どうも、ぼーやんぐです。
いきなりですが、ナノテクノロジーって知っていますか?
言葉は聞いたことあるけど、よく分からないですよね...
今回はそんなよく分からないナノテクノロジーというテーマに投資するファンド、eMAXIS Neoナノテクノロジーについて調べていこうと思います。
12月3日に新規設定されていますので、初動も確認していきます。
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eMAXIS Neo ナノテクノロジーの基本情報
投資対象は日本を含む世界各国のナノテクノロジー関連企業の株式です。
ベンチマークはS&P Kensho Nanotechnology Index(配当こみ、円換算ベース)という指数が採用されています。
まずナノテクノロジーとはどんなモノなのか?確認していきます。
ナノテクノロジーとはナノメートル(10億分の1メートル)のサイズの物質(原子)を加工したり、制御する技術のことを言います。
肉眼では全く見えない、めちゃくちゃ小さい世界です。
簡単に言うと原子レベルの物質に加工をほどこすことで、様々な素材に今までにない機能を追加したり、小型化したりすることが出来るということです。(多分)
世の中が一変しそうな素晴らしい技術ですが、問題もあるようです。
大量破壊兵器などの武器にも応用出来たり、超小型カメラを作る事が可能になれば、誰かに監視されてしまう可能性も出てきます。
また、人間の健康にも害を与える可能性もあるという研究結果も発表されているので、法律レベルでの規制が必要になりそうです。
下記がナノテクノロジーが応用可能な分野や商品です。
(出展:環境展望台)
なんとなくナノテクノロジーが理解出来たところで、ファンド情報に戻ります。
組入銘柄は全17銘柄で下記が主な銘柄です。
文房具でよく見る『3M』以外は、あまり知られていない銘柄ばかりですね。
(出典:CNBC)
コスト
コストはeMAXIS Neo第一弾の3ファンドと同じコストになっています。
本ファンドも純資産総額が500億円を超えると、少しだけコストが下がるよう設定されています。
テーマ型ファンドにしてはまだ割安なのかなと思います。
購入手数料 | なし |
信託財産保留額 | なし |
信託報酬(500億円未満の部分) | 0.7776%(税込) |
信託報酬(500億円以上の部分) | 0.756%(税込) |
運用成績
ファンドはまだ新規設定されてから3週間ほどですので、ベンチマークのチャートで過去の成績を確認します。
2013年7月からのチャートです。
今年の9月には最高値173ドルまで上がりましたが、そこからはNYダウと同じく下落傾向にあります。
そして12月20日時点では146ドルと15%以上下げています。
市場全体が下げているので、仕方ないですね。
12月3日に設定されてばかりですが、本ファンドのチャートも見ていきます。
基準価格は設定3週間ほどで-15%と散々な滑り出しです。
純資産総額も3億円からスタートしましたが、21日の段階で2.58億円まで減っています...
新規設定のタイミングが悪すぎましたね。
この相場で新規ファンドに投資する人は少なそうです。
(出典:SBI証券)
eMAXIS Neo ナノテクノロジーは投資対象としてどうか?
ナノテクノロジーはまだまだ研究段階で世界各国が国家プロジェクトして動いており、投資額も今後増えていくと予想されます。
国内の市場規模としては2020年に13兆円、2030年には26兆円を超えると予想もされており、研究が進み様々な分野にナノテクノロジーが使用されていくと劇的に生活が変わるのかもしれません
それに伴ってナノテクノロジー関連銘柄の株価も上昇していくと思われますので、リスクは高くなると思いますが、ポートフォリオの一部に組入れても面白そうです。
ただ、12月後半に入ってからは、毎日の様に大幅に株価が下落しています。
2019年の景気後退を意識され始めているので、長期に渡って下落相場が続く可能性も有ります。
成長分野だとしても市場全体が落ち込んでいたら、株価の上昇も見込めないので、暫くは様子を見た方が良いと思います。
タイミングを見て投資するのは難しいですが、今は入る時では無さそうです。
もし投資したい場合は市場が落ち着いてきたら少額から投資するべきですね。
【関連記事】【少額から投資をはじめる3つのメリット】 失っても困らないお金で投資することが大切
さいごに
ファンドを調べているだけでもワクワクしてくる分野ですね。
とは言ってもテーマ型ファンドはリスクが高く、最悪大きな損失を出してしまう可能性もあります
ぼーやんぐとしては楽天のポイント投資とか、ちょっとした臨時収入が入った時に未来のお楽しみとして投資するのが良いのかなと思います。
老後の資金や子どもの学費を工面するための本気の資産運用では避けた方がいいですね。
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