらに株式やREITの比率を減らす戦略がとられます。

 

コストは買付手数料が1.62%、信託報酬が税込で0.9072%(税込)、信託財産保留額はなしとコストは割高です。

 

驚くのは純資産総額の大きさです。

 

2012年11月9日に運用開始されたファンドですが、2019年4月25日時点で5,500億円を超えています。

 

これだけコストが高く、しかも債券70%のファンドに多額の資金が流入する理由が分かりませんね。

 

しかも分散性が乏しく国内のみです。

 

運用益もそこまで見込まず、なるべく低リスクで運用したい人向けのファンドですが、個人的にはおすすめできないファンドですね。

 

ファンド詳細は下記を参考にしてください。

 

スマート・ファイブ(毎月決算型)

国内外の株式・債券・REIT(不動産)、金と分散性に富んだファンドです。

 

基準価格の変動を抑えながら分配金で資産を増やしていく戦略が取られています。

 

そのため資産配分は市場の状況によって大きく異なります。

 

安定した市場の場合、株式・外国債券・REIT・金の割合が増え、市場が不安定になると国内債券の割合を大きくし、基準価格の下落を抑えます。

 

コストは買付手数料が2.16%、運用管理費用1.4479%(税込)、その他費用が0.1%と高額です。

 

にも関わらず人気で2019年3月末時点で3,000億円を超える純資産総額となっています。

 

ほとんど知識のない人が窓口で買っているんだと想像できます。

 

個人的には仕組みが複雑すぎてよく分からないですし、コストも高すぎるため投資するべきではないです。

 

また投資比率が全く決まっていないため、どれくらいの期待リターンやリスクがあるのか非常に分かりにくいです。

 

こちらも全くおすすめできないファンドですね。

 

JP4資産バランスファンド 安定成長コース

このファンドは株式50%(国内30%・海外20%)・債券50%(国内40%・海外10%)と王道の資産配分となっています。

 

他に安定コース(株式30%・債券70%)と成長コース(株式70%・債券30%)の合計3つのコースが用意されています。

 

年に6回の決算があり、そこで分配金が出ます。

 

未だに分配金が出るファンドが人気なんですね...

 

純資産総額は2019年4月26日時点で1,200億円弱です。

 

コストは買付手数料1.08%、運用管理費用0.62316%、信託財産保留額はなしとなっています。

 

うん...本当に普通のバランスファンドです。

 

特に特別な魅力もなく、割高なバランスファンドといったところで、全くおすすめできないです。

 

株式50%・債券50%の資産配分ならセゾン・グローバルバランスファンドに投資するべきですね。

 

安心して長期的に投資、保有ができると思います。

www.boyang-boyang.com

 

 

バランスファンドの資金流入ランキングを見て思うこと

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ランキングを見て思うのは、個人的には投資したいと思えるファンドが無いということです。

 

なぜ資金流入がここまで多いのか理解ができませんね。

 

もっといいファンドがあるのに...と思ってしまいます。

 

また上記で検証した3ファンド中2ファンドが毎月決算型、残りの1ファンドは2ヶ月に1回の決算と分配金が頻繁に出るファンドが多いのも、投資をおすすめできない理由です。

 

ただ、コストが高かったり、分配金が頻繁に出るなど、個人的な投資対象としては最低クラスですが、ファンド自体は株式や債券、REIT(不動産)など複数の資産クラスに分散投資できるので、比較的リスクも低くく、長期で見ると運用で大きな損失をだすことは少ないかもしれません。

 

個人投資家でも分散投資という考え方が広がっているのか?

 

もしくは金融庁が各金融機関への監視を強めているため、あまりにもコストとリスクの高いファンドの販売を控えているのか?

 

どちらにしても、リスクの低いファンドに投資流入が増えているのは良いことですね。

 

多くの人が投資で資産を増やすことに成功すれば、国内でも投資というものが広がっていくはずですしね。

 

ぼーやんぐのおすすめバランスファンド 

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ランキング内でおすすめできるファンドが無かったので、ぼーやんぐおすすめのファンドを紹介します。

 

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)というファンドです。

 

名前の通り8つの資産クラス(国内株式、国内債券、国内REIT、先進国株式、先進国債券、先進国REIT、新興国株式、新興国債券)に分散投資できるファンドです。

 

ランキング内のファンドと大きく違うのはコストです。

 

買付手数料、信託財産保留額はなし、信託報酬は0.1512%(税込)と全バランスファンドの中でも最低コストとなっています。

 

純資産総額はランキング内のファンドと比べて少ないですが、232億円(2019年3月末時点)はあるので、償還の心配もないです。

 

なので、バランスファンドに投資するならeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)がおすすめですね。

 

ただ、ネット証券でしか買えないので注意してください。

 

 

 

さいごに

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今回はバランスファンドへの資金流入が増えていることと、資金流入ランキングのファンドへの投資が問題ないのか検証してきました。

 

バランスファンドは1本で複数の資産クラスに投資ができ、リスクも抑えられるので初心者にも投資しやすいファンドと言えます。

 

ただ、窓口で販売されているファンドはコストが高いので注意は必要です。

 

金融機関も窓口で販売すれば、その分コストもかかるのでどうしてもコストの高いファンドを販売せざるおえません。

 

投資するならネット証券から投資することが大切ですね。

 

今日も『Boyang Journal』に来ていただきありがとうございます!

 

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