還暦4人に1人が100万円以下の貯蓄...金融庁レポートの2,000万円とは程遠い結果に。

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どうも、ぼーやんぐです。 

YAHOOニュースで衝撃的なニュースが出ていました。

PGF生命による還暦を迎えた人の貯蓄額の調査結果によると、4人に1人が100万円以下の貯蓄額しかないということです。

本記事では調査結果に詳細について書いていこうと思います。

【関連記事】年金収入だけでは毎月5万円も不足する。老後に向けてできる4つのこと。

 

 

還暦4人に1人が100万円以下の貯蓄額

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PGF生命は今年還暦を迎える方男女2,000人に、『現時点でいくら貯蓄があるか?』というアンケートを実施しました。

平均額は2,956万円と金融庁が必要としている2,000万円よりも、約1,000万も多い結果となりました。

また2018年は2,725万円でしたので、昨年に比べて200万円以上も増えたことになります。

 

しかし、この平均額は一部の人が大きく押し上げているだけで、67%の人が2,000万円以下の貯蓄額しか持っていないことが分かりました。

そして、驚くことに24.7%と4人に1人が貯蓄額100万円以下という結果となっています。

5,000万円以上の人が15%もいることから、日本でも格差が広がってきていることが分かりますね。

特にここ数年は株価や不動産価格が大きく上昇したことから、投資をしている人や不動産を所持している人の資産が大きく増えたことも格差の広がった原因の1つと考えられます。

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(出典:YAHOO ニュース)

 

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もらえる年金の価値は年々減少していく

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今回の貯蓄額調査からわかることは、老後に向けて資金の準備をしている人が意外と少ないということです。

年金があれば生活していけると思っている人が多いようです。

 

ただ、将来もらえる年金はどんどん減少していき、年金だけでは生活ができなくなる可能性もあります。

2019年は4年ぶりに年金支給額が0.1%上昇しました。

国民年金の場合で毎月67円だけなので、微々たるものですが...

【関連記事】【2019年度の年金支給額0.1%増、しかし物価上昇で実質は目減り】インフレ対策が必要!

 

しかし2018年度のインフレ率は1%となっており、年金の価値は実質0.9%減ったことになります。

不景気が続いたのでインフレで物価が上昇することを考えられない人も多いと思います。

しかし、日銀は毎年2%の物価上昇率を目指しています。

もしインフレ率2%が10年続いた場合、100円のものが120円と今より20%値上がりすることになります。

 

年金も同じように上昇していけば良いですが、超高齢化社会に突入し、人口もどんどん減少していくことから逆に減っていくでしょう。

実際に2014年~2043年にかけて年金を20%減額すると国の方針で決まっています。

 

年金のだけをあてにし、貯蓄がほとんどない人は苦しい老後生活が待っているかもしれません。

 

老後資金は早めに準備をはじめれば、難しいことはない

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若いときは老後のことなんて考えられず、貯金をする人も少ないでしょう。

ただ、早い段階から準備をはじめれば、大変なことはありません。

 

例えば30歳から老後の貯金をはじめたとします。

65歳まで毎月5,000円を貯金するだけでも35年間で210万円も貯まります。

1万円なら420万円にもなります。

長い期間を使って貯めれば、毎月の貯金額が少額でも将来まとまった資産になります。

老後に向けて貯金をしたい方は1日でも早くはじめることをおすすめします。

 

しかし、貯金はインフレに非常に弱いです。

 

先述した通り2%のインフレが続いた場合、せっかく貯めたお金も物価上昇に伴い、どんどん価値が減っていきます。

そこで、多くの方に取り入れて欲しいのが株式投資です。

株式は基本的に物価の上昇に合わせて株価も上昇していくので、インフレによる資産の目減りを防ぐことができます。

 

ただ、個別企業の株式を買うには何十万円とまとまった資金が必要ですし、リスクも大きいです。

そこで、投資信託を利用することで、少額からリスクの抑えた株式投資をすることができます。

例えばeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)という商品に投資した場合、下記のメリットがあります。

  • 100円から投資ができる。
  • 世界中の株式役2,500銘柄に分散投資ができる。
  • 年率5%の利回りを期待できる。
  • つみたてNISAを使えば非課税で投資できる。

100円から投資ができるので初心者でも簡単に株式投資をはじめることができます。

 

では先ほどと同じ条件で積立投資した場合どうなるのか。

毎月5,000円を35年間積立投資した場合、元本210万円に対して556万円にまで増えることになり、貯金の2倍以上となります。

これなら2%のインフレが起きても、自分の資産を目減りすることもありません。

そして効率よく老後資産を貯めることができます。

f:id:bo-yang:20190617064003p:plain(出典:新生銀行)

 

投資信託に興味を持った方は下記に詳細を書いていますので、ぜひ読んでみてください。

 

さいごに

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本記事では還暦を迎える人の貯蓄状況について書いてきました。

想像以上に貯蓄をしていない人が多いんだなというのが正直な感想ですね。

今、還暦を迎える方はギリギリ終身雇用が守られていた時代というのも関係しているのかもしれません。

退職金と年金で十分暮らしていけるのかな?

 

しかしこれからは年金支給額が減り、受け取れる年齢も上昇していく可能性が高いので、自身で老後資金を準備しておかないと貧しい老後が待っていそうです。

若い時から少しづつでも準備をはじめることが大切です。

 

また貯金はインフレに非常に弱く、せっかく貯めたお金も価値がどんどん目減りしていくでしょう。

株式投資を取り入れることで、インフレによる価値の目減り防ぐことができるので、ぜひ取り入れてみてください。

今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!

 

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