どうも、ぼーやんぐです。
eMAXIS Neoは未来を大きく変えるテーマに投資する新ブランドとして今年の8月に立ち上げられました。
第1弾は宇宙開発、ロボット、遺伝子工学の3つのテーマに投資できるファンドが設定されました。
第2弾としてバーチャルリアリティ、ナノテクノロジー、ドローンの新たに3つのファンドが設定されました。
今回はその中のeMAXIS Neoバーチャルリアリティの分析、投資対象としてどうか考えていこうと思います。
eMAXIS Neo バーチャルリアリティの基本情報
投資対象
eMAXIS Neoバーチャルリアリティの投資対象は、日本を含む世界各国のバーチャルリアリティ関連企業の株式です。
ベンチマークはS&P Kensho Virtual Reality Index(配当こみ、円換算ベース)という指数が採用されています。
バーチャルリアリティは略して『VR』とも呼ばれており、直訳すると『仮想現実』などと言われています。
簡単に言うと人工的に作られた空間で、実際にそこにいるような体験が出来る技術のことです。
ゲームなど映像を使ったエンターテイメントはこの先『VR』が主流となっていきそうです。
それ以外にも教育機関や医療現場、不動産での内見などにも採用されているので、今後様々な分野で活用されていくと考えられます。
↓バーチャルリアリティのイメージです。
組入銘柄は全部で21銘柄、下記が代表的な銘柄になります。
Google、Facebook、Micorsoft、Nvidiaなどの超大手ハイテク銘柄も組入れられています。
ただ、最近ハイテク銘柄の大きな下落が目立ちますので、本ファンドもこの先厳しい運用になると考えられます。
(出典:CNBC)
コスト
コストはeMAXIS Neoシリーズ第一弾の3ファンドと同じに設定されており、テーマ型ファンドとしては妥当なコストです。
eMAXIS Slimシリーズ同様、純資産総額が500億円を超えると、コストが下がるよう設定されています。
購入手数料 | なし |
信託財産保留額 | なし |
信託報酬(500億円未満の部分) | 0.7776%(税込) |
信託報酬(500億円以上の部分) | 0.756%(税込) |
運用成績
下記はベンチマークの設定来のチャートです。
設定時から2018年までは右肩上がりを続けて9月には179ドルの高値をつけましたが、そこから一気に下落しており、12月18日には130ドル付近まで落としています。
Google、Nvidia、Facebookなどの時価総額の大きなハイテク銘柄がここ3〜4ヶ月で大きく下落したことが影響していると考えられます。
ファンドのチャートを見ても新規設定から2週間足らずでマイナス10%を超えた下げ幅となっています。
純資産総額も3億円でスタートしましたが、2.6億円まで減っており、新規設定のタイミングが悪かったようです。
(出典:SBI証券)
eMAXIS Neo バーチャルリアリティは投資対象としてどうか?
VR・ARの市場規模は2017年は140億ドルでしたが、2022年には2087億ドルになると予測されています。
予測通りにいけば年率70%以上の成長になります。
株価も年率70%以上だったらウハウハですが、一部はすでに株価にも織り込まれているので、直近では急激な上昇は見込めないでしょう。
また、市場も非常に不安定です。
2020年から米国がリセッション入りすると予想しているメディアや専門家も多く、S&P500のここ3ヶ月の騰落率はマイナス11%と大幅な下落をしており、リーマンショック後からの上昇相場も終わりを迎えるかもしれません。
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ファンド自体は面白いですし、将来のお楽しみとして、投資するのも有りだと思います。
ただ、今は投資するタイミングでは無さそうです。
コストも通常のインデックスファンドよりは高めなので、長期投資に向いているファンドではないです。
株価が落ち着いてから、中・短期目線で投資するのが良いでしょう。
eMAXIS Neoバーチャルリアリティのまとめ
eMAXIS Neoシリーズの第2弾として設定されたeMAXIS Neoバーチャルリアリティの分析と投資しても大丈夫なのか考えてきました。
将来性があり、市場も急速に発展していくと予想されている分野なので、基準価格の上昇も見込める可能性はありそうです。
ただ、直近では組入銘柄のグーグルやフェイスブックの下落も起きているので、市場規模に比例して上昇していくとは考えられないです。
また、テーマ型ファンドは盛り上がっている時に新規設定されることが多いので、設定時が株価のピークということもあり得るので、注意は必要です。
コストも通常のインデックスファンドに比べると3〜4倍ほど高いので、長期投資をする場合にも負担になってきます。
個人的には新しい技術に投資するのはワクワクしますが、本気の資産運用としては適してないと思います。
もし投資するとしても上昇相場で中・短期目線でサテライトとして入るべきだと思います。
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