楽天・全米株式インデックス(VTI)よりiFree S&P500インデックスにするべき?

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どうも、ぼーやんぐです。

相変わらず米国株式は好調をキープしています。

そのおかげか米国株式のみに投資できるファンドが少しづつ増えてきており、以前までは割安なコストで人気だったiFree S&P500も、影が薄くなってきています。

今回は米国株式に投資する際、コストだけで選んでいいのか?

人気の楽天・全米株式インデックスとiFree S&P500を比較していこうと思います。

 

 

 iFree S&P500インデックスの基本情報 

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投資対象は米国株式100%となっており、ベンチマークは米国株式の代表的なNYダウに次いで有名なS&P 500となっています。

 S&P 500は米国投資情報会社であるスタンダード・アンド・プアーズ社がNASDAQ、ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所に上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出している株価指数です。

米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。

有名な投資家のウォーレン・バフェットが推奨する指数としても有名ですね。

  

コストは買付手数料、信託財産保留額ともになしです。

信託報酬は年率0.243%(税込)となっています。 

S&P500に連動しているファンドでは最安のコストになります。

下記はその他のファンドです。差が大きいので投資信託でS&P500に投資する場合はiFree S&P500インデックスに決まりですね。

※eMAXIS Slim米国株式が2018年7月3日に新規設定されたため、コストの最安はeMAXIS Slim米国株式になります。(0.1728%(税込))

 

次に成績をみていきます。

2017年8月31日に新規設定され、運用開始してから1年以上が経過しています。

純資産は少しづつ増えてきていて約43億円(2018年11月20日の時点で62億円)の規模になっています。

ここ1年の騰落率は6.22%となっています。

組入上位にも入っているアップルやアマゾンなどのハイテク銘柄が軒並み下落しているのが、今後の不安材料です。

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 (出展:SBI証券)

  

楽天・全米株式インデックスの基本情報 

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米国バンガード社VTIというETFが投資対象となっています。

ベンチマークはCRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)となっています。

CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)とは米国株式市場に上場する大・中・小型株式、約4000銘柄から構成される株価指です。

投資可能な米国株式の約100%をカバーしていますので、丸ごと米国に投資できるファンドになります。

NYダウやS&P500は大型、中型株式しか含みませんが、本指数は小型株式を含み、分散性が高い点が特徴です。

【関連記事】バンガード社の人気ETF『バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)』の分析。VTI、楽天VTIそれぞれのメリットは?

 

コストは買付手数料、信託財産保留額なしです。

信託報酬は年率0.1696%(税込)と割安になっています。

 

2017年9月29日に新規設定とiFreeS&P500インデックスとほぼ近い時期の運用がスタートしています。

純資産は順調に増えてきていて約105億円(2018年11月20日の時点で約270億円)の規模になっており、iFreeS&P500インデックスの4倍以上あります。

 

ここ1年の騰落率は5.58%です。

こちらもハイテク銘柄下落の影響はありますが、組入銘柄が多いため、S&P500に比べれば下落の幅は小さくなります。

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 (出展:SBI証券)

 

ファンド詳細は下記を参考にしてください。 

www.boyang-boyang.com

 

 

楽天・全米株式インデックスとiFree S&P500の比較

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トータルリターン

iFreeS&P500インデックス  7.98%(設定来)

楽天・全米株式インデックス 2.77%(設定来)

 

下の表はモーニングスターのサイトで作成した比較チャートです。

ほぼ全期間iFree S&P500インデックスが上回っています。

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楽天全米株式インデックスの方が信託報酬が約0.7%安いですが、設定来のトータルリターンは約5%iFree S&P500インデックスが高いです。

 

S&P500の懸念材料としては下記の主要ハイテク5銘柄が占める割合が大きい事です。

アップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、アルファベット(グーグル)、フェイスブックの5銘柄です。

上記の 5銘柄で全体の約14%になります。先日のフェイスブックの不正があったように何か大きな問題が発生するとS&P500もダメージが大きいので、注意は必要です。

でもこの5社の製品やサービスは世界になくてはならないものだと思うので、当分は問題ないと考えてます。

 

さいごに

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ぼーやんぐはつみたてNISAのメインで楽天全米株式インデックスに投資しているので、この結果を見て後悔してます。

この先どうなるか分からないですが、S&P500のインデックスファンドと両軸で積立をしていこうと考えています。

 

ウォーレン・バフェットの下記の言葉通り、S&P500に投資してたら間違えないのかもしれません。

『資産の90%はS&P500、残りは政府短期国債に投資せよ』 

 

S&P500に投資する場合、現状ではeMAXIS Slim米国株式(S&P 500)が最適なファンドとなっています。

 

今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!

 

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