グローバル3倍3分法ファンド 2019年の騰落率は30%越え!2020年はどうなるのか?

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どうも、ぼーやんぐです。
2019年はレバレッジ型バランスファンドが注目された年でした。

その中でも最初に設定されたグローバル3倍3分法ファンドは特に人気が集まっていますね。

今回はグローバル3倍3分法ファンドの2019年の運用成績の確認と2020年はどうなっていくのか考えていこうと思います。 

ファンドの詳細は下記を参考にしてください。

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グローバル3倍3分法ファンド 2019年の運用成績を確認

グローバル3倍3分法ファンドは2018年10月4日に設定されたレバレッジ型のバランスファンドになります。

3倍のレバレッジがかかっており、債券200%、株式60%、REIT(不動産)40%という比率となります。

レバレッジ型でも債券比率が大きいため、リスクを抑えた運用が望めると期待され、非常に人気なファンドとなっています。

では2019年のグローバル3倍3分法ファンドの運用成績を確認していきます。

 

まず純資産総額は下記の通りになっています。

  • グローバル3倍3分法ファンド( 1年決算型)  3,600億円
  • グローバル3倍3分法ファンド(隔月分配型)  1,947億円

2つのコースを合わせると5,500億円を超えています。

しかも2019年の初めには両コースともに3億円以下の純資産総額しか無かったため、1年間で急激に資金の流入が起きたことになります。

たった1年で大人気のひふみプラスの純資産総額とほぼ同じになったことになります。

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次に騰落率を見ていきます。

  • グローバル3倍3分法ファンド( 1年決算型)  31.80%
  • グローバル3倍3分法ファンド(隔月分配型)  26.50%

1年決算型は30%の大台を超えています。

2019年は珍しく債券、株式、REIT(不動産)の3資産クラスともに好調だったことが大きな 要因となっています。

また、米国を代表する株式指数『S&P500』の1年の騰落率は29.2%でしたので、1年決算型はS&P500をアウトパフォームしたことになります。

 

2019年に大幅な資金流入があったのは運用成績が非常に好調だったからと考えられますね。

この勢いで純資産総額が増えていけば、2020年には2コース合わせて1兆円越えも現実となりそうです。

 

 

2020年のグローバル3倍3分法ファンドはどうなるのか?

2019年は債券、株式、REIT(不動産)ともに非常に好調だったため、30%を超える騰落率を記録することができました。

しかし、2020年は2019年の様に30%を超える運用成績を上げるのは難しいでしょう。

 

一番の理由は債券と株式が一緒に大幅に上昇することは稀だからです。

通常、株価と債券価格は逆相関となっており、『債券価格が上昇すれば株価は下落し、債券価格が下落すると株価は上昇する』関係にあるからです。

そのため、2020年も債券、株式、不動産(REIT)の3資産クラスともに大幅に上昇する可能性は低いと考えられます。

 

また、グローバル3倍3分法ファンドの300%のうち200%は先進国債券が占めています。

先進国債券の年率期待リターンは3〜4%前後です。

JPモルガンの予想では今後1%台になるとも予想されています。

そのため30%を超える騰落率は『たまたま』であって、毎年高いリターンをあげることは難しいでしょう。

 

米国がリセッション入りする可能性が減退しているものの、米中貿易摩擦や新たに中東リスクも出てきています。

そのため、今までの運用成績が良いからと、一気に大金を投じると高値掴みになる可能性があります。

もし投資する場合は時間も分散しながら投資していくのが良いでしょう。

資産を増やすことよりも、市場に留まることを第一優先に考えることが大切です。

 

さいごに

今回はグローバル3倍3分法ファンドの2019年の運用成績と2020年の予想について書いてきました。

本ファンドは少ない資金で効率的に運用ができ、なおかつ債券比率が高いためリスクも抑えられるという魅力的なファンドです。

しかも2019年の騰落率が30%超えを記録しており、異常なほどの資金流入が起きています。

バブルと言っても良いかもしれません。

長期的にコツコツと積立投資をするのは良いかもしれませんが、短期間で利ざやを稼ごうと思うと失敗する可能性も高いので、あまりおすすめできませんね。

 

また、レバレッジ型ファンドのため信託報酬もインデックスファンドに比べて割高の0.44%(税抜)となっています。

資金が少ない場合は仕方ないですが、多くの資金がある場合は、わざわざ高いコストを出して投資するよりも、自身でインデックスファンドを組み合わせたほうが良いでしょう。

eMAXIS SlimシリーズからREITファンドも設定されましたので、全て低コストのeMAXIS Slimシリーズで組み合すことも可能です。

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今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!

 

 

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