【ブル・ベア型ファンドのメリットとデメリットを検証】 

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どうも、ぼーやんぐです。

日本の株式市場に資金流入が増えているようで、日経平均も非常に堅調な動きになっています。

1月23日につけた高値24,124円も超えていきそうな勢いです。

好調な市場ということもあって人気ランキングにブル・ベア型ファンドがまた増えてきてます。

なので今回はリスクの高いブル・ベア型ファンドついて考えていこうと思います。

 

 ブル・ベア型ファンドとは?

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ブル・ベア型ファンドとは、先物やオプション取引などを利用して、基準となるベンチマークの値動きを大幅に上回る投資成果を目指すレバレッジファンドのことを言います。

レバレッジをかけることで、少額でも大きな投資効果を得ることができます。

それとは逆に反対の値動きになった場合、損失も大きくなりますので、注意は必要です。

 

ブル型ファンド

『ブル』とは『上昇相場』を意味し、雄牛が角を下から上に突き上げて攻撃する姿に由来しています。

例えば日経平均株価が上昇した場合は『ブル型ファンド』に投資することで大きなリターンを得られます。

下記はSBI日本株3.7ブルのここ1ヶ月のチャートです。

赤線が日経平均になりますので、日経平均が少し上げただけでも、大きく上昇していることがわかります。

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ベア型ファンド

『ベア』とは反対に『下落相場』を意味し、熊が爪を振り落として攻撃する姿に由来しています。

日経平均株価が下落した場合、『ベア』に投資することで大きなリターンを得られます。

通常は基準価格が上がる時しか利益を得れないですが、ベア型ファンドを使えば下落相場でも利益を狙うことができます。

下記はSBI日本株3.7ベアのここ1ヶ月のチャートです。

ブルと同じく赤線が日経平均になります。

日経平均が少し上げただけでも、大きく下落しているのがわかりますね。

f:id:bo-yang:20180926123351p:plain(出展:yahooファイナンス)

 

 

ブル・ベア型ファンドにはどんなファンドがあるのか?

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では具体的にどんなファンドが人気なのか見ていきます。

今回はSBIから出ている2つのファンドを簡単に紹介します。

SBI日本株4.3ブル

まずはSBI証券の週間販売金額ランキングで2位になっているSBI日本株4.3ブルです。

2017年12月19日に設定された比較的新しいファンドで、2020年12月4日が償還日になっている期限付きファンドです。

ファンドの特色としては、国内株式市場全体の4.3倍程度になる投資成果を目指して運用されいることです。

コストは買付手数料2.16%税込(3000万円以上の投資で1.08%)、信託報酬は0.9504%、信託財産保留額は無しと想像してた通り高めです。

純資産総額は約44億円(9月26日時点)となっています。

騰落率は1ヶ月で26.67%6ヶ月で89.01%と最近の上昇相場の影響も有り、かなりのハイパフォーマンスです。

下記は設定来のチャートです。

2~3月の調整時には高値から50%以上の下落をしています...

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(出展:SBI日本株4.3ブル マンスリーレポート)

 

SBI日本株3.7ベア

次に同ランキングで5位になっているSBI日本3.7ベアです。

2015年2月6日に設定されたファンドで、2019年2月5日が償還日になっている期限付きファンドです。

償還日まで残り半年を切っています。

ファンドの特色としては、国内株式市場全体の3.7倍程度"逆"になる投資成果を目指して運用されいることです。

コストは買付手数料2.16%税込(3000万円以上の投資で1.08%)、信託報酬は1.0044%、信託財産保留額は無しとこちらのファンドも高めです。

純資産総額は約61億円(9月26日時点)と4.3ブルよりも集まっており、暴落が来る来ると言われているので、先回りして投資している方も多そうです。

騰落率は1ヶ月で-19.93%6ヶ月で-49.73%とブル型ファンドとは逆に悲惨なパフォーマンスになっています。

下記は設定来のチャートです。

基準価格がどんどん『0』に近づいていますね... 

f:id:bo-yang:20180926161826p:plain(出展:SBI日本株3.7ベア マンスリーレポート)

 

他にも楽天日本株4.3倍ブルという純資産総額300億円以上を集めている人気ファンドもあり、レバレッジファンド自体人気のようです。

 

 

ブル・ベア型ファンドのメリットとデメリット

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メリット 

メリットはなんと言っても少額で大きなリターンを得られることです。

先ほどのSBI日本株4.3ブルは4.3倍のレバレッジがかかっていますので、100万円投資した場合、430万円を投資している時と同じ値幅で動きます。

たらればになりますが、昨年投資していたらかなり大きなリターンを得れてましたね。

 

もう1点大きなメリットはベア型ファンドは株価の下落とともに基準価格が上昇しますので、下落相場でも利益を得ることが可能になります。

個別株の空売りと同じ効果を得られることになります。

また、通常の信用取引で空売りをした場合、株価が上昇を続けると投資資金よりも大きな損失が出てしまい、最悪借金を背負うことになります。

しかしベア型ファンドは投資金額の範囲内でしか損失が出ないため、最悪の事態は避けれるというのも大きなメリットです。

 

デメリット

ブル・ベア型ファンドの大きなデメリットは、上昇と下落を繰り返す相場に非常に弱いことです。

SBI日本株4.3ブルの目論見書に分かりやすい例が出てたので紹介します。

基準値を100として株式市場が上下を繰り返し、20日後には元の100に戻ったとします。しかしファンドは69.9と約ー30となっており、大きく押し下げられることが分かります。

インデックスファンドなら損失は出なかった相場でもブル・ベア型ファンドでは大きな損失となってしまうんです。

この例では株価が±10の範囲で動いた場合ですが、その幅が大きくなればなるほど損失の幅も広がることになります。

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(出展:SBI日本株4.3ブル目論見書)

 

また、株価は上げ続けたり、下げ続けるなど、一方向に動き続けることは稀なので、長期投資には向かないと考えられます。

利益を得ることができるのは限定的な期間のみになるので、非常に難易度が高いです。

 

最後に急な取引停止や償還が発生することも注意が必要です。

値動きが大きいため、基準価格が『0』に近づいていくこともあります。

現にSBI日本株3.7ベアは基準価格1万円でスタートしましたが、9月26日時点で617円と絶望的な基準価格まで落ちています。

また、暴落時などには正常な取引ができず急に償還になるリスクも考えられます。

 

さいごに

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レバレッジのかかったファンドが金額ランキング上位10の中に4ファンドも入るという現状を考えると、短期間で資産を増やしたい方が多いということが分かりますね。

3.7倍や4.3倍になってくると、投資というよりは完全に投機です。

趣味というか無くなってもいいお金で投資する分には構わないですが、将来必要になるお金では絶対にやめた方がいいですね。

特に今は株価もだいぶ上がっていて、いつ暴落がきてもおかしくない状況です。

 

ハイリスクハイリターンの商品になりますので、初心者は手を出さない方がいいでしょう。

 

どうも、ぼーやんぐでした。

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