【投資信託】資産配分に悩んだ場合は全世界株式がおすすめ!

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どうも、ぼーやんぐです。

投資信託をはじめるときに1番悩むのが、アセットアロケーション(資産配分)です。

過去のデータや時価総額比率、未来の経済予測などで判断するしかないですが、始めたばかりだと、よく分かりませんし、本当の正解は将来にしか分かりません。

しかも数%の配分にこだわっても、パフォーマンスに大した違いは出ないと思います。

 

それなら、1本のファンドで世界中の株式に投資出来るファンドを選べば、資産配分に悩むこともなく、無駄な時間を過ごさなくても良くなります。

 

今回はアセットアロケーションを悩んでいる方に向けて、全世界株式に投資するメリットを紹介していこうと思います。

 

 

全世界の株式に投資出来るファンドとは?

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全世界の株式に投資出来るインデックスファンドってどんなものが有るのか、確認してみましょう。

下記は1本で世界の株式に投資出来るインデックスファンド一覧です。

ファンド 投資対象
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) 日本、先進国、新興国の株式に均等比率(33.3%)で投資するファンド
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 日本を除く先進国と新興国に時価総額比率で投資するファンド
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 日本、先進国、新興国の株式に時価総額比率で投資するファンド
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 日本、先進国、新興国の株式に時価総額比率で投資するファンド
SBI・全世界株式インデックス・ファンド 日本、先進国、新興国の株式に時価総額比率で投資するファンド

純粋に全世界株式に投資をするなら表内の下3つeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)楽天・全世界株式インデックス・ファンドSBI・全世界株式インデックス・ファンドのどれかなります。

国内、先進国、新興国を全て含み、比率も時価総額基準になっているので、バランスよく世界中の株式に投資することが可能です。
 

eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)は3つの資産クラス(国内、先進国、新興国)の配分が全て均等になっています。

そのため、時価総額で比べると国内、新興国の株式比率が高く、偏ったバランスになります。
 

最後にeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)は名前の通り、国内株式(日本)を除いた先進国と新興国に時価総額基準で投資出来るファンドです。
  

全世界株式でも大きく分けて上記の3つの投資比率から選ぶことが出来ます。

今までは楽天・全世界株式(VT)の一強時代でしたが、2018年にeMAXIS Slimが全世界株式に投資できるファンドを3本も出しており、競争が激化していますね。

 

 

 

全世界株式型のファンドに投資するメリット

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全世界株式型のファンドに投資した場合、どんなメリットが有るのか考えていきます。

投資比率を自動的に決められる

資産配分をいくら悩んだとしても、その比率が最適かというと、それは将来にしか分かりません。

また、投資をはじめたばかりだと、基準価格の値動きが気になり、頻繁に投資比率を変更してしまいがちです。

それなら、あらかじめ決められた比率のファンドに投資をすれば、比率の調整も出来ないので、悩みも少なくなります。

それによって、投資しているファンドから一定の距離をとることが出来るのもメリットの1つです。

 

リバラスが不要

各資産クラスにバラバラで投資をしていると、はじめに決めた投資比率が崩れてきます。

バランスが崩れれば、リスクが大きくなる可能性もあるので、はじめに決めた比率に戻す『リバランス』という作業が必要になります。

通常だと1年に1度リバランスが必要と言われています。

方法としては株価が上昇し、資産が拡大したファンドの一部を売却し、縮小しているファンドを買い増してリバランスをするのが一般的です。

 

ただ、つみたてNISAの場合、リバランスをすることが大きなデメリットになります。

それは資産運用の途中で売却すると非課税のメリットが最大限に活かせないからです。

つみたてNISAは一度解約すると非課税枠は戻ってきません。

せっかくなら20年運用して、最大限のメリットを活かしたいです。

全世界株式のファンドなら、ファンド内で自動でリバランスをしてくれるので、売買する必要もなく、非課税のメリットを最大限に得ることが出来ます。

 

コストが安い

通常、いくつもの資産クラスが組み込まれたファンドだとコストが高くなりがちですが、先ほど紹介した5つのファンドはコストが安く、個別のファンドとも大差がないです。

特にeMAXIS SlimシリーズSBIは信託報酬の引き下げを行い限界レベルまで下がっています。

ここまでコストが安いと、わざわざ個別ファンドを組み合わせて運用するよりも、全世界株式1本で運用した方が手間もかからず良いと思います。

ファンド 信託報酬(税抜)
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)

0.104%

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 0.104%
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 0.104%
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.21%
SBI・全世界株式インデックス・ファンド 0.104%

 

全世界株式型ファンドのデメリットは?

デメリットは当たり前ですが、資産配分を変えられないということです。

出口が近づくにつれて、リスクを小さくしたくても出来ません。

個別で投資している場合、新興国を減らして、先進国を増やすなどの調整が出来ますが、1本で運用している場合、新規でファンドを組入れるしか方法が無いです。

身動きが取りにくいのが難点ですね。

www.boyang-boyang.com

 

全世界株式に投資するなら、どのファンドを選ぶべきか?

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結論から言うと楽天・全世界株式インデックス・ファンドeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)がおすすめです。

 

まず楽天全世界株式は全世界の株式が時価総額比率で構成されているので、世界にバランスよく投資できます。

eMAXIS SlimオールカントリーSBI全世界株式も同じですが、現状では純資産総額で大きな差がついています。

しかも、楽天全世界株式資金流入の勢いも強いので、さらに純資産総額の差も大きくなっていくと予想されます。

 

楽天全世界株式はeMAXIS Slim、SBIよりも信託報酬が高いですが、約0.1%の差なので、そこまで気にしなくても良いでしょう。

ファンド 純資産総額 資金流入(9月)
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 88億円 6億円
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 294億円 9億円
SBI・全世界株式インデックス・ファンド 41億円 2.6億円

 

もう1つのeMAXIS Slim(除く日本)がおすすめなのは日本の将来に期待が持てないからです。

人口減少と超高齢化という大きな2つの問題が迫ってきています。

しかも、早急な解決が必要にも関わらず、身動きが遅いですし、国の予算も社会保障などが大きなウェイトを占め、若い人たちにお金が回らなくなっています。

そう考えると日本の株式にはあまり期待が出来ないので、日本を除く先進国と新興国に投資できるファンドが最適だと思います。

www.boyang-boyang.com

 

 

 

全世界株式型ファンドのまとめ

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ここ1~2年でインデックスファンドのコストは大きく下がり、ファンドの種類も増え、投資環境は以前に比べて非常に良くなってきています。

ただ嬉しい反面、選択肢が増えたことで迷いも生じてしまいます。

 

投資が好きで趣味としてやる場合はいいですが、そうでは無い場合、考えすぎたり、投資に時間をかけるのは負担になります。

また、インデックスファンドで世界に分散投資している以上、どんなけこだわって自分でバランスを組んだとしてもリターンに大きな差は出ないはずです。

なるべく少ないファンドでシンプルに投資することが大切なのかもしれません。

そう考えると全世界株式に投資できるファンドは最適な選択肢の1つと言えそうです。

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今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!

 

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