どうも、ぼーやんぐです。
『人生100年時代に向け、資産寿命をどう伸ばすのか?』この問題について金融庁が初めて指針案をまとめました。
指針案には国民に『自助』を呼びかける内容が記載されており、年金だけの収入では資産が足りなくなりそうです。
今回は資産寿命の伸ばし方を考えていこうと思います。
年金は貰えます。ただ、十分な生活をするには足りないかもしれません。
指針案はごく当たり前のことを言っている
今回の指針案を簡単に言うと、『寿命が長くなってるから、年金だけでは家計が保たないかもしれないですよ。自身でも準備しておいて下さいね。』ということです。
SNSなどで「年金で生活出来ないなら年金制度なんて必要ない!」などと炎上していましたが、いやいや年金は貰えますよ。
『足りなくなるかもしれないから、準備しておいてね。』と、わざわざ教えてくれているんです。
今に始まったことではなく、小泉政権の時から『自助』の必要性は度々言われてますね。
ただ国民年金は『国の方針で2043年度までに20%減額する』ことになっています。
現在年金を貰っている世代よりかは、受け取る金額が少なくなるのは確実でしょう。
また年金支給年齢も65歳から70歳、75歳と遅くなる可能性もあります。
100歳まで生きるのが珍しいことではなくなる
現在60歳の人が95歳まで生きる可能性は4人に1人という予測が出ており、90歳以上まで生きる事が当たり前になっていきます。
(出典:高齢社会における資産形成・管理)
無職の夫婦が年金だけで生活をすると月平均で5万円不足しているデータがあり、老後生活が20年なら約1,300万円、30年なら約2,000万円不足することになります。
年金が破綻した訳ではないので、基本的な収入の柱は年金とし、不足するかもしれない月5万円分をどのように準備するのかを考える必要がありますね。
2,000万円を準備するには毎月いくら積立が必要か?
仮にリタイア後30年間生きるとして2,000万円を準備するには毎月いくらの積立が必要か確認していきます。
今、30歳の人がリタイアする65歳までに2,000万円を貯めようと思うと、35年間毎月4万8,000円を積立する必要があります。
30歳を超えると結婚、子育て、住宅購入など大きな支出が必要です。
また、教育資金などの積立も考えると、毎月4万8,000円を老後のためだけに積立るのは厳しい家庭も多いでしょう。
(出典:新生銀行)
【年金の不足分を自助するには】現役世代にできること
年金の不足分をどのように準備していけば良いのか考えていこうと思います。
1.収入を増やす
老後資金を準備するにも、現在の生活がギリギリだったら積立するのは不可能です。
少しでも収入を増やすことが必要です。
ただ、現在働いている会社で、大きく給料が上がる人も少ないでしょう。
そのため、転職、もしくは本業以外での収入を得ることが必要になってきます。
ぼーやんぐは27歳の時に転職し、年収100万円くらい上がりました。
前の会社が安過ぎたのもありますけど。
リスクはありますが、転職することで今よりも良い条件で働ける可能性があるので、今の条件に不満がある人は是非挑戦してください。
また、今では本業以外でも簡単に収入を得ることも出来ます。
簡単な方法だとメルカリやヤフオクなどで商品を売るだけでも副業になります。
他にもブログやYouTubeでも稼ぐことができますし、自分の好きなこと、興味のあることで休日を使って事業を始めることだって可能です。
『本業の収入を増やす + 収入のチャンネルを増やす』ことで収入アップを狙っていきましょう。
2.共働きする
特に地方では女性が専業主婦をしている家庭が多いです。
ぼーやんぐ家もそうですし、周りの友達も共働きの家庭は少ないです。
小さな子どもがいる場合は仕方ない面もあります。
ただ、1人だけの収入に頼って生活し、老後の資金を貯めるのは大変ですし、リスクも伴います。
もし病気や怪我で働けなくなったら老後どころか、今の生活すら危うくなります。
パートや自宅でできる簡単な仕事でも良いので、少しでも収入を得ることが、大切かなと思います。
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3.少ない資金で生活することに慣れておく
生活水準というのは一度上げてしまうと、下げることが非常に難しいです。
リタイア後に急に節約生活をしようとしても、なかなか上手くいかないでしょう。
そのため、現役の時から少ない資金で生活することに慣れておくことが必要になります。
少ない資金で生活できれば、収入を増やすよりも簡単に手元に残るお金も増やすことができますしね。
とりあえず、スマホを格安SIMに変えたり、保険を見直すなど無駄にお金を払っているところから改善していくと良いです。
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4.積立投資をする
貯金だけだと積立できる金額にも限界があります。
そこで、活用するべきなのは投資です。
35年間で2,000万円を貯めるには毎月4万8,000円が必要でした。
しかし投資で年率3%で運用できた場合、2万8,000円を積立るだけで、2,000万円を準備することができます。
積立金額が毎月2万円も少なくなります。
30代から積立投資をおこなえば、リタイアまでに運用期間が30年近くあるので、損をする可能性は限りなく低いです。
今では年40万円まで20年間非課税で投資できる『つみたてNISA』、個人型の確定拠出金の『iDeCo』と税制面でのメリットが大きい2つの制度があるので、活用しないと損です。
初心者でも簡単に始められる、投資方法は下記を参考にしてください。
さいごに
今回は老後資金の準備について書いてきました。
年金については不安や不満も多いと思います。
しかし、不安や不満を持っていても何も解決しませんし、今後さらに状況は悪化していくでしょう。
自分の身は自分で守る時代がやってくるんですね。
なので少しでも早く老後のことを考え、準備していくことが大切です。
そして、普段から仕事のスキルを磨いたり、自分の好きなことを事業化したりと行動していくことが重要になります。
何も行動しない人とは大きな差が生まれていくでしょう。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!
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