どうも、ぼーやんぐです。
Yahooニュースで『高齢者が証券会社から手数料をぼったくられる』というニュースが出ていました。
証券会社が詐欺グループのように書かれていますが、本当にそうなのかな?
今回は投資で損をすることについて考えていきます。
高齢者の投資トラブル
下記がそのニュースの内容です。
2011年、都内の74歳の女性が夫から4000万円相当の株式などを相続しました。
そこに証券会社の担当者が『財産があるなら資産運用しないと損ですよ』と投資を勧められ、総額1億4,000万円ほど投資に充てました。
損失が出ても『会社のチームが支えるから大丈夫』と外国株や新興企業の株などの短期売買を繰り返したようです。
そして気付いた時には利益もほとんど出ず、手数料で6,400万円も損をしていたようです...
(出典:Yahooニュース)
まず1億4,000万円の資産が普通にあるのに驚かされます。
そして手数料だけで6,400万円も損してる...これで資産も半分近く溶かしてます。
2011年からは比較的好調な相場だったにも関わらず、利益も出てないのは、売買を繰り返す口実のために、敢えて儲からない銘柄などに投資していた可能性もありそうですね。
こういったニュースはよく聞きますが、証券会社が全て悪いように報道されます。
そして、今まで投資をしたことのない人はさらに投資は怖いものと思い、投資との距離がもっと遠くなってしまいます...
なぜ騙されるのか?
こういったニュースが絶えないのは何故なんでしょうか?
そして証券会社が全て悪いんでしょうか?
結論から言うと酷ですが、投資した人が全て悪いと思います。
証券会社はお客さんの資金を好き勝手に投資したり出来ないので、結局言われるがままに自分で投資していたことになります。
証券会社で働いている人は投資のプロだから任せておけば大丈夫と思ってしまうんでしょうね。
でも全て『投資は自己責任』になってしまうんです。
結局、証券会社という看板は背負ってますが、1人の営業マンです。
お客さんの資産運用のことよりも、自分の売上成績の方が大事なんだと思います。
悲しい現実ですが、何を買うにしても相手側の言いなりになると、相手側の都合の良い商品を買わされるだけなので、注意しなくてはいけません。
目先の利益ばかりを追う証券会社
こういった投資に関するニュースは残念ながら投資した人が悪いと思いますが、このニュースが報道されることで、苦しむのは証券会社だと思います。
結局、1人の高齢者から数千万円の利益が出たとしても、このニュースを見て投資を始めようとしていた人が、投資は怖いからと、投資はやめようと思うかもしれません。
長い目で見たら、自分達で将来のお客さんの芽を摘んでいるようにしか見えないんですよね。
今の高齢者はお金を持っている人も多いと思いますが、多分この先は今よりも裕福な高齢者は減っていくと思います。
そうなると次のターゲットとなるのが若い人ですが、こんなニュースばかり見てたら投資する気も失せます。
せっかく、『NISA』や『iDeCo』など国が投資しやすい環境を整備しているのに、もったいないです。
証券会社も生き残りをかけて厳しいとは思いますが、長い目でいたら結局自分たちの不利益になるということを考えて欲しいですね。
投資する前に必ず勉強することが大切
先ほども書きましたが、『投資は自己責任』です。
全財産無くなろうが、誰も責任はとってくれないです。
普通の生活をしている74歳なら1億4,000万円もあれば、まず投資する必要すらないと思います。
投資しても個人向け国債で十分です。
そういったことも理解せずに投資に大金をつぎ込んでしまうことが大きな問題ですね。
投資の勉強というより、まずお金の勉強をすることが大切だと思います。
投資は急いではじめても儲かるとは限りませんし、いつでも出来るのでまずはお金の勉強をするべきです。
そして、どうしても投資が必要な場合は、さらに投資の勉強をしてからはじめるべきだと思います。
お金の勉強するなら池上彰さんの本は分かりやすくて、オススメです。
さいごに
投資信託でも手数料稼ぎのために作られたファンドが乱立しています。
そういうファンドに投資する人がいるからこそ、次々と危険なファンドが作られてしまいます。
売れなければ、ダメなファンドは減っていきますので、まずは投資家が勉強をして、そういったダメなファンドに投資しないと駄目ですね。
カモがいる限り、こういったぼったくりは無くなる事はないと思うので、自分で自分を守るためにも、投資は慎重にする事が大切です。
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