長期住宅ローンを組む3つのリスク。良い家よりも返済が楽な家を買うべき。

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どうも、ぼーやんぐです。 

持ち家 VS 賃貸』問題ありますよね。

結局答えは人それぞれですし、どちらが正解ということもないです。

ただ、『持ち家』を買うには大金がいります。

でも現金一括で買える方は稀で、多額のローンを組んで長期的に返済していく方が多いと思います。

でも長期返済にはリスクがあります。

今回は住宅ローンに潜むリスクについて書いていこうと思います。

ぼーやんぐも戸建ての購入を検討しているので、自分が不安に思っていることも交えていこうと思います。

 

 

持ち家 VS 賃貸 それぞれのメリットとは?

まず持ち家と賃貸のそれぞれのメリットとデメリットをまとめます。

持ち家のメリット 

  • 自分の好みや環境に合わせて間取りを変更したり、内装などを変更できる。
  • 大きな音を出したり、子どもが飛び跳ねても気にならない。
  • 住宅ローンを払い終えれば、月々の住宅費がかからなくなる。(固定資産税やリフォーム代は必要) 
  • 世帯主に万が一のことがあっても、団体信用生命保険に加入していれば住宅ローンの支払いがなくなる。

持ち家のデメリット

  • 多額の住宅購入資金が必要。
  • 転職などで簡単に引っ越しが出来なかったり、転勤になれば単身赴任になる可能性もある。
  • ライフスタイルの変化や家族構成に合わせて家を替えることが出来ない。
  • 修繕費やリフォーム費用がかかる。
  • 近所とのトラブルがあっても簡単に引っ越しできない。

 

賃貸のメリット

  • 家族構成や仕事など自分の環境に合わせて、いつでも引越しができる。
  • 収入が減っても家賃の低い家に引越すことができる。
  • 住宅ローンがないと気分的に楽。
  • 修繕費用がかからない。

賃貸のデメリット

  • 間取りや内装を替えることができない。
  • 壁が薄くて隣の家の物音などが聞こえる
  • 一生家賃がかかる。

 

持ち家と賃貸にはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらが良いのかは人それぞれです。

子どもができて、仕事も落ち着いてこれば持ち家という選択肢が大きくなると思います。

子どもが走ったり、飛び跳ねるようになると隣や下に住んでいる人に気を使いますしね。

 

賃貸だと一生家賃を払い続ける必要があります。

老後も働いて収入があれば問題ないですが、年金暮らしで家賃を払いながら生活をするのは家計的に厳しくなる可能性もあります。

 

20代の若い時に家を買うのはやめた方がいいと思いますが、子どもが出来て、仕事も定まっている方なら持ち家にするメリットは大きいと思います。

生活環境のグレードアップをしたければ持ち家、自由度の高い生活をしたければ賃貸とうことになります。

 

 

長期住宅ローンを組むリスク

持ち家、賃貸にはそれぞれメリット・デメリットがあることは分かりました。

でも、やっぱり持ち家って良いですよね。

実際に友人・知人など誰に聞いても持ち家の方が賃貸に比べて生活しやすく、子どもも喜んでいるから絶対に持ち家の方が良いと勧めてきます。

ただ、長期住宅ローンを組むには3つのリスクがあります。

1.今の収入が将来も続くとは限らない

家を買う際、購入金額の基準になるのが今の年収です。

住宅ローンの恐ろしいのは年収の7倍程度の金額まで借りることができます。(※勤続年数などにもよります)

年収500万円の人なら3,500万円の家を買うことができるということです。

 

3,500万円を35年ローン(金利0.5%、頭金・ボーナス払いなし)で組んだ場合、毎月9.1万円の返済になります。

年収500万円の場合、手取り収入は400万円くらいなので月33万円程度の収入です。

33万円で9.1万円の返済なら、子どもがいても返済が不可能な額ではないですね。

 

ただ今後この年収を維持していくことが本当にできるのかは分かりません。

2040年には今の職業の80%くらいが消滅するとも言われており、今の会社、職種で働き続けることは困難かもしれません。 

今の収入が続くと思い限度額いっぱいまで借りるのではなく、年収の3~5倍程度までに抑えて、ある程度の余裕を持たせておくことが大切です。

 

2.金利が上昇する可能性がある

マイナス金利時代のため、住宅ローンはかなりの低金利で借りることができます。

下記は住信SBIネット銀行の2019年8月1日時点での変動金利と固定金利の利率です。

変動金利タイプでは0.5%を切っており、本当にローンの組みやすい環境になっています。

f:id:bo-yang:20190816053637p:plain(出典:住信SBIネット銀行)

 

ただ、金利が安いからと安易に変動金利タイプでローンを組むのは非常に危険です。

例えば3,500万円を0.457%の金利でローンを組んだ場合、毎月の返済額は90,191円です。

返済総額にすると約3,788万円です。

もし金利が上昇して固定金利と同じ1.24%にまで上場した場合、毎月の返済額は102,762円と毎月の返済が1万円以上も増えます。

そして返済総額は4,317万円と500万円以上も増えることになります。

 

過去の金利の推移を見てみると、平成7年くらいから低金利が続いていいます。

ただ、バブル時には8%を超える金利となっており、今後日本の景気が良くなれば金利は上昇するかもしれません。

変動金利を選ぶ場合は、金利が上昇しても返済できるよう、月々の返済額に余裕を持たせておくことが大切ですね。

個人的には住宅の値段を安くして、固定金利で確実な返済をする方が精神的に良い気はします。

f:id:bo-yang:20190816060004j:plain(出典:suumo)

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3.夫婦生活が続くとは限らない

これは考えたくないことですが、夫婦生活が一生続くとは限りません。

今3組に1組が離婚すると言われています。

ローンを組んでせっかく家を買っても、離婚してしまい家族と住めなくなったら意味ないですよね...

 

先日、家を建てて数年しか経っていない知り合いが離婚し、元妻は子どもと出ていき、1人で戸建ての大きな家に住んでます。

ローンが完済できる金額で売れれば良かったんですが、現時点では売却してもローンの返済が残るため、売却は諦め1人で住んでいるようです。

地方だと買った値段よりも値上がりすることは稀ですし、新築の場合住んだ時点で20%も価値が下落するので、希望する値段で売却するのは非常に難しいです。

 

こうなると何のために家を買ったのか分からないですし、今後1人でローンの返済をしていかなければなりません。

こればっかりは人の気持ち次第なのでどうすることも出来ませんが、そうならないようお互いを大切にしないとダメですね。

また、高額なローンを組みすぎて生活が圧迫されると余計に夫婦生活も上手くいかなくなるので、余裕を持った返済のできる家を買って、美味しいものを食べたり、旅行に行ったり良好な関係を維持することが大切です。

 

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 さいごに

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今回は住宅ローンを組むリスクについて書いてきました。

マイホームを持つのは多くの人にとって夢だと思います。

ただ、身の丈にあった家を買わないと、返済で苦しむことになります。

特に長期間でローンを組む場合、20年、30年先なんて自分がどうなっているかなんて想像も出来ないです。

なので、余裕を持った返済プランで住宅ローンを組むべきですね。

新築で設備も良くオシャレな家に住んでも住宅ローンの返済に悩まされていたら全然幸せじゃないです。

良い家に住むことよりも、家族と楽しい生活が送れることを一番の目的として家の購入をしたいですね。

今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!

 

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