どうも、ぼーやんぐです。
昨今、高配当株投資が人気ですね。
ぼーやんぐも3銘柄ほど個別株を保有していますが、定期的に配当金が受け取れるのは、嬉しいです。
そんな配当金ですが、実はインデックス投資でも貰えているんですよね。
現金で受け取ることはできないですが、しっかりと基準価格には反映されています。
今回はインデックス投資で配当金を受け取るメリットを書いていこうと思います。
配当金とは?
配当金とは『会社が得た利益の一部を、株主に支払うお金』のことです。
株主とは企業が多くの資金が必要な際に発行した株式を買ってくれる人や企業のことを言います。
事業がうまくいった際に、株式を買ってくれた見返りとして利益の一部を還元するのが配当金です。
日本企業の場合、配当金を出すのは年に1回もしくは2回の決算時期となっています。
TOPIXの平均配当利回りは2.5%ほどになっています。
最近は高配当銘柄が増えてきており、例えば『JT』は6.5%、『日産自動車』は8.45%など魅力的な利回りとなっています。(2019年10月1日時点)
ただ配当利回りが高いのは株価が下落しているために起きている場合も多いです。
現に上記のJTと日産は下落トレンドとなっています。
しかも株価の下落は業績悪化のサインとも考えられます。
そのため、配当利回りが高いから良い銘柄とは言えないんですよね。
高配当株投資とは?
高配当株投資とは『配当利回りの高い銘柄を中心に投資をして、平均以上の配当金を受け取る投資方法』のことを言います。
受け取った配当金でさらに高配当銘柄の株式を購入し、雪だるま式に資産を増やしていくことが可能になります。
例えば、配当利回り6.5%の『JT』の株式を100万円分保有している場合、年間6万5,000円の配当金を受け取ることができます。(受け取る際に約20%の課税がされるため、実際に受け取れるのは約5万2,000円ほどです。)
そして、その受け取った配当金でさらに株式を買い増していけば、資産はどんどん拡大していきます。
マイナス金利時代のため銀行に100万円預けていても1年間で100円ほどの利息にしかならないので、高配当株は非常に魅力的に見えますね。
ただ、大きなデメリットがあります。
それは、いくら高配当でも株価が下落を続ければ、大きな損失を出してしまうことになります。
『JT』の株価も2015年には5,000円弱まで上昇していましたが、今では最高値の半額以下まで下落しています。
しかも2016年から3年間も下落トレンドが続いているため、投資をするのは非常にリスクが高い状態と言えます。
(出典:YAHOOファイナンス)
高配当株投資は定期的なインカムゲインが受け取れるため、年金の足しにしたり、セミリタイアをした際の収入源にすることができます。
とはいえ、高配当を実施している企業はある程度成熟しきった企業のため、株価下落のリスクがあります。
高配当というだけで投資をするのは危険なので、しっかりと企業分析などをしてから投資することが必須です。
インデックス投資でも配当金が貰える
配当金は個別株に投資しないと貰えないと思っている方も多いようですが、実はインデックスファンドに投資をしていても配当金は貰えます。
しかも、TOPIXに連動したファンドに投資をしていれば、TOPIXに組み入れられている約2,000銘柄のうち、配当金を出していている全銘柄から配当金を貰うことができます。
ただ、直接投資家が配当金を受け取ることはできず、自動的にファンドが再投資する仕組みとなっています。
そのため、配当金を受け取っていることが分かりにくいんですよね。
下記は三井住友TAM SMT TOPIXインデックス・オープンというファンドのチャートです。
青い線はベンチマークで配当を含んでいません。
赤い線は基準価格で配当込みとなっています。
そのため、基準価格は徐々にベンチマークを突き放しています。
(出典:三井住友TAM SMT TOPIXインデックス・オープン目論見書)
騰落率を見ても明らかです。
設定来では23.30%もの差ができています。
(出典:三井住友TAM SMT TOPIXインデックス・オープン目論見書)
この様にインデックスファンドでもしっかりと配当金の恩恵を受け取ることができます。
ただし、現金では受け取れないので、現金化する場合はファンドの売却が必要になります。
インデックスファンドで配当金を受け取るメリット
インデックスファンドで配当金を受け取るのはどんなメリットがあるのか?
1.多くの企業から配当金を受け取れる
インデックスファンドは数百から数千の銘柄がされています。
先述した通り、組入銘柄の中で配当金を出している全銘柄から配当金を受け取ることができます。
しかもネット証券を使えば最低投資金額100円から投資することができます。
100円を投資するだけで、何百、何千銘柄から配当金を貰えるなんて、凄いですよね!
それに対して個別株の場合、基本的に最低100株の購入が必要なため、資金は最低でも数万円、株価の高い銘柄だと数百万円が必要になります。
多くの資金を持っている方なら良いですが、普通のサラリーマンが複数の銘柄に分散投資するのはかなりハードルが高いです。
しかも投資する銘柄が少ないほど、リスクは高くなります。
そのため、インデックスファンドを利用すれば、少ない資金でリスクも分散しながら配当金の恩恵が得れるという大きなメリットがあります。
2.課税が後回しにされる
個別株から受け取る配当金には約20%の税金がかかります。
1万円の配当金が出ても実際に受け取れる金額は約8,000円です。
しかも、受け取るたび毎回20%引かれます。
そのため再投資するにしても、20%引かれた配当金で行うので、効率的とは言えません。
しかし、インデックスファンドの場合、ファンド内で自動的に再投資されるため、配当金に対して課税されることがありません。
正しく言うと、ファンド売却時に配当金分が課税されるため、課税を後回しにしていることになります。
単純にいうと1万円の配当金が出た場合、個別株の場合は税金で20%引かれるため、再投資できる金額は8,000円になります。
しかし、インデックスファンドはファンド内で自動再投資されるため、1万円全てが再投資に回すことができるんです。
そのため、個別株よりもインデックスファンドの方が、効率的に再投資をして運用することが可能になります。
3.少ない資金でも再投資ができる
インデックスファンドに投資していると、たった100円分を保有していたとしても、自動で再投資をしてくれます。
配当金がどれだけ少なくても、再投資をしてくれるので、少額でも効率が良いですし、複利の力を利用することもできます。
しかし個別株の場合はそうはいきません。
例えば、株価20万円の銘柄を100株保有し、1年間の配当金が1万円だったとします。
20万円の銘柄を再投資するには、19万円も不足しており、新たに資金を捻出しないと再投資ができません。
なので、ある程度の資金がないと配当金だけで再投資をすることが出来ないんですよね。
最初から多くの資金に投資できる場合は個別株を選択するのも有りですが、資金が少ない方はインデックス投資の方が効率よく運用ができます。
さいごに
今回は配当金について書いてきました。
高配当株投資は魅力的ですが、多くの資金が必要だったり、リスクが高いなど初心者向けとは言えません。
でも配当金を貰うことを諦めなくても大丈夫です。
100円から投資ができる、インデックス投資でも、ちゃんと配当金は貰えます。
しかも、課税されずに自動で再投資されるなどメリットも多いです。
配当金目当てに投資したいが、資金が不足していたり企業分析ができない方はインデックス投資からはじめることをおすすめします。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!
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