MHAM新興成長株オープン(愛称:J-フロンティア) ファンド通信到着。良好なパフォーマンスを継続中。

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どうも、ぼーやんぐです。

7月は不安定な市場でしたね。

特に国内の中小型株が軟調だったようです。

そんな中、国内株式のアクティブファンドとして人気の高いMHAM新興成長株オープン(愛称:J-フロンティア)から、7月のファンド通信が到着しましたので、内容みていきたいと思います。

 

MHAM新興成長株オープンの基本情報

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投資対象

国内株式の中から高成長が期待できる振興企業の株式を中心に投資されます。

取得時に創業25年以下、または上場10年以下の企業が目安にされます。

東証株価指数(TOPIX)をベンチマークとして、中・長期的にベンチマークを上回る成果を目指してます。

 

コスト

コスト 割合
買付手数料 なし(対面/3.24%)
信託報酬 1.836%
信託財産保留額 なし

100万円の運用で年間1.8万円のコストです。

『ひふみプラス』は1.0584%(1000億円を超える部分は0.8424%)なので、それと比べると高く感じますね。

リターンが高ければ問題ないですが...

 

運用状況

2000年2月から運用されている、老舗ファンドです。

純資産総額は8月10日時点で約690億円。

SBI証券の6月の販売金額ランキングで3位になるほどの人気です。

新規設定当初は200億円以上集めてましたが、だんだんと資金流出が進み2012年には約13億円まで落ち込み、危うく償還になるところでした。

2014年あたりからアベノミクス効果とともに基準価格、純資産総額ともに上昇しはじめ、ここ数年は驚異的なリターンをあげています。

また、近年分配金が復活し、2014年から年に1回出ていて、ここ3年間は1,000円(1万口あたり)になってます。

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(引用:SBI証券)

 

 

ファンド通信の内容(7月の運用成績)

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7月の中小型株は軟調

下記は国内株式のベンチマークと比較した騰落率になります。(基準日は7月31日)

7月は不調でTOPIXよりも1.7%も下回ってます。

ひふみプラスも7月は調子が悪くTOPIXよりも2.8%下回っていました。

国内アクティブファンドにとっては難しい月だったようです。

 

それでも年初来で12.9%の成績をあげており、3指数ともにマイナスなので、それを考えると、かなりの好成績です。

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チャートを見ても分かる通り、一時期マザーズに抜かれてましたが、それ以外は常に3つの指数を上回ってます。

f:id:bo-yang:20180813071915p:plain(引用:MHAM新興成長株オープン ファンド通信から)

 

『ひふみプラス』とリターンを比較してみました。

メディア露出も多い『ひふみ』ばかりが注目されてますが、トータルリターンで見ると『MHAM新興成長株』の方が断然に良い結果を残しています。

アベノミクス効果もあるとは思いますが、10年の18.76%は驚異的です。

トータルリターン MHAM新興成長株 ひふみプラス
1年 40.96% 19.25%
3年(年率) 26.64% 14.62%
5年(年率) 27.35% 21.07%
10年(年率) 18.76% -

 

安定した資金流入

下記の表は設定から10年以上経過したファンドの資金流入ランキング(2018年1~6月)です。

4位に377億円でランキングされてます。

通常は旬なテーマのファンドや、新規設定されたばかりのファンドに資金が流れやすいですが、安定した成績を残していると、10年以上経過したファンドでも多くの資金が集まることが分かります。

ちなみに6月末時点の10年間の騰落率は+452.9%です。

f:id:bo-yang:20180814070409p:plain(引用:MHAM新興成長株オープン ファンド通信から)

 

ひふみプラスと比較して

MHAM新興成長株は今まで、証券会社のランキングで目にしてましたが、ここまで安定したリターンを出し続けているファンドとは思ってませんでした。

国内アクティブファンドはどうしても『ひふみ』ばかりに注目がいきがちです。

『ひふみ』も他のファンドに比べて圧倒的なパフォーマンスを上げてきましたが、今後も今まで通りの高いリターンを上げるのは、難しいと思います。

純資産総額が大きくなりすぎて、大型株や米国(amazonやvisa)へ投資が増えているのが原因です。

大型銘柄は新興企業ほどの急激な成長は見込めないので、どうしてもリターンは落ちてきます。

高いリターンを期待するファンドというよりも、安定したリターンを得るファンドに舵を切っていくしかないのかなと思います。

それを考えると、今までのように高いリターンを期待して『ひふみ』に投資するよりも『MHAM新興成長株』の方がリスクは高いですが、高いリターンを得れる可能性は高いはずです。

 

 

さいごに

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ここ数年の株式市場が好調だったということもあり、すごいリターンを残してましたね。

投資しとけば良かったと、ブログを書きながら後悔していますw

ただ、不安定な市場になってきてますので、今後も継続して高いリターンを上げるのはかなり難くなると思います。

そこをどのようにして乗り越えていくのか非常に楽しみです。

 

どうも、ぼーやんぐでした。

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