どうも、ぼーやんぐです。
インデックス投資は安全な投資方法と思われがちです。
でも、暴落すれば大損します!
今回は暴落した時にどうしたら良いのか書いていこうと思います。
暴落が不安の人の参考になれば嬉しいです!
インデックス投資でも大損します!!
インデックス投資は安心・安全な投資方法ではありません。
暴落が起きれば資産が半分以下になることもありますし、投資している国が成長しなければ、20年30年投資を継続しても資産は増えない可能性もあります。
米国では何度も暴落が起きている
世界経済の中心となる米国では何度も大きな暴落が起きています。
- 1929年 世界恐慌 最大下落率 -83%
- 1973年 オイルショック 最大下落率 -43%
- 1987年 ブラックマンデー 最大下落率 -30%
- 2000年 ITバブル崩壊 最大下落率 -45%
- 2008年 リーマンショック 最大下落率 -50%
【関連記事】米国株式が下落しても投資を続けるべきか?
では実際にどれだけ下落したのか確認していきます。
2008年に起きたリーマンショックは100年に1度の暴落と言われ、世界的にも大きな影響を与えました。
日本も多くの会社が倒産したり、リストラが多発するなど悲惨な状況でしたね。
下記は米国の株式指数S&P500のリーマンショック前後のチャートです。
2007年10月に$1,576の高値をつけてから下落をはじめ、2009年2月には$734と1年半かけて半値以下まで下落しました。
もしS&P500に連動してるファンドに投資してたら100万円が50万円以下に...1,000万円なら500万円以下に...耐えられますか?
(出典:Yahoo Finance)
米国の暴落は世界に影響する
今は世界が密接に繋がっているため、世界経済の要の米国が転ければ世界中も転げ落ちます。
リーマンショック時の日経平均株価でも2007年8月に18,282円の高値をつけてから下落を始め、2009年3月には7,021円と60%以上下げています。
震源地の米国よりも下落幅が大きいです。
『米国がくしゃみをすると日本は風邪をひく』よく言われますが、本当にその通りになっていますね。
もし日経平均株価に連動しているファンドに投資していたら100万円が40万円以下に...1,000万円なら400万円に...チャートを見るだけでも恐ろしいです。
(出典:Yahoo Finance)
このようにインデックス(指数)に投資していたとしても暴落の影響は凄まじく、投資を続けていくのも、覚悟や勇気が必要です。
途中で投げ売りして、損失を出してしまった人も多いと思います。
インデックス投資で大損した時は見なかった事にしよう!
投資を続けていると必ず暴落に遭遇します。
10年に1度の頻度で起きているため、投資を続けている限り、この先も何度か巻き込まれるでしょう。
しかしその度に投げ打ってたら、全く儲からないどころか、損失ばかりが拡大していきます。
では暴落が起きた時にどんな対応をすれば良いのか?
『株価や証券会社のページを見なければいいんです。』
とっても簡単です。何にも難しいテクニックも必要ありません。
証券会社で含み損の額を見ると、これ以上資産を減らしたくないという思考になり、投げ打ってしまいたくなります。
しかし、暴落後に売れば大きな損失を出すだけです。
続けていればいずれは株価も回復し、損失も解消されます。
では本当に放置しているだけで良いのか?
