どうも、ぼーやんぐです。
2月15日にりそなのSmart-i国内債券インデックスが信託報酬の値下げを発表し、国内債券ファンドで最安コストになる予定でした。
しかし、またしてもeMAXIS Slim国内債券インデックスが値下げを発表し、Smart-i国内債券インデックスが単独で最安ファンドになる夢は叶いませんでした。
早速詳細確認していきます。
Smart-iとeMAXIS Slimが国内債券インデックスの信託報酬を値下げ
2月15日にSmart-i国内債券インデックスが信託報酬の値下げを発表しました。
それに対抗してeMAXIS Slim国内債券インデックスも2月26日に値下げを発表しています。
信託報酬は下記の通りに値下げされます。
変更前(税抜き) | 変更後(税抜き) | ||
Smart-i国内債券 | 0.140% | → | 0.120% |
eMAXIS Slim国内債券 | 0.139% | → | 0.120% |
eMAXIS Slimはシリーズ定番の純資産総額に応じて、信託報酬が下がるシステムを採用しており、500億円~1,000億円の部分では0.115%(税抜き)、1,000億円以上の部分は0.110%(税抜き)になります。
ただし、2月27日の時点で純資産総額は29億円しか集まっていませんので、500億円以上になるのは当分先になるでしょう。
eMAXIS Slimが憎いのはSmart-iが3月26日から値下げするのに対して、3月19日とあえて1週間早く設定しているところです。
『業界最低水準の運用コストを目指す』というコンセプトを徹底しているのは、さすがですね。
Smart-iへの投資は避けるべき
今回の値下げにより、国内債券インデックスの最安コストはSmart-iとeMAXIS Slimの2ファンドになりました。
コスト的にはどちらに投資しても、ほぼ変わりはないでしょう。
しかし、純資産総額ではSmart-iは1.1億円しか集まっておらず、償還のリスクが高いです。
信託報酬の値下げにより、資金流入も多少増える可能性はありますが、あまり期待できません。
実際にSmart-iが先日TOPIXインデックスファンドを値下げを発表しましたが、資金流入の勢いは変わっていません。
償還リスクが高いので、現時点でのSmart-iへの投資は避けた方が良いです。
また、eMAXIS Slimも29億円しか集まっていませんので、安心感はないですね。
多少コストが高くても償還リスクを減らしたい場合は、三井住友・日本債券インデックスファンドが良いでしょう。
純資産総額670億円と国内債券ファンドの中でもダントツで多くの資金を集めています。
信託報酬は0.160%(税抜き)とSmart-iやeMAXIS Slimに比べると0.04%ほど高いですが、100万円投資して、年間400円の違いです。
信託報酬よりも安心感を優先したい場合は三井住友・日本債券インデックスファンドが良いでしょう。
コストを最優先するならeMAXIS Slim国内債券インデックスで決まりです。
さいごに
コストが安いのも大事ですが、積立投資で途中償還されると課税だったり、1から新しいファンドで積立をはじめなくてはいけないなど、デメリットも多いです。
それなら、少しコストが高くても純資産総額や資金流入が安定しており、償還のリスクが低いファンドに投資するべきだと思います。
20年30年と積立投資をする上で、どこのファンドが長年継続して運用できるのかを考えた上で投資先を決めることが大切ですね。
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