どうも、ぼーやんぐです。
厚生労働省は2019年度の年金支給額を0.1%引き上げると発表しました。
でも物価が上昇しているため、実質は目減りしていることになります。
近い将来、年金だけで生活することは出来なくなるかもしれません。
年金支給額の上昇とインフレによる目減り
年金支給額が上昇するのは2015年以来4年ぶりです。
国民年金の場合、月67円増えて6万5,008円。
厚生年金の場合は、収入によって異なりますが、平均的な年収があった家庭(平均月収42.8万円)の場合で200円強増えて22万1,504円となります。
微々たる引き上げなので、実感としてはほとんど感じられないですね。
年金の給付はマクロ経済スライドという制度が使われており、社会情勢(人口の増減や平均余命など)に合わせて、給付水準を自動で調整されるようになっています。
将来の世代の年金が低下しないよう、支給額を圧縮する目的もあるようです。
(参考サイト マクロ経済スライドってなに? | いっしょに検証! 公的年金 | 厚生労働省)
貰える金額は増えて嬉しいものの、インフレによって実質は目減りしていることになります。
朝日新聞の記事によると2018年度のインフレ率は1.0%なので、実質は0.9%給付額が下がったことになります。
インフレ率は目に見えないので、実感も少ないと思いますが着々といろんなものが値上がりしています。
サントリーの烏龍茶やコカコーラなど身近な飲料の値上げも発表されています。
国として2%の物価上昇を目指しているので、今後より多くの商品やサービスが値上げしてくと予想されます。
安心なインフレ対策は個人向け国債変動10年
ぼーやんぐは30代半ばに差し掛かりましたが、自分たちが年金を受け取る30年後にはどうなっているんでしょう。
2050年には人口も1億人を割り、GDPも今の1/4になるなど、悪い予測ばかりが立っています。
そうなると80歳からしか貰えないとか、給付額が今の半分になるなど大幅な改悪は覚悟しておいた方がいいかもしれません。
ある程度の準備をしとかないと、家計的に厳しい老後になりそうです。
まず、現役世代、すでに年金生活している方でも出来る対策としては個人向け国債変動10年が良さそうです。
(関連サイト 個人向け国債窓口トップページ : 財務省)
金融商品ですが、国が発行しているため、投資などの経験がない方でも安心してはじめられます。
また下記のメリットもあります。
- 元本の保証
- 1万円から購入できる
- 途中換金も可能(過去2回の金利は減額されます。)
そして金利が半年毎に見直されますので、インフレによって金利が上昇した場合、貯金よりは目減り分を抑える効果があります。
現役世代はやっぱり株式投資が1番有効
個人向け国債は最低限のインフレ予防には良いですが、増やすという面では効果的ではないです。
老後のことを考えて資産を増やすことを考えると、やっぱり株式投資が1番だと思います。
世界的に見てもまだまだ経済は発展していきますので、株式に投資をすれば、その恩恵を受け取ることができます。
ただ、個別株を取引するのは非常に難しいですし、企業の分析などが必要なため時間もかかってしまいます。
フルタイムの仕事をしながら行うのは難易度が高いですし、リスクも大きいです。
それなら投資信託で世界中の株式に投資出来るインデックスファンドに投資することで解決できます。
今なら、1つのファンドで世界中に分散投資できるため、手間も時間もかかりません。
投資額も100円から投資出来るので、大金を準備する必要もないです。
例えば毎月3,000円を30年間積立投資した場合、元本は108万円になります。
仮に年平均3%で運用ができたとしたら、30年後には66万円増え、174万円になります。
もし3万円の積立だったら660万円増えることになります。
これでしたらインフレ率2%になっても、実質の資産の目減りは防げます。
(出典:新生銀行)
ただ、最終的に元本を割る可能性はゼロではないですし、途中段階で株式市場の暴落が起これば、資産が半分以下になる可能性もあります。
そういったリスクを理解できる方は株式投資も1つの手段になります。
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1本で世界の株式に投資出来るファンド
1つのファンドで世界の株式に分散投資できるファンドを紹介します。
1つ目は楽天が運用する楽天・全世界株式インデックス・ファンドです。
日本、先進国、新興国の約8,000銘柄に投資ができる超分散型ファンドです。
これ1本に投資しておけば世界に丸ごと投資出来るので、1つの国が衰退しても影響は小さくなります。(米国が衰退したら終わりですが...)
個人的にオススメなのは三菱UFJ国債投信が運用しているeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)です。
日本は人口減少、高齢化に伴い、競争力が減退していくと予想されています。
そのため、日本を除く世界中の株式に投資した方が良いと思います。
さいごに
過度に不安になる必要はないと思いますが、最悪の事態だけは想定して、早い段階で準備をしておきたいですね。
せっかく仕事も引退して時間があるのに、お金がなくて何も出来ないというのは悲しいです。
今は投資環境も整ってきていますし、NISAやiDeCoといった制度もあるので、投資を挑戦する方が増えるといいなと思います。
ただ、前回記事でも書きましたが、大きな損失を出している方もいるので、慎重かつ低リスクからはじめることをオススメします。
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