S&P500の指数をさらに期間を伸ばしてみると、暴落なんて無かったかのような上昇を見せています。
底値から5年後の2014年2月には1,859ドルまで上昇しています。
(出典:Yahoo Finance)
日経平均株価も上昇までに時間はかかりましたが、2012年ころ上昇を始め、2015年5月には2万円台にまで回復しました。
(出典:Yahoo Finance)
暴落が起きると回復までに数年間はかかりますが、過去の実績からも株価は必ず上昇していきます。
ただただ嵐が過ぎ去るのをじっと待っていればいいんです。
また絶対にやってはいけないのは、途中で積立をストップすることです。
株価が下がっている時に買えば平均取得単価も下げれますし、株価が回復してこれば早めにプラ転します。
株価が上昇しようが、暴落しようが淡々と積立ることが何よりも大切です。
世界に分散投資しておいた方が安全
暴落が起きても世界経済の成長が止まらない限り、株価が上昇していくと考えられます。
集中投資はリスクが高い
しかし1つの国や地域に集中投資すると、そうは行きません。
例が日本です。
バブル真っ只中の1989年12月につけた最高値38,957円を30年間も更新出来てません。
2013年頃からアベノミクス効果で株価が上昇し、一時期24,000円までは回復していますが、最高値更新にはまだほど遠いです。
(出典:Yahoo Finance)
1つの国や地域に集中投資し、その国や地域が長期間停滞すれば、20年30年と投資を続けてもほとんどリターンを得れない可能性がありますし、TOPIXに至っては30年間運用してマイナスリターンとなっています。
それを避けるにはインデックス投資のセオリー通り、世界に分散投資することです。
世界に分散投資すれば大丈夫
下記はMSCIが算出する『ACWI INDEX』という株式指数の30年間のチャートです。
『ACWI INDEX』は先進国と新興国を合わせた47カ国、約2700銘柄、世界の時価総額の約85%をカバーする指数です。
30年の間に日本のバブル崩壊や、米国のITバブル崩壊、リーマンショックショックなど大小様々な暴落が世界で起きましたが、右肩上がりを続けています。
(出典:MSCI)
1つの国や地域に集中投資すれば、衰退のリスクが高いです。
しかし世界に分散投資をしておけば、1国が衰退しようと影響は小さいですし、世界経済が発展を続けていく限りは右肩上がりで上昇していくでしょう。
こういった事実を知っていれば、暴落が起きても焦って売ることも無くなりますし、むしろ安く買えてラッキーと思えますね。
なので、直近のリターンに惑わされず世界に分散投資しておくことが、長く安心してインデックス投資を続けれるコツです。
世界に分散投資できるファンド
世界に分散投資するには国内・先進国・新興国の3つの資産クラスに投資する必要があります。
しかし、投資比率に迷ったり、投資を続けていくとリバランスも必要になってきます。
投資比率を考えたり、リバランスも不要な1本で世界中の株式に投資できるファンドを紹介します。
1.eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
先ほど紹介した『ACWI INDEX』に連動する成果を目指すファンドです。
信託報酬も0.15336%(税込)と低いため、長期間の運用にも適しています。
まだ、運用期間が短いので純資産総額が少ないのは気になるところですが、20年30年と続けられるファンドなのかなと思います。
2.楽天・全世界株式インデックス
米国のバンガード社のETF『VT』に投資できる人気ファンドです。
分散性が高く、世界中の約8,000銘柄をカバーしており、世界を丸ごと買うことができます。
純資産総額も200億円を超えており、現状が途中償還の心配もなく長期間安心して運用できるファンドです。
さいごに
今回は暴落が起きた時の対処方について書いてきました。
インデックス投資は難しい知識も不要ですし、投資に時間もかからず初心者にとっては始めやすい投資手法です。
しかし、暴落が起きると一転、数年間は含み損の状態が続き、精神的にも辛くなります。
そんな時は投資していることを忘れて、ただただ嵐が過ぎるのを待っていれば大丈夫です!
他のことに没頭するのが1番ですね。
インデックス投資は始めるのは簡単ですけど20年30年続けるのはめちゃくちゃ難しいと思います。
でも長く続ければ続けるほど複利の力で資産も大きくできるので、途中で投げ売りせず続けていきましょう。
『お金は寝かせて増やしなさい』に著者の水瀬ケンイチさんの15年にわたるインデックス投資記録が綴られており、長期間続けられる参考になると思いますので、ぜひ読んで見てください!
暴落が起きて精神的にも辛くなった時に、この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!
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