どうも、ぼーやんぐです。
投資信託で資産運用をする場合、世界の株式や債券など様々な資産クラスに分散して投資することが大切です。
1つの資産クラスのみへの集中投資は、リスクが大きくなり、損失を出してしまう可能性も高くなります。
そこで、今回は1つのファンドで複数の資産クラスに一度に投資できる、おすすめのバランスファンドを紹介していきます。
- バランスファンドとは?
- おすすめのバランスファンド 1.eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- おすすめのバランスファンド 2.楽天・インデックス・バランスファンド(株式重視型・均等型・債券重視型)
- おすすめのバランスファンド 3.世界経済インデックスファンド
- バランスファンドおすすめ3ファンドを紹介のまとめ
バランスファンドとは?
バランスファンドとは1つのファンドに株式、債券、REITなど複数の資産クラスが組み込まれたセット商品です。
あらかじめ投資比率も決められているので、投資比率も迷うことなく投資ができます。
バランスファンドの最大のメリットはリバランスが自動で行われることです。
個別のファンドに投資する場合、市場の変化とともに、あらかじめ決めた資産配分が崩れてしまいます。
しかし、バランスファンドなら自動でリバランスが行われるので、手間や時間もかからないので非常に便利です。
また、以前はコストも割高でしたが、ここ2〜3年で大きく下がっており、通常のファンドとも大差が無くなってきています。
今のバランスファンドなら1本だけで十分資産運用が出来るほど、優れた商品になってきています。
もちろんデメリットや注意点もあります。
過去記事でまとめてありますので、よかったらこちらも合わせて読んでみてください。
おすすめのバランスファンド 1.eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
まずは1つ目は低コストでお馴染みのeMAXIS Slimシリーズから出ているeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)です。
名前の通り8つの資産クラスを均等配分で組入れされているバランスファンドです。
(出典:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)目論見書)
コストもeMAXIS Slimシリーズのため割安となっています。
買付手数料、信託財産保留額は無しのノーロードファンドです。
信託報酬は0.17172%(税込)とバランスファンドの中では最安のコストとなっています。
100万円投資して年間1700円程度です。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)おすすめポイント
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)がおすすめな理由は、8資産が組み込まれている分散性です。
バランファンドの多くは株式と債券のみですが、eMAXIS SlimバランスはREITが入っています。
株式や債券とも違う動きをしますので、よりリスクの分散に繋がります。
実際に各資産クラスの騰落率を見てみると、過去6ヶ月では株式は大きく下落していますが、債券や国内REITがプラスとなっているため、下落幅を抑える働きをしてくれています。
このように多くの資産クラスを組入ることで、リスク分散に繋がりますし、一部の資産クラスが高騰しても取りこぼすことなく、恩恵を受けることが出来ます。
(出典:eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)月次レポート)
もう1つはバランスファンドの中でコストが最安な点です。
長期運用の場合、コストはリターンに大きな影響を与えるので、少しでも安い信託報酬のファンドを選ぶことが大切になります。
eMAXIS Slimシリーズは他社が信託報酬の値下げに踏み切れば、追随してすぐに値下げを行いますので、長期間の保有も安心して出来ます。
以上の理由から、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)はバランスファンドの中でも特におすすめの1本です。
ファンドの詳しい分析は下記を参考にして下さい。
おすすめのバランスファンド 2.楽天・インデックス・バランスファンド(株式重視型・均等型・債券重視型)
2つ目は人気の楽天バンガードシリーズから出ている楽天・インデックス・バランスファンドです。
本ファンド株式重視型・均等型・債券重視型の3つの資産配分で設定されており、リスク許容度に合わせてファンド選びが出来るのが特徴です。
株式部分の投資対象は楽天・全米株式インデックスと同じ、米国バンガード社のETF『バンガード・トータル・ワールドストックETF(VT)』となっています。
