どうも、ぼーやんぐです。
大和投信が運用するiFree NYダウ・インデックスが設定から3年が経過しました。
今回は3年間の運用成績はどうだったのか?確認していきます。
iFree NYダウ・インデックスに投資している方や、投資を検討している方の参考になれば嬉しいです。
iFree NYダウ・インデックスはどんなファンドなの?
iFree NYダウ・インデックスは2016年9月8日に設定されたインデックスファンドです。
投資対象は米国株式100%です。
ベンチマークは米国を代表する株式指数『ダウ工業30種平均株価(NYダウ)(円ベース)』となっています。
マクドナルドやコカ・カーラ、アップルなどの米国を代表する30銘柄で構成されています。
iFree NYダウ・インデックスの2019年7月末時点での上位組入10銘柄は下記の通りです。
旅客機の製造などで有名な『ボーイング』が9.1%と大きな一番大きな比率となっています。
信託報酬は0.225%(税抜)となっており、NYダウをベンチマークとするファンドの中では『たわらノーロードNYダウ』と並んで最低コストとなっています。
低コストですが、つみたてNISAは対象外のため、投資するなら通常NISAか特定口座ということになります。
NYダウをベンチマークとしたファンドはたわらノーロード、三井住友TAM、三菱UFJのeMAXISシリーズ(Slimではなく通常シリーズ)などからも設定されています。
コストや純資産総額の大きさからも考えるとiFree NYダウ・インデックスが良いでしょう。
iFree NYダウ・インデックス3年間の運用成績は?(2019年9月6日時点)
ではiFree NYダウ・インデックスの3年間の運用成績を確認していきます。
iFree NYダウ・インデックスの純資産総額と資金流出入
純資産総額は123億7,100万円となっています。
3年間の運用としては多くないですが100億円を超えていますので、途中償還の心配もひとまずはクリアしたことになります。
競合にeMAXIS Slimシリーズや楽天×バンガードシリーズがある中での運用と思えば、かなり健闘している方でしょう。
資金流出入は不安定ではありますが、2.5億円~5億円程度の流入月が多く、少しづつ純資産総額は増えていくと予想されます。
(出典:SBI証券)
iFree NYダウ・インデックスの騰落率
NYダウは新高値を更新し続けていたため、騰落率では3年間で+60.80%と非常に好成績です。
新規設定時に一括で100万円を投資していたら160万円にまで増えていたことになります。
過去1年では米中貿易摩擦の影響で、不安定な相場になっており、何とかプラスを維持している状況です。
2018年は1年を通してマイナスリターンとなっていますので、2019年はプラスで終わりたいとこです。
期間 | 騰落率 |
1ヶ月 | +5.51% |
3ヶ月 | +3.88% |
6ヶ月 | +0.22% |
1年 | +0.86% |
3年 | +60.80% |
2019年8月末時点でのベンチマークとの比較です。
ベンチマークに配当が含まれないため、騰落率の比較は参考程度にしかならないですが、大きくベンチマークを上回っています。
設定来では+8.3%も高く、長期投資になるほど配当の力が大きくなることが分かります。
分配金を自動で再投資するファンドは効率的な運用ができるので、長期投資で運用を考えている方は分配金の出ないファンドを選ぶべきですね。
設定来のチャート
NYダウ指数は2019年7月にも新高値を塗り替えましたが、ファンド自体は2018年10月3日が最高値となっています。
米国では9月、10月にも利下げが予想されており、過去の事例では短期的に株価が上昇しやすい状況です。
ファンド自体も高値を目指していくでしょう。
ただ、2020年〜2021年にはリセッションが起きるとも予想されており、投資家としては再び辛い時期がやってくるかもしれません。
でも、下落時も積み立てを止めず、今まで通り積み立てを継続していけば、再び景気拡大時期にきた時に一気に資産を増やすことができるでしょう。
さいごに
今回はiFree NYダウ・インデックスが運用開始から3年経過しましたので、運用成績を確認してきました。
リーマンショック後、10年を超える上昇相場が続いたので、iFree NYダウ・インデックスの設定来の運用成績もよかったです。
ただ、米中貿易摩擦や米国の景気後退懸念など先行きは不安定です。
場合によっては大きな暴落があるかもしれません。
しかし、株価を正確に予測することは難しく、タイミングを見計らっての投資は上手くいく可能性は低いです。
NYダウは100年後には100万ドルに達するとウォーレン・バフェットも言っています。
目先の株価は気にせず淡々と積立を継続していくことが、投資を成功させる確実な方法でしょう。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!
関連記事