iFree S&P500インデックス運用開始から2年が経過。運用成績はどうだったのか?

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どうも、ぼーやんぐです。 

S&P500を投資対象とした低コストのインデックスファンドを最初に出したiFree S&P500インデックスが2018年8月末で運用開始から2年が経過しました。

2年の運用成績はどうだったのか確認していきます。

 

 

iFree S&P500インデックスってどんなファンドなの?

低コストのインデックスファンドで初めて米国株式を投資対象としたファンドがiFree S&P500インデックスです。

今では多くの米国株式に投資できるインデックスファンドはありますが、設定された2017年8月末にはまだ低コストで米国株式に投資できるインデックスファンドはありませんでしたね。

 

信託報酬は0.225% (税抜)と低くく、設定当初の資金流入の勢いは良かったです。

しかし、2017年9月29日に楽天・全米株式インデックス・ファンドが設定され、米国バンガードVTIに投資できるということで、投資家の目は楽天VTIに行ってしまいました。

 

設定当初に比べ資金流入はだいぶ減っていますが、現時点でも少しづつは純資産総額も増えています。

ただ、米国株式に投資できるファンドも増えてきていますし、コスト競争にも参加しないので、今後どうなっていくのかは心配なファンドですね。

 

 

iFree S&P500インデックス運用開始から2年の成績は?

2017年8月31日に設定されたiFree S&P500インデックスは2019年8月末で運用開始から2年が経過しました。

iFree S&P500インデックスの純資産総額

2019年8月末時点での純資産総額は78.71億円となっています。

設定当初は資金流入の勢いも良かったですが、徐々に減ってきており、2019年に入ってからは流出越えの月も出てきています。

f:id:bo-yang:20190902112857p:plain(出典:SBI証券)

 

iFree S&P500インデックスの騰落率

各期間の騰落率を確認すると不安定な相場だということが分かりますね。

それでも設定来では17.63%と好調だったと言えますね。

期間 騰落率
1ヶ月 -5.20%
3ヶ月 2.47%
6ヶ月 1.35%
1年 -2.95%
設定来 17.63%

 

下記は2019年7月末時点のベンチマークとの比較です。

ベンチーマークは配当が含まれないため参考程度になりますが、しっかりと配当分は上振れしています。f:id:bo-yang:20190902114253p:plain(出典:iFree S&P500インデックス月次レポート)

 

チャートを確認しても、米中貿易摩擦などの影響から上昇と下落を繰り返しています。

2018年10月頭が最高値になっています。

2019年は比較的好調でしたが、8月に入ってから米中貿易摩擦の悪化や円安の影響もあり、軟調となっています。

f:id:bo-yang:20190902113803p:plain(出典:大和投資信託)

 

iFree S&P500インデックスは今後の運用が厳しくなる

運用開始から2年が経過しましたが、今後非常に厳しいファンド運用が強いられると思います。

現時点でも競合の下記2ファンドへの資金流入が集中しています。

しかも2019年9月26日にはSBIとバンガードが組んだ新ブランドからVOOを投資対象としたファンドが国内投信最低コストで設定されます。

【関連記事】SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドが9月26日に新規設定! 

iFree S&P500インデックスはコストを下げるなどの対策を取らなければ、今後資金流入の減少は愚か、資金流出が続く可能性もあります。

そうなれば途中償還などの心配も出てきます。

信託報酬が0.1%以上も違えば、乗り換えもしたくなりますよね。

iFree S&P500インデックスに既に投資中の方は、積立をやめてeMAXIS Slim米国株式(S&P500) もしくはSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドに積立の変更を検討しても良さそうです。

 

 

さいごに 

今回はiFree S&P500インデックスが運用開始から2年経過したので、成績の確認と今後投資対象としてどうかを書いてきました。

ファンド自体は決して悪いわけではないですが、競合が強すぎますね。

特に今は米国株式ブームのため、各運用会社も力を入れています。

今後、iFree S&P500インデックスはコストを下げるのか?

もしくはこのまま静観するのか?

対策を講じるかは分かりませんが、このままの状態では投資するメリットはあまり無いでしょう。

現時点でS&P500を投資対象としたファンドに投資する場合はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)  に投資するべきですね。

 

今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!

 

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