eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは高評価だけど本当に投資していいの?

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どうも、ぼーやんぐです。

投資のセオリーとして世界の株式や債券に分散して投資することが大切です。

その中でコア(中心)となるのが『先進国の株式』です。

先進国は時価総額では世界の約85%を占めていることからも、経済的恩恵を一番得られる資産クラスとなっています。

そうなると、資産を配分する際に一番慎重に決めたいファンドということになります。

今回はコアとなる先進国株式でおすすめのファンド『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』を紹介していきます。

ネット上でも高評価ですが、本当に問題ないのかも合わせて考えていこうと思います。

 

 

 eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの基本情報

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投資対象

投資対象は日本を除く先進国の株式になっており、ベンチマークは『MSCIコクサイ・インデックス』となっています。

MSCIコクサイ・インデックスとは日本を除く先進国22カ国で構成された株式指数で、約1300銘柄を時価総額の大きい順で組入されています。

先進国株式市場の時価総額85%をカバーしているため、1本で先進国を丸ごと買うことが出来ます。

  

下記グラフは国の組入比率です。

米国が68%とかなり大きなウェイトを占めており、米国が世界の中心というのも頷けます。

そのため、米国株式市場の影響を強く受けることになります。

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(出展:eMAXIS Slim 先進国株式 月次レポート)

 

次に組入上位10銘柄です。

先日のNYダウ急落の原因となったAPPLEが1位となっており、その他にもAMAZON.COM、FACEBOOK、ALPHABET(GOOGLE)など今まで米国株式市場を牽引してきたハイテク銘柄が上位を占めています。

しかし、ハイテク銘柄は業績の先行き不安などから大きく下げており、この先も不安定な相場が続きそうです。

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(出展:eMAXIS Slim 先進国株式 月次レポート)

  

 コスト

買付手数料、信託財産保留額はともになしのノーロードです。

信託報酬は下記の通り純資産総額の増加に応じて下がるよう設定されています。

500億円未満の部分  0.11772%(税込) 

500億円以上、1,000億円未満の部分  0.11232%(税込)

1000億円以上の部分 0.10692%(税込)

 

同じ資産クラスの最安はSBI・先進国株式インデックス・ファンド0.1155%となっています。

eMAXIS Slim 先進国株式に比べて0.022%低く設定されていますが、100万円投資した場合で年間22円の差なので、全く気にしなくてもいいレベルです。

最安を選びたい方はSBI・先進国株式インデックス・ファンドでもいいですが、純資産総額が5億円程度しか集まっておらず、償還リスクの注意が必要です。

 

運用成績

2017年2月に設定され、運用開始から約1年半が経過しています。

純資産総額は250億円を超えており、2018年10月には過去最高の33億円の流入があったことからも勢いは衰えることなく、増しているようです。

株価下落による押し目買いの影響もあったと考えられます。

 

2018年10月末時点の騰落率では設定来では13%近くありますが、10月初から急落しており、過去1年だとマイナスに転落しそうな勢いです。

気になるのはベンチマークとの乖離ですね。

ベンチマークよりも成績がいいのは嬉しいことですが、インデックスファンドとしてはどうなのかなと思います。

それだけリスクが大きくなっているということなので、下落相場ではベンチマークをアンダーパフォームする可能性がありそうです。

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(出展:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス月次レポート)

 

 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの競合商品は?

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 競合となる商品は2つあり、1つはコスト部分で紹介したSBI・先進国株式インデックス・ファンド。

もう1つが先進国インデックスファンド最大の純資産総額を誇るニッセイ外国株式インデックスファンドになります。

  eMAXIS Slim ニッセイ SBI
設定日 2017/2/27 2013/12/10 2018/1/12
ベンチマーク MSCI コクサイインデックス MSCI コクサイインデックス FTSEデベロップド・オールキャップ・I
信託報酬 0.11772% 0.11772% 0.1155%
純資産総額 254億円 1,004億円 5.5億円

まずコストの面で比べるとSBIが最安ですが、先ほども書いた通り、微々たる差なので気にする必要はないと思います。

コスト以上に純資産総額の大きさが大切になります。

最安のSBIは5.5億円しか集まっておらず、今のところ一番償還リスクが高くなっています。

インデックスファンドは長期投資をすることで、世界の経済発展の恩恵をゆっくり得ることができます。

しかし、途中で償還が起きれば乗り換えをしなくてはいけない為、課税されたりとリターンの悪化に繋がります。

コストが安くても償還されたら意味がないので、現状では償還リスクの低いeMAXIS Slimかニッセイのどちらかを選ぶべきです

 

ここでeMAXIS Slimにするか?ニッセイにするか?という問題が起きますが、正直好みの問題になってきます。

ベンチマークとコストも同じなので、リターンも大きな差が出ることは無いはずです。

より償還リスクを減らしたい場合はニッセイを選ぶべきですが、eMAXIS Slimも250億円以上集まっているので、心配は無いと考えています。

どちらも優秀なファンドだと思うので、どちらを選んでも間違えないと思います。

 

 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの問題点はあるの?

コストも安く、純資産総額もそれなりに集まっていて、資金流入の勢いもある事から、問題点は無いのかなと思われます。

強いて言うならば、米国のハイテク銘柄のウェイトが大きいことです。

セクター別でハイテク銘柄が中心となっている『インフォメーション テクノロジー』が20%近いウェイトを占めています。

また組入上位10銘柄中6銘柄がハイテク銘柄となっており、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(グーグル)がTOP10に入っています。

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(出展:MSCI)

 

近年、アップルやアマゾンなどのハイテク銘柄が株価を牽引していたこともあり、成績は非常に良かったです。

しかし、ここにきて株価が急落するなど、ハイテク銘柄の成長に陰りが見えきているという懸念が広がっています。

そのため本ファンドのリターンにも多少の影響は出てきそうです。

 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスのまとめ

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長期投資をする上でコストはリターンを大きく左右します。

そのため、インデックスファンドの場合、なるべく低コストのファンドを選ぶことが重要になります。

eMAXIS Slimシリーズは常に低コストファンドになるよう、何度も信託報酬の値下げを繰り返してきているので、競合次第ではこの先も更なる値下げも考えられます。

そのためコストが低いファンドが出ても、乗り換える必要がないので、安心して長期間投資することが出来ます。(値下げの公約はしておらず、必ず追随するわけではないので、注意は必要です。)

もちろん短期的にみたら、問題点でも指摘したハイテク銘柄の影響を受け、基準価格が大きく下落することも考えられます。

しかし、10年20年保有していれば、マイナスになる可能性は世界が破滅的な不景気にならない限り低いんではないでしょうか。 

ニッセイ外国株式インデックスファンドとかなり迷いますが、ぼーやんぐはeMAXIS Slim 先進国株式に投資しています。

多くの方がコアとなる資産クラスですので、安定した運用を期待したいですね。

 

もしリバランスをやりたくなかったり、1本のファンドだけで運用したい場合はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がおすすめです。

 

どうも、ぼーやんぐでした。

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