どうも、ぼーやんぐです。
金融庁の報告書が発端となり、年金崩壊まで話が盛り上がっていますね。
年金がいくらもらえるのか知らない人が多いから不安になり、炎上しちゃうんだと思います。
政府を批判しても意味がないので自分は年金がいくら貰えるのか?
年金以外にいくらの資産が必要なのか?
を把握し、早めに準備を始めることが大切です。
本記事では年金がいくらもらえるのか? 老後に向けて必要な資金の作りかたについて書いていこうと思います。
年金はいくら貰えるのか?ねんきん定期便で確認
貰える年金は自分が払った保険料に応じて決まります。
金融庁の報告書には毎月5万円不足するとありましたが、あくまでも一例ですね。
多くの保険料を払っていれば年金をたくさんもらえますし、年金だけで生活することも可能です。
逆に少ない保険料しか払っていなければ、年金だけでは生活できず、貯金などが必要になるかもしれません。
では具体的にいくらもらえるのか知っていますか?
現時点でもらえる年金額は定期的に送られてくる『ねんきん定期便』で確認ができます。
ねんきん定期便とは?
『ねんきん定期便』は年に1回、年金制度に加入している人全員に届く日本年金機構からのお知らせです。
旧社会保険庁時代に年金記録漏れが発覚したことを受け、平成21年から始まった制度です。
『自分でもしっかり確認してよ』っていうことですね。
毎年、自分の誕生月に発送されます。
公務員や学校で働いている方は日本年金機構からではなく、加入している共済組合から届きますので、注意してください。
ぼーやんぐは普通のサラリーマンなので日本年金機構から届いています。
ねんきん定期便に記載されている内容
定期便にはどんな内容が記載されているのか?
- これまでの年金の加入期間
- 加入実績に応じた年金額
- これまで払った保険料納付額
- 過去1年の月別納付状況
- 老齢年金の見込み額(50歳以上から記載されます。)
※節目の年(35歳、45歳、59歳)には封書で全期間の年金納期記録が届きます。
ねんきん定期便の『加入実績に応じた年金額』を見ると、現段階でいくら年金がもらえるかが分かります。
下記のサンプルの赤枠部分がそれに当たります。
(出典:日本年金機構)
サンプルは加入期間が200ヶ月なので、35歳くらいの人のイメージですね。
現時点では年間53万円ほどもらえる予定となっています。
あとは逆算して退職するまでにいくら上乗せできるかになります。
30代、40代になってくると、この先の年収もなんとなく予測できると思いますので、将来もらえる年金の金額が想像できると思います。
ただ、『年金支給額を2014年~2043年にかけて20%減額する』と国が正式にアナウンスしています。
そのため今後少しづつ受け取る金額は減っていくでしょう。
また老齢年金は課税対象となるので、手取りはさらに減ります。(遺族年金・障害年金は非課税です。)
年金シュミレーション
いくら年金がもらえるかは『ねんきん定期便』から予測することができます。
しかし分かりにくい部分もあるので、下記の条件でシュミレーションしてみました。(50代からのマネープランさんのサイトを利用させて頂きました。)
- 35歳 男性
- 20歳〜22歳まで国民年金
- 22歳(新卒)から65歳(退職)まで厚生年金
- 平均年収は450万円
この条件で保険料を収めた場合、年間の受け取れる金額は年間189万2,000円、月にすると15万7,000円です。
地方住みで持ち家(住宅ローンなし)なら生活できない金額ではないですが、贅沢はできない金額ですね。
平均年収が500万円になれば年間200万円を超えます。
よく年金は払うだけ損という方もいます。
でも払った金額が1384万円に対して毎年189万も貰えるんです。
7年ちょっとで元が取れるんなんて、かなりお得な制度だとぼーやんぐは思います。
加入しないのは損ですね。
50代からのマネープランさんのサイトでシュミレーションできますので、ぜひ試してみてください。
年金だけで生活できるかは自分次第
日本の平均年収は450万円程度なので、毎月15~16万円前後の年金をもらえる人が多そうです。
毎月15~16万円で生活できますか?
もし出来そうなら、金融庁の報告書のように2,000万円もの貯金は不要ですね。
でも、今の生活費から考えても、『絶対に無理』という場合は、ある程度の資金を用意しておく必要があります。
ではどのように準備したらよいのか事項で紹介していきます。
年金だけでは足りない場合の老後資金の作り方
では老後資金の作り方を紹介していきます。
今回はわかりやすく金融庁の報告書にある2,000万円を貯めるにはどうするべきか考えていきます。
貯金をする
上記でシュミレーションした35歳の方が65歳までに2,000万円を貯金で貯めるには、毎月5万6,000円の貯金が必要です。
貯金方法としては『給料天引き法』が確実です。
給料が入った時に、貯金したい金額を他の口座に移し、初めからなかったつもりで生活をする方法です。
これなら貯金に手をつけることもないので、確実に貯めることができます。
ただ、老後資金だけのために毎月5万6,000円の貯金...
厳しい方も多いと思います。
教育資金も並行して貯めているとさらに辛いです。
また、インフレが進めばお金の価値も減っていくので、貯金もリスクはあります。
(出典:新生銀行)
具体的な貯金方法は下記を参考にしてください。
投資で効率よく準備をする
毎月5万6,000円の貯金が厳しいという場合は投資をすることも検討することをおすすめします。
例えば年利3%で運用できた場合、毎月3万5,000円を投資に回せば、30年後には2,000万円が準備できるようになります。
毎月約2万円も少なくて済みます。
予定通りに3%で運用できるかは、今後の経済発展次第なところもあるので、確実に3%で運用できる保証はないです。
ただ、30年間投資を続ければ元本を割る可能性は限りなく低いので、貯金よりかは効率よく準備することができるはずです。
また、iDeCo(個人型確定拠出年金)という制度を使えば、税制面でメリットを受けながら老後資金の準備ができます。
元本保証の商品もありますので、ぜひ活用したい制度です。
(出典:新生銀行 )
投資方法は初心者は少額(100円)からでも投資できるインデックス投資がおすすめです。
インデックス投資の詳細は下記を参考にしてください。
老後も働き続ける
生きているのか、死んでいるのかもわからない30年後のために2,000万円を準備するのは、もったいない気もします。
それなら、老後も働き続けるという選択もありだと思います。
年金の不足分を補う程度だったら、週に2~3回のアルバイトでも十分だと思います。
ただ働くためには『健康』でいることが条件になるので、健康面の管理は必須ですね。
さいごに
本記事では年金の受け取り金額と老後資金の作り方について書いてきました。
2050年の日本は人口1億人を割って、40%が高齢者になると予想されています。
1つ言えることは年金が破綻することはないですが、受け取れる金額は減っていきますし、受け取れる年齢も遅くなっていくでしょう。
国も借金地獄に陥っており体力もないので、『何とかしてくれるだろう』という淡い期待は捨てた方が良いでしょう。
そのため、自分自身で何らかの対策をとっておくことは必須ですね。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!
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