どうも、ぼーやんぐです。
SBIアセットマネジメント(株)が運用する『SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))』が信託報酬の引き下げを発表しました。
全世界株式の中で最低コストのファンドになりそうです。
早速詳細を確認していきます。
- SBI・全世界株式インデックス・ファンドの基本情報
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド信託報酬引き下げ!
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド信託報酬引き下げで巻き返しなるか?
- さいごに
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SBI・全世界株式インデックス・ファンドの基本情報
2017年12月6日に設定された全世界の株式を投資対象としたインデックスファンドです。
ベンチマークはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)が採用されています。
楽天全世界株式も同じベンチマークですね。
先進国・新興国の株式、約8,000銘柄が組み入れされた、広範囲をカバーするファンドになります。
また、投資対象は現物ではなく米国籍の低コストETFとなっているので、こちらも楽天全世界株式と同じシステムとなっています。
ただ、全世界株式型のファンドは競合が多いためか、あまり人気がありません。
2019年9月5日時点での純資産総額は約32億円です。
運用期間からすると、純資産総額が少なく、資金流入が鈍いと言えます。
全世界株式型は楽天全世界株式やeMAXIS Slim全世界株式に資金が集まっている傾向にあります。
この状況を打破するために信託報酬引き下げの発表がありました。
事項で詳細を確認していきます。
ファンドの詳細は下記を参考にしてください。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド信託報酬引き下げ!
今回の信託報酬引き下げは投資対象のETFがコストの引き下げをしたためではなく、本ファンド自体の信託報酬が引き下げになります。
引き下げ幅は0.038%(税抜)となかなか思い切った引き下げですね。
0.1%を切るのも時間の問題という水準まで下がっています。
変更前 | 変更後 | |
信託報酬 | 0.108%(税抜:0.10%) | 0.067%(税抜:0.062%) |
投資対象ETFのコスト | 0.042% | 0.042% |
実質的な負担 | 0.150%(税込) | 0.1090%(税込) |
※消費税が10%になった場合は変更後で0.1102%(税込)となります。
※信託報酬の引き下げ実施日は9月26日になります。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド信託報酬引き下げで巻き返しなるか?
全世界株式型ファンドではほとんど注目されていなかったSBI・全世界株式インデックス・ファンドへの注目が集まりそうです。
7月22日にはたわらノーロード全世界株式が最低コスト(0.12%(税抜))を引っさげて設定されたばかりでしたが、2ヶ月足らずで最低コストの座から陥落です。
eMAXIS Slimシリーズの3ファンドもたわらノーロードに追随して現状4ファンドが0.1296%(税込)で並んでいる状態です。
【関連記事】eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー・除く日本・3地域均等型)信託報酬引き下げを発表。たわらノーロード全世界株式に追随!
ファンド | 信託報酬(税込) | 純資産総額 |
SBI全世界株式 | 0.1090% | 32.5億円 |
Slimオールカントリー | 0.1296% | 65億円 |
Slim日本除く | 0.1296% | 79.4億円 |
Slim3地域均等型 | 0.1296% | 11.7億円 |
たわら全世界株式 | 0.1296% | 1.2億円 |
楽天全世界株式 | 0.2196% | 253.6億円 |
※2019年9月5日時点
信託報酬の引き下げをしたことでSBI・全世界株式インデックス・ファンドへの注目度は上がりそうです。
とはいえ、過去の状況を見ると、信託報酬の引き下げで一気に資金流入が加速するファンドは少ないです。
現にこの6ファンドの中で一番コストの高い楽天全世界株式が未だに資金流入が一番多い状態です。
結局ブランド力が重要のようです。
また、eMAXIS Slimシリーズは他社が信託報酬を引き下げた際に追随することが当たり前になってきています。
そのため、投資家も乗り換えをするよりもeMAXIS Slimシリーズに投資しておけば常に最低コストで投資できるので、積立銘柄を変更するまでにはいかないんですよね。
今回もeMAXIS Slimシリーズ3ファンドの信託報酬引き下げが近いうちにあるでしょう。
【関連記事】これからつみたてNISAをはじめる場合はeMAXIS Slimシリーズに投資しておけば間違えない
以上のことからもSBI・全世界株式インデックス・ファンドに注目が集まるのは一時的だと考えられます。
純資産総額もまだ少ないので、コストが安いからとすぐに乗り換えるのは、あまりおすすめできません。
個人的にはeMAXIS Slim除く日本が好きですが、eMAXIS Slimオールカントリーか楽天全世界株式が無難でしょう。
さいごに
今回はSBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))の信託報酬引き下げについて書いてきました。
全世界株式型のファンドでも0.1090%までコストが下がってきました。
各資産クラスを組み合わせた場合とコストもほとんど変わらなくなってきているので、世界に分散投資する場合は、全世界株式型で良いでしょう。
リバランスも不要ですし、ほったらかしで資産運用することが可能です。
ここにきてSBIアセットマネジメントが一気に攻勢を仕掛けていますね。
SBI×バンガードから新しいブランドとしてVOOを投資対象としたファンドも出ますし、
今後の動きに注目です。
【関連記事】SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドが9月26日に新規設定!
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