どうも、ぼーやんぐです。
今回は2回に分けてインデックス投資をはじめる前に知っておくべき事を記事にしました。
第一弾はインデックス投資の超基本編です。
ぼーやんぐが分かりにくかった事や、不安だった事を交えて書いてますので、これから始められる方や初心者の方の参考になると嬉しいです。
第二弾はインデックスファンドの失敗しない選び方についてです。
- インデックス投資とは何か?
- 指数ってどんなものがあるの?
- でも市場全体をどうやって買うの?
- 投資信託には手数料が必要
- インデックス投資のメリットって何?
- 税金がかからない制度が充実している
- なぜ市場よりも良い成績を目指しているアクティブ投資よりもインデックス投資を選ぶのか?
- まとめ
- 関連記事
インデックス投資とは何か?
インデックス投資とは、市場全体もしくは特定のグループの値動きに連動した運用をする方法です。
例えば日本株式の場合、日経平均株価やTOPIXなどの指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法になります。
簡単に言うと日経平均株価が5%値上がりしたら、自分の資産も5%増える様に投資をする方法です。
指数と同じ動きをするファンドのことをインデックスファンドと呼びます。
インデックス投資とは別にアクティブ投資という方法もあります。
市場全体の動きよりも、いい成績を目指して運用することです。
インデックスは市場全体に対して、アクティブ投資は運用責任者の基準や理念によって選ばれた銘柄のみに投資をします。
こういったファンドをアクティブファンドと呼びます。
指数ってどんなものがあるの?
数え切れないほどの指数がありますので、今回は代表的なものを紹介します。
日経平均株価
東証1部の上場企業の中から日本経済新聞社が選んだ225社の株式価格を平均した指数。
東証株価指数(TOPIX)
東証1部に上場する国内株式全銘柄を対象とした指数。
ダウ平均(ダウ工業株30種)
米国の経済を代表する30銘柄で構成された指数。
アップル、ボーイング、ゴールドマンサックス等
S&P500
米国の証券取引所に上場されている代表的な500銘柄で構成された指数。
MSCIコクサイ・インデックス
日本を除く先進国22ヶ国で構成された株式指数。
約1,300銘柄が組入れされており、先進国の株式市場の85%をカバーしています。
MSCIコクサイ・インデックスの詳細は下記を参考にしてください。
日経平均やダウ平均など1つの国だけをカバーした指数から、MSCIコクサイ・インデックスのように複数の国にまたがったものなど様々な種類があります。
でも市場全体をどうやって買うの?
膨大な資金のある人じゃないと、市場全体の株や債券に投資する事は不可能です。
そこで私たちが市場全体に投資すること事を可能にしてくれるのが投資信託のインデックスファンドです。
投資信託とは複数の投資家から集めたお金をもとに、資産運用の専門家が株や債券などに投資する商品のことです。
運用成果によって各投資家の投資額に応じて成果が分配される仕組みになっています。
簡単にいうと投資・資産運用を専門家にお任せするということです。
投資信託には手数料が必要
投資信託は資産運用の専門家にお任せする代わりに、手数料が必要になります。
手数料は主に下記の3つです。
1.購入時手数料
投資信託を購入するときにかかる手数料です。
同じファンドでも購入する金融機関によって変わる場合があります。
インターネット証券会社は安く、店舗型金融機関の対面販売は高い傾向にありますので、インターネット証券会社で投資をすることをおすすめします。
インデックスファンドは無料の場合が多いです。
2.運用管理費用(信託報酬)
保有している間、管理手数料としてかかるコストのことで、投資信託全てのファンドにかかるコストです。
アクティブファンドは年率1%以上かかることが多いですが、インデックスファンドは0.2~0.4%前後が多く、非常に割安になってきています。
信託報酬は毎日の基準価格の変動の中に含まれていますので、後から請求がきたり、別払いする必要はないので、安心してください。
3.信託財産留保額
売却(解約)するときにかかる手数料です。
こちらもインデックスファンドは無料の場合が多いです。
この3つの手数料は運用成績に大きく関係してきますので、なるべく安い手数料のファンドを選ぶことが大切になってきます。
インデックス投資のメリットって何?
