どうも、ぼーやんぐです。
7月20日に楽天からバランスファンドが3本が新規設定されました。
最近、初心者を狙った戦略なのか、バランスファンドの新規設定が目立ちますね。
今回も大人気のバンガードシリーズです。
楽天・全米株式や全世界株式のような人気ファンドになれるのか、詳細をみていきたいと思います。
バンガード社の詳細については下記を参考にしてください。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型、株式重視型、債券重視型)の基本情報
今回、新規設定された3本は全世界の株式と債券を合わせたバランスファンドになります。
これ1本で世界中の株式と債券に投資する事が出来ます。
また、3つの資産バランスに分けて設定されており、自分の好みに合わせて選ぶことができます。
投資対象
株式は米国バンガード社のETF『バンガード・トータル・ワールドストックETF』です。
楽天・全世界株式インデックスファンドも同じETFに投資されていますので、ご存知の方も多いかもしれません。
日本を含む先進国と新興国の約8000銘柄をカバーしており、時価総額基準で組み入れされています。
債券も同じくバンガード社のETF『バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド』が投資対象になっています。
国債に加え、政府関連債、社債、資産担保証券で構成されています。
資産バランス
3ファンドのバランスは下のグラフ通りです。
下記の様に自分の資産や年齢に応じて3つの中から好みのリスクを選ぶことが出来ます。
- 若くて投資期間が長い場合は『株式重視型』
- ある程度リスクも取れ、バランスよく運用したい場合は『均等型』
- 出口が近い場合やなるべくリスクを取りたくない場合は『債券重視型』
コスト
買付手数料、信託財産保留額は3ファンドともに無しです。
信託報酬が思ったより高かいですね。
とは言っても安い方だと思いますが...感覚がおかしくなってきてますね。
ぼーやんぐ的にはeMAXIS Slim バランスに近い信託報酬になればかなり面白いことになりそうだと思ってましたが、さすがに難しかったようです。
ファンド名 | 信託報酬(税込) |
株式重視型 | 0.2446% |
均等型 | 0.2546% |
債券重視型 | 0.2646% |
純資産総額
運用開始してから半年ほど経過しましたが、純資産の集まりに勢いがないですね。
3ファンドで10億円にも達してないです。
個人的には人気になってもおかしくないファンドだと思いますが、競合となるセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドからシェアを奪えてないようです。
ファンド名 |
純資産総額(2019/1/16時点) |
株式重視型 | 5億円 |
均等型 |
3.1億円 |
債券重視型 |
1.1億円 |
楽天・インデックス・バランス・ファンドは投資対象としてどうか?
1本で世界中の株と債券に投資を出来るのは、シンプルで手間も掛からないので、良いと思います。
自分の好みでリスクを選べるのも良いですし、リバランスも自動的にされるので、これから投資信託を始めようとしている方にはオススメです。
以前は株式と債券をそれぞれのファンドに投資して自分でバランス配分を組んだ方がコストも安かったですが、今はあまり変わらないので、世界中に分散投資したい方はバランスファンド1本でいいと思います。
注意点は『為替ヘッジあり』ということです。
為替の影響を受けないため、為替変動のリスクを避けることが出来ます。
ただ、世界に分散投資しているのに結局『円』を保有していることになります。
この先、円の価値が下落していくという予測も出ているので、『為替ヘッジ』が吉と出るか凶と出るかですね。
また、同じくバンガードのETFに投資をしているセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは純資産総額1600億円を超える超人気ファンドです。
株式50%、債券50%と均等型と同じ配分になっています。
ただ、信託報酬が0.60%と非常に高く、信託財産保留額(解約費用)も0.1%かかります。
このコストを考えると、今後、セゾンから乗り換える方も増え、資産流入が増える可能性は高いです。
低コストが全てでは無いですが、長期で保有する場合、リターンへの影響も大きくなります。
投資対象が似たファンドであれば、なるべく安いファンドに投資することは必須です。
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さいごに
また低コストの新しいファンド増えたので、投資家としては嬉しい悩みですね。
先日の記事で書きましたが、個人の金融資産に占める投資信託の割合が2014年から低下していることが分かっています。
こういった低コストのファンドが増え、資産を着実に増やせる商品が増えれば今後、投資信託の保有も増えていくのではないかなと考えてます。
多くの人が投資で資産形成をするのが当たり前になって欲しいなと思います。
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どうも、ぼーやんぐでした。
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