どうも、ぼーやんぐです。
米国株式に投資できる人気ファンドの信託報酬引き下げが発表されました。
早速詳細を確認していきます。
楽天・全米株式インデックス・ファンドとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が信託報酬引き下げ
米国株式に投資できる人気2ファンドが信託報酬の引き下げを行います。
詳細は下記の通りになります。
楽天・全米株式インデックス | |||
変更前 | 変更後 | ||
信託報酬(税込) | 0.1696% | → | 0.1596% |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | |||
変更前 | 変更後 | ||
信託報酬(税込) | 0.1728% | → | 0.1620% |
500億円以上1,000億円未満の部分 | 0.1674% | → | 0.1566% |
1,000億円以上の部分 | 0.1620% | → | 0.1512% |
発端は楽天・全米株式インデックス・ファンドが投資対象とする米国バンガード社のバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)の経費率が2019年4月26日に0.04% → 0.03%に引き下げられたことです。
それに伴い楽天・全米株式インデックス・ファンドの信託報酬も自動的に引き下がることになります。
黙っていられないのがeMAXIS Slimですね。
対抗してeMAXIS Slim米国株式(S&P500)信託報酬の引き下げを発表し、2019年6月14日から引き下げられます。
引き下げ後もeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の方が高くなっていますが、これは消費税が関係しています。
楽天・全米株式インデックス・ファンドが投資する米国バンガード社のETFは米国籍なので消費税がかからないためです。
税抜きの場合は2ファンドともに0.15%となります。
また、eMAXIS Slimシリーズ定番の純資産総額に応じて、信託報酬が下がるようになっていますので、純資産総額が増えてくとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の方が低くなります。
しかし、まだ純資産総額180億円程度なので、時間はかかりそうです。(2019年5月23日時点)
eMAXIS Slimシリーズ怒涛の信託報酬引き下げ
eMAXIS Slimシリーズは2019年に入ってから信託報酬の引き下げを連発しています。
2月にはりそなアセットマネジメントが運用するSmart-iシリーズに対抗してeMAXIS Slim国内株式の日経平均とTOPIXを引き下げました。
【関連記事】eMAXIS Slim国内株式TOPIXと日経平均の信託報酬値下げ!
また、5月14日にもeMAXIS Slim国内株式の日経平均とTOPIXが今年2度目の引き下げを行い、同時期にeMAXIS Slim先進国債券インデックス、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)も引き下げが行われました。
【関連記事】eMAXIS Slimシリーズ新たに4ファンドの信託報酬引き下げを発表!(TOPIX、日経平均、先進国債券、バランス)
eMAXIS Slimシリーズは今回の引き下げで今年3回目になります。
他社も黙って見ている訳にはいかないので、今後どういう展開になるか各社の対応も楽しみです。
さいごに
今回は楽天・全米株式インデックス・ファンドとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬引き下げについて書いてきました。
信託報酬がどんどん低くなっていきますね。
今回は0.01%程度の引き下げなので、運用成績にはほとんど影響ないと思いますが、投資家としては嬉しいです。
ただ、野村証券が1,000億円の赤字を出していたこともあり、本当にこんな低い信託報酬で大丈夫なのかなと心配にはなりますね。
インデックス投資20年30年続けていくものなので、低コストは嬉しいですが、安心安全に運用してほしいのが本音です。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!
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