どうも、ぼーやんぐです。
日本人は貯金が大好きですよね。
多分小さい時から『貯金をしろ』と大人から散々言われてきた影響も大きいと思います。
ただ、今は銀行にお金を預けても全く利息がつかない状態です。
インフレが起きれば銀行に預けているお金の価値は下がってしまいます。
投資をすればインフレでの目減りも防げますし、さらにお金を増やすこともできます。
今回は銀行にお金を預けるよりも、投資した方が良い理由を書いていこうと思います。
銀行にお金を預けることはリスクが高い!?
貯金は一見資産が減ることもないですし、一番安全な資産だと思いますよね。
でも本当は現貯金で保有することはリスクが高いんです。
日本人は貯金が大好き
日本の個人金融資産は約1,800兆円もあります。
そのうち現貯金が占める比率は約52%、約935兆円と半分以上を占めています。
これは世界的に見ても非常に偏った比率です。
下記は日本、米国、英国の家計金融資産の割合です。
日本の現貯金比率が非常に大きいことがわかりますよね。
米国は3分の1以下の14.1%しかありません。
日本人はお金に対して非常に保守的で、現貯金以外への金融資産に対して懐疑的だということが分かります。
(出典:金融庁)
現貯金はインフレによって資産が目減りする
現貯金は安全な資産と思われがちですが、そうでもありません。
実は銀行にお金を預けておくで資産価値はどんどん目減りしていくかもしれません。
『えーなんで!!??』って思いますよね。
現貯金の一番の敵は『インフレ』です。
インフレとは簡単に言うと物価が上昇することです。
長年デフレ(物価が下落すること)が続いたため、物価が上昇するという感覚がない人も多いと思います。
しかし、政府は物価上昇率2%(年率)を目指しており、近年物価の上昇が目立ってきています。
2018年には1.0%上昇していますし、2019年に入ってからも前年同月比を上回った上昇率となっています。
単純にいうと2018年だけで100万円で買えた物が101万円に値上がりしたことになります。
なので、銀行に100万円預けてあったとしたら、実質的な価値が99万円に減ったようなものです。
現に都内では不動産の価格が大きく上昇しており、3,000万円で買ったマンションが4,000万円で売れたみたいな話も出てきていますしね。
お金の価値が下がり、物の価値が上昇しているとも言えます。
(出典:総務省統計局)
下記は平成の物価上昇率です。
1999年をピークに2013年頃までは下落傾向でしたが、アベノミクス政策が始まり、経済が上向いてからは一気に物価が上昇をはじめてます。
今後もこの傾向が続けばより現貯金の価値は目減りしていくため、資産を現貯金で保有することはリスクが高いと言えます。
インフレとは反対に、デフレになれば、現貯金で保有する方が資産価値は上昇すると言えます。
インフレによる資産の減少を防ぐには株式投資が最適
インフレから現貯金の価値を守るには投資をするしかありません。
昨今、様々な投資方法がありますが、インフレに強いのは株式投資です。
先述した通りインフレは『現金』の価値が下がり、『物』の価値が上昇していることになります。
そのため、『現金』よりも『物』で保有することで、インフレによる資産の減少を防ぐことができます。
株式に投資するということは、投資した会社(物)を保有するということになります。
そしてインフレで物価が上昇すれば、企業の売り上げは増えますよね。
企業の売り上げが増えれば、株価が上昇したり、配当金が増えるので、資産の価値は大きくなっていきます。
インフレで物価が上昇しても相殺、もしくはそれ以上に資産の価値を大きくすることができるんです。
また、インフレが起きると、販売している商品の値段が上がるだけでなく、原材料や運送コスト、人件費など全ての値段が上がります。
そのためインフレが起きているときは、小売業に限らず多くの企業に分散して投資することでリスクを抑えながら、インフレ対策を行うことができます。
インフレ対策で投資するならインデックス投資
資産の目減りを抑えたい、でも投資するのは怖いし、なるべく損をしたくないという方にはインデックス投資が良いでしょう。
1つのファンドに投資すれば数百~数千の企業に投資することができます。
しかも100円から投資ができるので、投資に慣れる前では少額で運用することもできます。
インデックス投資は外国の株式を簡単に買うことができる
そしてインデックス投資の大きなメリットは、投資信託を使えば外国の株式にも簡単に投資することができます。
通常、外国の株式を買う場合、為替や税金の問題があり初心者だと結構大変です。
投資信託を使えば国内の株式を買うのと同じで、煩わしい手間もかからず、初心者にも簡単に投資することができます。
日本はインフレにはなってきていますが、人口減少・超高齢化など将来の成長が疑問視されており、日本の株式に投資しても十分な効果が期待できません。
世界全体で見ると人口は増え続けていますし、米国のように長期間に渡って株価が上昇を続けている国もあります。
外国株に投資すれば日本にいながら、成長国の恩恵を簡単に受けることができます。
なので、国内株式だけでなく世界の国にも分散して投資することが、リスクも分散できますし、長期で投資すれば損をする可能性も抑えられます。
世界に分散投資するならeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
1つのファンドを買うだけで、簡単に世界中の株式に投資できる方法があります。
三菱UFJ国際投信が運用するeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)というファンドに投資するだけで、世界中の株式を買うことができます。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は先進国23カ国、新興国23カ国の全46カ国の株式、約2,500銘柄が組み入れられたファンドです。
100円投資するだけでも2,500社に投資することができるんです。
めちゃくちゃ便利ですよね。
また、世界中の株式に投資すれば年率5%前後のリターンが期待できます。
毎年ではなく、長期間投資した場合の平均ですけどね。
もし毎月3万円を投資して5%で運用できた場合、20年後には元本720万円に対して、1,222万円と500万円以上も増えることが期待できます。
2%のインフレが現実となっても十分元が取れますね。
(出典:新生銀行)
↓ここ大切です!
ただし、途中にはリーマンショックのような大暴落が起き、投資している元本が半分以下になってしまったり、長年元本を割り続けることも十分にありえます。
また、世界の経済成長が鈍化すれば年率5%で運用できない可能性もありますし、最悪は20年間投資を続けても元本を割る可能性も『ゼロ』ではありません。
投資を始める場合は、それだけは覚悟しておくべきですね。
さいごに
今回はインフレと投資について書いてきました。
経済成長が続けば確実にインフレは起きます。
現にサラリーマンの平均年収は30年前と比べれば、1.5倍ほどに増えています。
現金の価値は減り続けているんですよね。
また、30年前の1980年の日経平均株価は約7,100円でしたが、今では2万円を超えており、3倍近くまで増えたことになります。
なので長期的に考えると株式を保有することで、資産の目減りも防げますし、投資に成功すればお金持ちになれる可能性もあるということですね。
リスクはあるが、インフレ対策をするのか?
インフレによる資産の減少をただただ黙って見ているだけなのか?
あとは自分次第ですね。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!
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