債券も同じくバンガード社の『バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド』というETFが対象となっています。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は全ての資産クラスが均等配分になっているのに対して、本ファンドは時価総額で組入されているのがポイントです。
そのため、株式の国別構成比率を見ても分かる通り、米国の比率が半分以上を占めています。
コストはeMAXIS Slimバランスほど安くはないですが、比較的割安なファンドとなっています。
ただ、ETFに投資するため、隠れコストが高くなる可能性はあるので、運用報告書の確認は必須です。
ファンド | 信託報酬 |
株式重視型 | 0.246% |
均等型 | 0.2546% |
債券重視型 | 0.2646% |
楽天・インデックス・バランスファンドおすすめポイント
自分のリスク許容度に合わせて、資産配分を選べることが嬉しいポイントです。
バランスファンドのデメリットは資産配分の変更が出来ないことなので、資産配分を選べるのは非常に大きなメリットがありますし、必要以上のリスクを背負うことも避けれます。
また、時価総額比率で組入されているため、世界中にバランスよく投資できるのも魅力です。
バランスファンドで時価総額比率で投資できるファンドは、意外と無く、他にセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドくらいなので貴重です。
eMAXIS Slimバランスの場合、全資産クラス均等のため、日本の割合が非常に大きくなってしまいアンバランスなので、時価総額比率で投資できるのは魅力的です。
ファンドの詳しい分析は下記を参考にして下さい。
おすすめのバランスファンド 3.世界経済インデックスファンド
最後は運用開始から10年を迎えた世界経済インデックスファンドです。
本ファンドも楽天・インデックス・バランスファンド同様に世界の株式と債券に投資するバランスファンドです。
比率も楽天の均等型と同じく株式50%、債券50%の王道バランスとなっています。
特徴としてはGDP比率に応じて投資比率を決める点です。
その為、新興国の割合が大きく、時価総額比率よりもリスクが高くなる傾向にあります。
国別の構成比率を時価総額比率では米国は55%でしたが、GDP比率だと35%とだいぶ米国が占める比率が少なくなります。
その代わりにブラジル、南アフリカの新興国が上位10位に入ってきます。
時価総額比率では米国に偏っていますので、より分散させたい場合の選択肢と良いと思います。
コストは3ファンドの中で1番割高となっています。
買付手数料はなしですが、信託財産保留額が0.1%かかります。
信託報酬は0.54%とeMAXIS Slimバランスの約3倍です。
数年前はこれくらいのコストが当たり前でしたが、今では非常に割高感を感じますね。
ただ、100万円投資して年間5400円と考えると、許容範囲内かなと思います。
世界経済インデックスファンドおすすめのポイント
本ファンドの大きな特徴としてGDP比率で資産配分がされているため、時価総額比率に比べて新興国の割合が大きくなります。
この先、先進国の成長が止まり、新興国が世界の中心になると考えると、GDP比率で投資することは理にかなっているのかもしれません。
GDP比率で投資できるファンドもほとんど無いので、GDP比率で投資するなら世界経済インデックスファンドで決まりでしょう。
純資産総額も3ファンドの中で圧倒的に多く、600億円を超えているので、安定した運用も期待できます。
ただ、コストが割高なので他に似た条件のファンドが出てきたら乗り換えの検討は必要になります。
ファンドの詳しい分析は下記を参考にして下さい。
バランスファンドおすすめ3ファンドを紹介のまとめ
今回はおすすめのバランスファンドを紹介してきました。
投資に手間や時間をかけることなく、1本で世界に分散投資が出来るのは魅力的です。
特に今回紹介した3ファンドがおすすめです。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
なるべく安いコストで、より多くの資産クラスに分散投資したい方向きのファンドです。
楽天・インデックス・バランスファンド
世界にバランスよく投資ができ、自分のリスク許容度に合わせて資産配分を選びたい方に向いているファンドです。
世界経済インデックスファンド
将来の新興国に期待しつつ、世界に分散投資したい方におすすめなファンドです。
ご自身にあったファンド選びの参考になると嬉しいです。
【関連記事】
もう1つおすすめを選ぶならセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドです。
楽天同様、世界の株式と債券に時価総額比率で投資できるファンドです。
リスクを抑えた運用がしたい場合はiFree年金バランスがおすすめです。
年金を運用しているGPIFと同じバランスで投資できるバランスファンドです。
債券は不要の場合は全世界株式型のファンドがおすすめです。
1本で世界中の株式に投資ができ、リバランスも不要なので、手間もかからないです。
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