明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)が好調。しかし毎月分配型ファンドはおすすめできない。

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どうも、ぼーやんぐです。

 

J-REITの調子がよく、一部のファンドでは資金流入が大きく増加しています。

 

その中でも明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)はSBI証券の販売金額ランキングで1位になっています。

 

今回は明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)に投資しても大丈夫なのか考えていこうと思います。

 

REITについて詳しくは下記の記事を参考にしてください。

www.boyang-boyang.com

 

 

明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)の基本情報

運用方針と投資対象

明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)は2011年6月30日に設定されたファンドで、運用開始から8年弱が経過しています。

 

ベンチマークは設定されていないため、アクティブファンドになります。

 

また、ファンド名通り毎月分配型となっており、毎月分配金の支払いを受け取ることができます。

 

投資対象はJ-REITと国内債券となっていますが、ここ最近は国内債券には投資されておらず、ほぼJ-REITが占めています。 

 

ここ半年の組入比率は下記の通りとなっており、少しづつですがJ-REITの組入比率を減らしてきています。

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下記は組入上位5銘柄です。

 

組入銘柄数は全部で27銘柄と少なめですが、J-REIT自体が60銘柄ほどしか上場されていないので、半分弱の銘柄が組入されていることになります。

 

国内債券の比率はゼロとなっています。

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(出典:明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)月次レポート)

 

市場の動向によって、J-REITと国内債券の組入比率を変更していく戦略が採用されています。

 

J-REITが割高になれば債券を増やし、逆に割安になればJ-REITの比率が増えていきます。

 

目論見書によると、組入比率はかなり大胆に変更するようなので、投資判断がうまくいけば下落局面でも大きな下落は避けられるかもしれません。

 

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(出典:明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)目論見書)

 

コスト

コストは下記の通りになります。

買付手数料(インターネット) なし
買付手数料(対面販売) 3.24%
信託財産保留額 0.2%
信託報酬 0.972%(税込)

 

買付手数料は購入する方法によって異なり、対面の場合3.24%も取られてしまいます。

 

もし100万円投資する場合、投資するだけで3万2,600円の手数料が取られてしまいます。

 

非常にもったいないので、投資するならネット証券から投資するべきですね。

 

信託報酬はアクティブファンドなので、割高感は感じますね。

 

ちなみに下記は競合ファンドの信託報酬です。

 

ダイワJ-REITオープン毎月分配型 信託報酬 0.7776%

三井住友TAM-J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型) 信託報酬 1.08%

 

ダイワの方が0.2%ほど安いですが、買付手数料がインターネットでも1.08%かかります。

 

コスト面だけで考えると短期で投資する場合は明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)、長期で投資するならダイワJ-REITオープン毎月分配型が良いですね。

 

 

 

明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)の運用成績

ファンドの運用成績を確認していきます。

 

下記は設定来のチャートと純資産総額の推移です。

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(出典:明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)月次レポート)


まず基準価格ですが、ブルーの右肩上がりの線は分配金込みの基準価格です。

 

分配金はここ1年間は1万口あたり毎月200円が支払われています。

 

設定当初は30円からはじまり、100円、150円、200円と徐々に分配金が増えてきているので、ファンドの運用も設定来から好調をキープしているようです。

 

分配金込みの騰落率は上下はありますが、基本的には右肩上がりを続けています。

 

下記は分配金込みの騰落率になります。

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しかし、分配金を再投資しない場合の基準価格は2013年ごろから下落を続けています。

 

結局、分配金は運用益だけでは賄えず、純資産を削って支払っていることが分かります。

 

 

次に純資産総額ですが、2015年から減少傾向にありましたが、2017年後半から徐々に増え始め、2018年の8月から急激に増えはじめています。

 

2017年9月の時点では12億円しかありませんでしたが、2019年4月10日の時点では285億円を超えるまでに大きくなっています。

 

下記の資金流出入の推移を見ても急激な上昇が良く分かります。

 

SBI証券の週間販売金額ランキングでも1位になっているほどです。

 

分配金込みのチャートを見ると2017年の後半くらいから基準価格が上昇をはじめているので、その騰落率を見て、投資する人が増えていると考えられます。

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明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)は投資対象としてどうか?