1.少額の資金で幅広い銘柄に分散投資できる
投資は多額の資金が必要だと思いがちですが、実は今は100円から投資ができます。
しかも商品によっては100円で世界中の株式に分散投資することが可能です。
例えば先ほど指数のところで紹介したMSCIコクサイ・インデックスに連動したファンドに投資した場合、たった100円で1,300銘柄に投資ができてしまいます。
2.アクティブファンドに比べてコストが安い
インデックスファンドはアクティブファンドのように個別銘柄やマーケットを分析する手間がかからないため、コストを安く抑えることができます。
商品によってはインデックスファンドの10倍、20倍のコストがかかるアクティブファンドもあります。
3.手間がかからない
インデックス投資は投資するファンドさえ決めれば、あとはほとんど何もする必要がありません。
個別株のように銘柄の分析も不要ですし、投資信託は1日に1回しか基準価格が変動しないため、頻繁に値動きを確認する必要もないので、投資に時間を費やす必要がありません。
4.専門的な知識がいらない
投資をはじめるにあたり、何冊も本を読んだり、たくさんの知識が必要と思っている方が多いです。
しかしインデックス投資では最低限の知識があれば運用ができてしまいます。
基本的には世界に分散した株式ファンドに投資して、ただひたすら保有と積立を繰り返すだけなので、初心者にも比較的簡単にはじめることができます。
最低限の知識を得るために1冊くらいは本を読んだ方が良いでしょう。
個人的にオススメな本は長年インデックス投資を続けられている水瀬ケンイチさんの『お金を寝かせて増やしなさい』です。
税金がかからない制度が充実している
株式投資で利益が出るとその利益に対して約20%の税金がかかります。
100万円の利益が出た場合は20万円が税金として持って行かれてしまいます...
しかし、現在長期投資を推奨する動きが出ており、税制面でメリットのある2つの制度があります。
つみたてNISA
2018年から始まった制度で、2037年までの期限付きとはなっていますが、年間40万円、最大800万円まで非課税で投資することができます。
期限が決まっているため、1年でも早く始めることで非課税の額が大きくなります。
またつみたてNISAでは投資できるファンドが厳選されており、2019年5月9日の時点で160本(インデックスファンド142本、アクティブファンド18本)が対象となっています。
この中から選べば大きな失敗はないと言えるファンドが揃っています。
詳細は下記を確認してください。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
簡単にいうと個人が任意で加入する年金制度で、国内に住んでいる20歳~60歳の人なら誰でも加入できます。
最大の特徴は自身で掛金や運用商品を選択することができるので、リスクのコントロールを自身で設定できます。
またiDeCoに加入すると3つの税制面の優遇があります。
- 掛金が全額所得控除
- 運用益・分配金が非課税
- 受取時も一定額まで非課税
収入や掛金にもよりますが、長期で続ければ所得控除だけでも100万円以上の節税になる場合もあります。
デメリットとしては一度拠出した掛金は60歳まで引き出すことができませんので、無くなっても困らない金額で行うことが大切です。
なぜ市場よりも良い成績を目指しているアクティブ投資よりもインデックス投資を選ぶのか?
インデックスファンドの方がアクティブファンドよりも勝率が高い
下の図はアクティブファンドが市場平均に勝てなかった割合です。
驚くことに多くのアクティブファンドはインデックスファンドに負けているんです。
もちろん高いパフォーマンスを上げているファンドもありますが、1つのファンドが長期にわたってインデックスファンドに勝ち続けることは非常に難しいです。
コストの差はリターンに大きな影響を及ぼす
アクティブファンドが勝てない最大の理由はコストが割高のためです。
信託報酬は保有している間、毎日かかりますので、長期投資の運用には大きな影響が出てしまいます。
下の図はコストの違うインデックスファンドとアクティブファンドで100万円を10年間、同じ利回りで運用した場合です。
信託報酬が0.9%違うだけで、10年後の利益の差が11.3万円にもなります。
もし投資額が1,000万円だったら113万円もの差になります。
結果を見ると両方ともに同じ運用成績を残しているにも関わらずインデックスファンドの方が10%以上多くの利益を得ています。
たかが0.9%のコストの差ですが、10年、20年と運用すると影響はどんどん大きくなっていきます。
投資信託で長期投資をする場合はコストの低さが非常に重要になってきます。
まとめ
本記事はインデックス投資の基本について書いてきました。
インデックス投資というものがなんとなく分かって頂けましたか?
短時間で一気に資産を増やすことは出来ない投資方法なので、長期で少しづつ資産を増やしたい方に向いている投資方法です。
銘柄の分析や相場を見なくてもいいので、サラリーマンや仕事が忙しい方など、あまり時間をかけずに投資を始めたい方に向いています。
100円と少額から投資が出来ますので、投資資金を捻出するのが難しいと思っている方でも無理なく投資できる金額です。
将来に向けて、少しでも資産を増やしたいと思うならぜひ始めてください。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!
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