iFree NEXT NASDAQ100 インデックスの分析。低コストでハイテク銘柄に投資できる投資信託。

f:id:bo-yang:20180908232704j:plain

どうも、ぼーやんぐです。

 

以前の記事でiFreeレバレッジS&P500を紹介しましたが、同日にもう1ファンド米国株式に投資ができるファンドが設定されました。

 

米国のNASDAQ100を指数としたiFree NEXT NASDAQ100インデックスです。

 

米国のNASDAQ100をベンチマークとしたファンドは他にはないので、こちらも差別化を狙って設定されたファンドではないでしょうか。

 

今回はiFree NEXT NASDAQ100インデックスの分析と投資対象としてどうか確認していきます。

 

 

iFree NEXT NASDAQ100インデックスの基本情報

f:id:bo-yang:20180615131849j:plain

投資対象

米国の株式指数NASDAQ100に連動した成果を目指すファンドになっています。

 

NASDAQ100は米国のナスダック市場に上場している金融業を除く上位100銘柄で構成された株価指数で、NASDAQ総合指数とは別物になります。

 

iFree NEXT NASDAQ100インデックスは米国のETFに投資をする方法を取っており、2019年3月末時点では下記の2つのETFに投資されています。

f:id:bo-yang:20190501062725p:plain(出典:iFree NEXT NASDAQ100インデックス月次レポート)

 

メインのETFとなっているINVESCO QQQ TRUST SERIES1はナスダック100指数に連動する成果を目指しており、米国の大型株、テクノロジーと消費財セクターを中心に組み入れされています。(金融業は除外)

 

時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算出しています。

 

組入銘柄上位はマイクロソフト、アップル、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(グーグル)と日本でもお馴染みのハイテク銘柄が並んでいます。

 

しかも上位5銘柄だけで40%以上めていますので、成長鈍化が囁かれるハイテク銘柄なだけに、この先どうなるのか心配です。

 

チャートを見るとリーマンショック後からということもありますが、かなりのハイパフォーマンスとなっています。

 

成長鈍化の心配をよそに2019年4月には2018年8月につけた最高値を更新しています。

f:id:bo-yang:20190501062141p:plain

f:id:bo-yang:20190501062301p:plain



(引用:MORNINGSTARより)

 

iFree NEXT NASDAQ100インデックスiFreeレバレッジS&P500と違い、為替ヘッジなしになっています。

 

コスト

買付手数料、信託財産保留額ともになしです。

 

信託報酬は0.486%(税込)と割高感は感じますが、国内の投資信託で唯一のNASDAQ100を指数にしているファンドということを考えると、多少高くても競合がいないので問題なさそうです。

 

 

ファンドの初動

iFree NEXT NASDAQ100インデックス2018年8月末に新規設定されたファンドとなっています。

 

純資産総額は2019年4月末時点で6.7億円と資金流入は多くないようです。

 

また2019年3月の資金流出入は-1,500万円となっており、ハイテク銘柄の業績鈍化を懸念している投資家が売りに転じていると予想されます。

 

騰落率は設定来で+3.30%、3ヶ月では+18.92%と2018年の下落から大きく反発していることがわかります。

f:id:bo-yang:20190501064300p:plain

(出典:SBI証券)

 

投資対象となっているQQQ同様、2019年4月に新高値を更新しています。

 

ファンド上位の業績がこの先もどうなるのか非常に気になるところです。

 

成長鈍化していくとはいえ、上位5社を見ても当分は世界を引っ張っていく企業だと思うので、あまり悲観的にならなくても良い気がします。

f:id:bo-yang:20190501064301p:plain

 

 

 

iFree NEXT NASDAQ100インデックスは投資先としてどうか?

f:id:bo-yang:20180902070000j:plain

個人的には組入上位のハイテク関連銘柄は今後も世界を引っ張っていく企業だと思うので、投資先としては有望だと思っています。

 

ただし、あくまでもサテライトとして投資したいですね。

 

買付手数料もないので、スポットで投資して、将来のお楽しみとして放置しておくのが面白いかもしれません。

 

気になるのはここ10年の上昇の勢いです。

 

下記はQQQ(ナスダック100)とS&P500の比較チャートです。

 

グリーンがQQQオレンジがS&P500

 

f:id:bo-yang:20180908105615p:plain

(引用:MORNINGSTARより)

 

QQQはかなりのハイパフォーマスで上昇してきているため、下落時には悲惨な下がり方をすると思われます。

 

新高値を更新したからと安心して多額の資金を注ぎ込むのはリスクが高いです。

 

かといって暴落が来るかも分かりませんし、暴落時に投資をするのは、かなりの覚悟が必要になってきます。

 

このまま暴落もなくさらに上昇してしまえば機会損失にもなります。

 

なので、投資する場合は、無難にドルコスト方で分散しながら投資していく方法が良いでしょう。

 

この先どうなるかは誰にもわからいので、最悪の自体を考慮して投資することが望ましいです。

 

バフェットの名言を常に頭に入れて投資することを心がけたいですね。

『ルールその1:絶対に損をするな

ルールその2:絶対にルール1を忘れるな』

 

もう少しリスクの低い米国に投資するなら

iFree NEXT NASDAQ100インデックスは魅力的なファンドで、将来大きなリターンも見込める可能性があります。

 

しかし、ハイテク銘柄が中心となったファンドのため、リスクが非常に高いです。

 

暴落が起きれば、-50%以上の下落なる覚悟は必須です。

 

そのため、初心者やなるべくリスクを抑えて運用したい人には不向きなファンドです。

 

米国に投資したいけど、もう少しリスクを抑えたい人は楽天・全米株式インデックス・ファンドがおすすめです。

 

米国の証券取引所に上場している全銘柄が投資対象となっており、1つのファンドで約3,500銘柄に投資することができます。

 

信託報酬も0.1696%(税込)と割安です。

 

世界の経済中心地が米国である以上、成長をし続けると思うので、長期投資にも向いています。

 

もし米国株式でリスクを抑えた運用をしたい場合は楽天・全米株式インデックス・ファンドがおすすめです。

 

 

 

 

さいごに

f:id:bo-yang:20180704063325j:plain

iFreeシリーズがここにきて米国株式に投資するファンドを2つ出してきました。

 

しかも競合がいないニッチなところを出したのも好感が持てます。

 

今まで米国のみに投資するファンドは少なかったですが、少しづつ選択肢も増えてきてます。

 

個人的に米国中心に投資をしているので選択肢が広がることは嬉しいですが、目移りしてしまうのが辛いとこです。

 

しかもこの先、日本でも米国投資が主流になっていくと思うので、選択肢の多さに眠れない夜を過ごす日が増えるかもしれませんね。

 

米国株式初心者は下記の2つに投資することをオススメします。

 

今日も『Boyang Journal』に来ていただきありがとうございます!