【eMAXIS Slim新興国株式インデックスを分析】 ニッセイ・SBIと徹底比較!

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どうも、ぼーやんぐです。

 

新興国株式は2018年から不調ですね。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスに投資しているぼーやんぐもがっつり含み損を抱えています。

 

米中貿易摩擦の影響もあり、アセットアロケーションに新興国を組み入れている方も含み損を抱えている方も多いと思います。

  

本記事では新興国に投資するeMAXIS Slim 新興国株式インデックスの分析と競合との比較、また新興国への投資は必要なのかを書いていこうと思います。

 

 

 eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの基本情報

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投資対象

投資対象は新興国の株式となっており、ベンチマークはMSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指しています。

 

MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)とは新興国24カ国1100以上の銘柄を時価総額比率で組入された指数です。

 

新興国株式市場の時価総額約85%をカバーしており、1つのファンドで新興国のほとんどの銘柄に分散投資をすることが出来ます。

 

 

下記は国別の組入比率です。

 

1位のケイマン諸島はタックスヘブンとして有名な国です。

 

テンセントやアリババなど、中国を代表する企業が国内の規制や課税などを回避するため、ケイマン諸島で上場しているので組入比率でも1位となっています。

 

ケイマン諸島=中国と考えれるので、24.5%が中国が占めていることになります。

 

韓国、台湾、インドと続いており、アジアの占める割合が大きくなっています。

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(出典:eMAXIS Slim 新興国株式インデックス月次レポート)

 

次に組入上位の銘柄と業種です。

 

銘柄別で見ると新興国でもテンセントサムスンなどのハイテク銘柄が上位を占めていますが、業種では新興国らしく銀行業が大きな割合となっています。

 

また、上位10銘柄のうち9銘柄がアジアが占めていることからも、新興国の中でもアジアの経済発展が急速に進んでいることが分かります。

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(出典:eMAXIS Slim 新興国株式インデックス月次レポート)

 

コスト

コストはeMAXIS Slimシリーズ安定の低コストとなっており、純資産総額に応じて、信託報酬が低くなるよう設定されています。

買付手数料 なし
信託財産保留額 なし
信託報酬 500億円未満の部分 0.20412%(税込)
信託報酬 500-1000億円の部分 0.19872%(税込)
信託報酬 1000億円以上の部分 0.19332%(税込)

 

間違えやすいですが、500億年を超えると全ての部分の信託報酬が下がると思われますが、500億円までの部分は0.20412%と変わらず、そこを超えた部分だけが0.19872%となります。

 

ちなみに実質コストは0.3886%(税込)となっています。

 

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運用成績

eMAXIS Slim新興国株式は2017年7月31日に運用が開始されました。

 

純資産総額では徐々に流入金額も増えており、2019年2月1日時点では127億円まで積み上がっています。

 

毎月6億円以上の流入があり、今後も安定した運用が見込めそうです。

 

騰落率では2018年2月のVIXショック直前に最高値をつけてから下落を続けており、過去1年では-17.2%と悲惨な状況となっています。(2018年12月末時点)

【関連記事】トルコリラ暴落。eMAXIS Slim 新興国株式は今が買い時か検証

 

ベンチマークよりも好成績なのは、配当込みの成果になっているためです。

長期で投資をしていると、この配当の効果が大きくなるので、ベンチマークを大きくアウトパフォームすることが出来ます。

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(出典:eMAXIS Slim 新興国株式インデックス月次レポート)

 

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの競合商品は?

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eMAXIS Slim新興国株式には2つの競合商品があります。

 

1つは新興国株式の資産クラスで信託報酬が最安となっているSBI・新興国株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)

【関連記事】SBI・新興国株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)の分析と運用開始から1年経過したので成績の確認

 

もう1つがコストもベンチマークが同じニッセイ新興国株式インデックスファンドです。

  eMAXIS Slim ニッセイ SBI
設定日 2017/7/31 2017/10/13 2017/12/6
ベンチマーク MSCIエマージング・マーケット・インデックス MSCIエマージング・マーケット・インデックス FTSE・エマージング・インデックス
信託報酬 0.20412% 0.20412% 0.1948%
純資産総額 127億円 8.3億円 12.7億円

コスト面で比べると、SBIが一番低いコストとなっていますが、0.00932%の差なので、気にするほどではないです。

 

ベンチマークではeMAXIS Slimニッセイは同じMSCIですが、SBIFTSE・エマージング・インデックスを採用しています。

 

大きく異なるのはFTSE・エマージング・インデックスは韓国が組入れされていないとうことです。(FTSEでは韓国は先進国扱いになっています。)

 

MSCIでは韓国が14%入っているので、韓国の成績次第で大きく運用成果も変わってきますので、韓国に期待するならeMAXIS Slimニッセイ、韓国に期待出来ない場合はSBIとなります。

  

注意が必要なのは先進国と新興国の両方に韓国が入らないよう、ベンチマークの組入比率を確認して組合わせることが大切です。

 

ただ、純資産総額を見るとeMAXIS Slim以外は10億円前後とあまり資金が集まっておらず、償還リスクも伴います。

 

新興国に投資するならeMAXIS Slim 新興国株式インデックスで決まりでしょう。

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新興国への投資は必要なのか?

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新興国は将来の成長は期待されているものの、経済や政治などまだ不安定なことが多いです。

 

国の成長が株価の上昇と一致するとも限りません。

 

下記の上海総合の過去10年のチャートを見ても分かりますが、2015年に最高値をつけてから一気に下落し今では約半値となっています。

 

経済的には成長しているものの、2009年の株価と変わりません。

 

日本でもバブル時につけた高値を、30年近く経った今でも更新出来ていませんよね。

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(出典:Yahooファイナンス)

 

ただ、確実なことはこの先も中国やインドなどの新興国は経済成長を続けるということです。

 

そして経済の中心地になっていきます。

 

以前の記事で書いた『2050年の世界予測』を見るとよりイメージしやすいと思います。

 

なので、新興国への投資はサテライトとして組入れするべきです。

 

 

先進国をコアとして時価総額比率程度(10%強)、多くてもGDP比率程度(30%)に抑えて組入れするのが良いでしょう。

 

 

 

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスのまとめ

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以前に比べて新興国のコストはだいぶ安くなっており、投資しやすい環境になっています。

 

新興国は将来の成長も期待されていることから、ポートフォリオには組み入れたい資産クラスです。

 

ただ、経済、政治的にもまだまだ不安定で将来何が起こるか分かりません。

 

過度な期待をせずにポートフォリオの一部として組み入れすることをおすすめします。

 

つみたてNISAiDeCo(SBI証券)にも対応しており、税制面でも優遇されますので、20年後のお楽しみとして積立を続けたいですね。

  

新興国株式に投資する場合はeMAXIS Slim新興国株式インデックスで間違えないと思います。

 

コアとなる先進国に投資する場合はeMAXIS Slim 先進国株式インデックスがおすすめです。 

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