どうも、ぼーやんぐです。
2018年後半から国内リートが非常に好調です。
投資を検討している方も多いんじゃないでしょうか?
今回は国内リートの中でも比較的、コストの低い<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンドについて、投資対象としてどうか確認していこうと思います。
また2019年6月27日で運用開始から6年経過したので、運用成績も確認していきます。
国内リートへの投資先を迷っている方の参考になれば嬉しいです。
国内リートの詳細については下記を参考にしてください。
- <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンドの基本情報
- <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンドの運用成績(2019年6月末時点)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンドの競合ファンド
- さいごに
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<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンドの基本情報
ニッセイJリートインデックスファンドは2013年6月28日に設定された、国内リートに投資できるインデックスファンドです。
投資対象
投資対象は国内の金融取引所に上場している不動産投資信託証券(J-REIT)です。
簡単に言うと国内の不動産に少額から投資ができる投資信託になります。
J-REITは多数の投資家から集めた資金で不動産を購入し、購入した不動産の管理・運営を行ないます。
そこで得た賃料や売却益などの収入から経費を差し引いて残った大部分を投資家に還元する仕組みとなっています。
J-REITは配当可能利益の90%以上を分配することで法人税が免除されるため、通常のJ-REITでは大部分の利益が投資家に分配されます。
(出典:<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド目論見書)
ベンチマークは東証REIT指数(配当込み)が採用されています。
東証REIT指数(配当込み)とは東京証券取引所に上場しているJ-REIT全銘柄を対象とした株価指数です。
2019年6月末時点では全63銘柄となっています。
組入上位10銘柄は下記の通りになっており、組入銘柄数が63銘柄と少ないため、1銘柄の割合が比較的高くなっています。
(出典:<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド月次レポート)
ファンドの仕組み
ニッセイJリートインデックスファンドはファミリーファンド方式で運用されています。
マザーファンドの純資産総額は99.23億円となっています。(2019年5月13日時点)
コスト
買付手数料 | なし |
信託財産保留額 | なし |
信託報酬 | 0.25%(税抜き) |
監査費用 | 0.01%(税抜き) |
実質コスト | 0.27% |
ファンド名通り買付手数料、信託財産保留額はなしとなっています。
信託報酬は0.25%(税抜き)とJ-REITに投資するファンドの中では比較的割安なファンドです。
実質コストは2018年5月15日~2019年5月13日までの期間に実際にかかったコストです。
販売会社
下記の15社で取り扱いされてます。
- 岩井コスモ証券
- エイチ・エス証券
- SBI証券
- 岡三オンライン証券
- カブドットコム証券
- GMOクリック証券
- 東海東京証券
- フィデリティ証券
- ホクホクTT証券
- 松井証券
- マネックス証券
- 楽天証券
- 京都銀行
- ソニー銀行
- 足利小山信用金庫
つみたてNISA・iDeCo
つみたてNISAには対応していませんので、非課税の恩恵を受けたい場合は通常NISAでの投資が必要になります。
iDeCoでの取り扱いはありませんが、DCニッセイJ-REITインデックスファンドAというファンドで下記の2つの金融期間から投資することが出来ます。
- マネックス証券
- SBI証券(オリジナルプラン)
【関連記事】
<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンドの運用成績(2019年6月末時点)
ニッセイJリートインデックスファンドは2013年6月28日に設定されたため、運用開始から丸6年が経過しています。
純資産総額と資金流出入
純資産総額は109億円とまずまずの資金が集まっています。
REITは分配金の出るファンドに多くの資金が集まっている傾向がありますね。
資金流出入額では安定していません。
ただ、成績が好調なため2019年に入ってからは資金流入が増えています。
分配金
分配金は今までに一度も出ておらず、すべて自動的に再投資されています。
分配金が出るとその度に課税されるため、運用効率が悪くなります。
J-REITに投資する際も分配金の出ないファンドを選ぶべきですね。
騰落率とチャート
騰落率では全期間プラスとなっており、ここ数年は好調だったとことが分かります。
ベンチマークとの乖離は未収配当も含めたキャッシュの保有と信託報酬等の費用を控除した影響とされています。
ただ、同じベンチマーク・信託報酬のたわらノーロード国内リートの1年間の騰落率は13.99%となっているので、ニッセイは少し下振れが大きいのかもせれません。
ニッセイ | ベンチマーク | |
1ヶ月 | 1.50% | 1.50% |
3ヶ月 | 2.40% | 2.50% |
6ヶ月 | 11.0% | 11.40% |
1年 | 13.80% | 14.40% |
3年 | 16.90% | 18.20% |
設定来 | 76.70% | 81.60% |
設定来のチャートでは2015年に大きな下落がありましたが、基本的には右肩下がりを続けています。
特に2017年後半からは一気に上昇をはじめており、J-REITに投資していた方は大きく資産を増やせたと思います。
気になるのはこの先ですね。
現在、首都圏の不動産は高騰しており局地的なバブルとなっています。
都内の賃料は過去5年右肩上がりを続けていますし、空室率もかなりの低水準となっています。
(出典:<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド月次レポート)
ただ、マンションの売れ残りなども増えてきているようで、バブル崩壊の兆しも見えはじめています。
そうなるとJ-REITの運用成績にも大きな影響が出てきます。
現時点の成績が良いからと安易に投資するのは危険かもしれません。
今からJ-REITに投資をはじめる場合は、期間を分散させながら長期目線で投資するか、超短期に利ざやを稼ぐ程度が良いのかもしれません。
<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンドの競合ファンド
J-REITに投資できるインデックスファンド(分配型は除く)の競合ファンドは下記の3ファンドです。
- Smart-i Jリートインデックス
- たわらノーロード 国内リート
- SMT J-REIT インデックス・オープン
信託報酬 | 純資産総額 | |
ニッセイ | 0.25% | 109億円 |
Smart-i | 0.17% | 12.1億円 |
たわらノーロード | 0.25% | 58億円 |
SMT | 0.40% | 219億円 |
コスト優先で選択する場合はSmart-i Jリートインデックスになります。
しかし2017年8月29日に設定されているにも関わらず純資産総額が12.1億円しかありません。
途中償還の心配もまだ残っているので、避けたほうが良いでしょう。
今後、純資産総額は増えてこれば選択肢に入れても良いでしょう。
純資産総額の規模でいうとSMT J-REIT インデックス・オープンになりますが、コストが高いので嫌ですよね。
そうなるとニッセイJリートインデックスファンドかたわらノーロード国内リートになります。
現状ニッセイのが純資産総額は多いですが、資金流入が不安定です。
それに比べてたわらノーロードは比較的安定した資金流入がありますが純資産総額はニッセイの半分ほどです。
現時点ではニッセイが優勢かなと思いますが、資金流出入は定期的に確認するべきですね。
さいごに
今回は<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンドについて書いてきました。
株や債券と違った値動きをするため、幅広くリスクを分散させたい方は組み入れると良いと思います。
その中でも<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンドはコストも比較的低く、純資産総額も100億円を超えている事から選択肢の1つとして考えて良さそうです。
ただ不動産バブル崩壊が近づいている可能性も高そうなので、最近の成績が良いからといって一気に大金を投資するのは避けた方が良いでしょう。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!
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