どうも、ぼーやんぐです。
ニッセイ外国株式インデックスの実質コストが発表されました。
eMAXIS Slim先進国とのコスト競争はどうだったか詳細確認していきます。
ニッセイ外国株式インデックスの実質コスト
ニッセイ外国株式インデックスから2017年11月21日~2018年11月20日までの運用報告書が交付され、そちらに実質コストが記載されています。
詳細は下記の通りです。
注意点は信託報酬が0.11772%(税込)のはずなのに、0.182%と記載されています。
これは2018年8月に信託報酬が値下げされましたので、1~8月まで0.20412%だった分が含まれている為、割高になっています。
では、現状の信託報酬0.11772%(税込)の場合はどうなるのか?
下記の計算で隠れコスト(信託報酬以外にかかるコスト)が分かります。
実質コスト 0.269% - 信託報酬 0.182% =隠れコスト0.087%
この隠れコストに今の信託報酬を足すと、現状の実質コストが分かります。
信託報酬 0.11772% + 隠れコスト 0.087% = 現状の実質コスト 0.20572%
これで現状の実質コストが分かりました。
ただこれって安いのか高いのかよく分からないので、ライバルのeMAXIS Slim先進国株式と比較していきます。
ニッセイ外国株式インデックスのファンド詳細は下記を参考にしてください。
eMAXIS Slimとの比較
下記はeMAXIS Slim先進国株式の運用報告書です。
まず期間が2017年2月27日~2018年4月25日となっています。
期間が約14ヶ月(日数で422日)となっている為、信託報酬が規定よりも高くなっています。
なので、まず1年分のコストに計算し直します。
計算式は下記の通りです。
実質コスト0.276% ー 信託報酬0.184% = 隠れコスト0.092%
0.092 ÷ 422日 × 365日 = 0.07957%
0.07957%が1年分の隠れコストになります。
これに信託報酬の0.11772%を足すと0.19729%と1年の実績コストが出ます。
ニッセイは0.20572%でしたので、eMAXIS Slim先進国株式が0.00843%安いことになります。
100万円投資して84円程度の差なので、そこまで気にすることはないですが、eMAXIS Slimシリーズのコストへのこだわりを感じさせる結果ですね。
今のところニッセイは純資産総額1,000億円を超え、eMAXIS Slimよりも700億円近く上回っていますが、差はどんどん縮まっていきそうです。
ぼーやんぐもeMAXIS Slim先進国株式を積立NISAで投資しているので、嬉しい結果となりました。
これから新規で先進国のファンドに投資する場合はeMAXIS Slim 先進国株式で間違えなさそうです。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスのファンド詳細は下記を参考にしてください。
さいごに
証券会社などで確認出来るコストはあくまでも表面上のコストです。
隠れコストというものが意外とかかっているんですよね。
楽天全世界株式の隠れコストが0.3%近くかかっていたというのも昨年話題になりましたね。
運用報告書を確認して、自分が投資しているファンドが実際いくらコストがかかっているのかを確認することは大切です。
意外と確認している方は少ないと思うので、是非チェックしましょう。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!
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