 結論から言うと明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)への投資は避けた方が良いでしょう。

 

いくら騰落率が良くても、毎月分配型ファンドへの投資はおすすめできません。

 

まず分配金を再投資しなくても、基準価格が最低でも横ばい程度のなら投資する価値はあると思います。

 

それは運用益だけで分配金を賄えているからです。

 

しかし、多くの毎月分配型のファンドは分配金を再投資してない場合、基準価格は下落していきます。

 

しかも分配金を受け取る際に課税されます。

 

結局、分配金の一部は自分が投資した資金が戻ってきているだけと言えます。

 

そして、その戻ってきた資金に税金がかかるのは納得できないですよね。

 

もし投資するなら分配金を再投資にすれば課税も後回しにできるため、効率的な運用はできます。

 

しかし、毎月分配型はコストが高いです。

 

先述した通り信託報酬は0.972%もかかりますし、信託財産保留額も0.2%かかります。

 

それなら分配のない低コストのファンドを選んだ方が、自動的に再投資されますし、コストも安いため、毎月分配型よりも高い成績を上げれる可能性が高いです。

 

 

乗り換えるならノーロード明治安田J-REITアクティブ

明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)への投資がおすすめできないなら、どのファンドに投資したら良いのか?

 

同じ明治安田から出ているノーロード明治安田J-REITアクティブが良いでしょう。

 

まず組入上位銘柄を見ると明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)と全く同じです。

 

マザーファンドが同じため、組入銘柄、比率共に同じになります。

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(出典:ノーロード明治安田J-REITアクティブ月次レポート)

 

 

それなのに、コストが非常に低いです。

 

買付手数料、信託財産保留額のかからないノーロードファンドですし、信託報酬も0.297%と割安です。

 

分配金が出ないだけで、ここまでコストが違うんですよね。

買付手数料(インターネット) なし
買付手数料(対面販売) なし
信託財産保留額 なし
信託報酬 0.297%(税込)

 

また、トータルリターンを見てもノーロード明治安田J-REITアクティブの方が成績がよくなっています。

 

同じ組入銘柄なので、コストの安い方が成績が良くなるのは当たり前ですね。

トータルリターン
ファンド 6ヶ月 1年 3年 5年
J-REIT戦略ファンド 9.19% 17.82% 4.57% 8.60%
ノーロードJ-REITアクティブ 9.68% 18.68% - -

 

上記の結果からも、明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)よりもノーロード明治安田J-REITアクティブに投資した方が良いと言えます。

 

 

注意点としては、明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)は市場動向によって国内債券を増やす方針が取られています。

 

2020年に景気後退の予測がされていますので、その際に大きく基準価格が下落した際、国内債券を組入る明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)の方が下落幅は小さくなるかもしれません。

 

また、 ノーロード明治安田J-REITアクティブは純資産総額が少なく12億円程度です。

 

償還の心配もつきまとうので、投資する際は資金流出入の動向も確認しておく必要があります。

 

 

さいごに

今回は明治安田J-REIT戦略ファンド(毎月分配型)のファンド分析と投資対象としてどうか考えてきました。

 

ここ最近はJ-REITの調子がよく、多くのファンドで資金流入が増えています。

 

しかし、急激な資金流入があると、ファンドやその資産クラスが加熱していることが多く、そのあとに大きな下落が起きる場合が多いです。

 

レオスのひふみもそうでしたね。

 

なので、今調子が良いからと一度に大きな金額を投資するのは危険です。

 

様子を見ながら時間も分散しながら投資することが大切です。

 

『Boyang Journal』にきていただきありがとうございます!

 

 

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