どうも、ぼーやんぐです。
eMAXIS Slimシリーズより近年好調のリート(不動産)を投資対象としたインデックスファンドがついに新規設定されることになりました。
- eMAXIS Slim国内リートインデックス
- eMAXIS Slim先進国リートインデックス
eMAXIS Slimシリーズのため、コストも最低水準なのでこれからリートに投資する方にはおすすめです。
今回は2つのファンドの詳細を確認していきます。
リートの詳細については下記を参考にしてください。
- eMAXIS Slim国内リートインデックスの基本情報
- eMAXIS Slim先進国リートインデックスの基本情報
- eMAXIS Slim国内リートインデックス、先進国リートインデックスの競合ファンドは?
- eMAXIS Slim国内リートインデックス、先進国リートインデックスがおすすめの理由
- さいごに
- 関連記事
eMAXIS Slim国内リートインデックスの基本情報
eMAXIS Slim国内リートインデックスの基本情報は下記の通りになります。
Slim国内リート | |
設定日 | 2019年10月31日 |
ファンド形式 | ファミリーファンド |
信託報酬 | 0.170%(税抜) |
購入時手数料 | なし |
信託財産保留額 | なし |
為替ヘッジ | - |
信託期限 | 無期限 |
つみたてNISA | 未定 |
ベンチマーク | 東証REIT指数(配当込み) |
銘柄数 | 63銘柄 |
eMAXIS Slimシリーズに期待するのはコストの低さですね。
今回も国内リートの中で最低水準となっています。
国内リートで今までの最低コストはりそなアセットマネジメントが運用するSmart-i Jリートインデックスの0.170%(税抜)でしたので、そこに合わせてきました。
また、eMAXIS Slimシリーズは純資産総額に応じて信託報酬が下がります。
500億円を超えると0.1695%(税抜)、1,000億円を超えると0.169%(税抜)となります。
リートは分配金を期待して投資する方も多いと思いますが、本ファンドは基本的に分配金は出ない方針です。
そのため、自動で再投資されるので効率よく運用ができます。
国内リートは非常に好調で過去1年のトータルリターンは31.50%にもなっています。(2019年10月18日時点)
チャートを見ても2017年後半から一気に上昇していますね。
そのため、バブル感もあるので調子が良いからと大きな資金を一気に入れるのは避けた方が良いでしょう。
(出典:Bloomberg)
eMAXIS Slim先進国リートインデックスの基本情報
eMAXIS Slim先進国リートインデックスの基本情報は下記の通りになります。
Slim国内リート | |
設定日 | 2019年10月31日 |
ファンド形式 | ファミリーファンド |
信託報酬 | 0.20%(税抜) |
購入時手数料 | なし |
信託財産保留額 | なし |
為替ヘッジ | - |
信託期限 | 無期限 |
つみたてNISA | 未定 |
ベンチマーク | S&P先進国REITインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース) |
銘柄数 | 307銘柄 |
先進国リートでも同資産クラス最低水準となっています。
こちらでもりそなアセットマネジメントが運用するSmart-i 先進国リートインデックスが今まで0.20%(税抜)で最低コストでしたので、合わせた形になっています。
国内リート同様に純資産総額に合わせてコストが下がります。
500億円以上の部分は0.1995%(税抜)、1,000億円以上の部分は0.199%(税抜き)となります。
先進国リートも基本的には分配金は出ない方針となっております。
先進国リートもここ1年は好調で15.77%のトータルリターンとなっています。(2019年10月18日時点)
国内リートには及びませんが、十分すぎるリターンです。
5年間のS&P先進国REITインデックスのチャートを見ると横ばいのイメージですが、配当込みで年率4.03%のリターンをあげています。
eMAXIS Slim国内リートインデックス、先進国リートインデックスの競合ファンドは?
国内リートインデックスファンドの競合
国内リートを投資対象とした低コストのインデックスファンドの競合は下記の4ファンドです。
競合4ファンドのベンチマークも全てeMAXIS Slim国内リートインデックスと同じ東証REIT指数です。
- ニッセイJリートインデックスファンド
- Smart-i Jリートインデックス
- たわらノーロード 国内リート
- SMT J-REIT インデックス・オープン
2019年10月18日時点の信託報酬と純資産総額は下記の通りになります。
信託報酬(税抜) |
純資産総額 | |
ニッセイ | 0.25% | 164億円 |
Smart-i | 0.17% | 33億円 |
たわらノーロード | 0.25% | 95億円 |
SMT | 0.40% | 271億円 |
純資産総額はSMTが多くの資金を集めていますが、信託報酬が高いので、投資対象としては避けたいですね。
残り3ファンドとeMAXIS Slimのどこを選択するのか迷うところですね。
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先進国リートインデックスファンドの競合
先進国リートを投資対象とした低コストのインデックスファンドは下記の3ファンドです。
- ニッセイグローバルリートインデックスファンド
- Smart-i 先進国リートインデックス
- たわらノーロード 先進国リート
Smart-iとたわらはeMAXIS Slimと同じS&P先進国REITインデックスです。
ニッセイはS&Pグローバルリートインデックスとなっており、新興国も投資対象となっています。
2019年10月18日時点の信託報酬と純資産総額は下記の通りになります。
信託報酬(税抜) |
純資産総額 | |
ニッセイ | 0.27% | 70億円 |
Smart-i | 0.2% | 8.3億円 |
たわらノーロード | 0.27% | 62億円 |
ニッセイは新興国も組み入れされているため、新興国リートの値上がりに期待するならニッセイが良いでしょう。
ただ、政治的にも不安定な国が多く多少リスクは高まるので、より安定した運用を望むなら他のファンドが良いですね。
eMAXIS Slim国内リートインデックス、先進国リートインデックスがおすすめの理由
競合ファンドを確認してきましたが、個人的にはeMAXIS Slim国内リートインデックス、先進国リートインデックスがおすすめですね。
そん理由は常に最低水準のコストで投資ができることです。
インデックス投資は指数が同じであれば、どのファンドのリターンも大差はありません。
そのため、なるべく低コストのファンドに投資することが、高いリターンをあげる条件となります。
eMAXIS Slimシリーズは『業界最低水準のコストを目指し続ける』というコンセプトで運用されています。
そのため、投資家は常に最低コストのファンドに投資ができることになります。
他のファンドがより低い信託報酬に設定しても、わざわざ乗り換える必要もないです。
また、新規設定されたばかりだと、純資産総額が少ないので運用が安定しなかったり、途中償還のリスクがあります。
でも三菱UFJ国際投信では通常のeMAXISシリーズなどでも国内、先進国のリートファンドを運用しており、マザーファンドも共通しています。
2019年1月28日の決算時には純資産総額が約240億円になっていますので、初期の純資産総額の少なさはそこまで心配しなくても大丈夫でしょう。
これから国内、先進国リートに投資する場合はeMAXIS Slim国内リートインデックス、先進国リートインデックスがおすすめですね。
さいごに
今回はeMAXIS Slim国内リートインデックス、先進国リートインデックスについて書いてきました。
ついにeMAXIS Slimシリーズよりリートに投資できるファンドが登場しました。
eMAXIS Slimシリーズからリートファンドが出たため、リートでもコスト競争が勃発するかもしれませんね。
昨今は特に国内リートが好調のため、好調を維持できれば多くの資金流入も期待できそうです。
これからリートに投資するなら、ぼーやんぐ的にはeMAXIS Slim国内リートインデックス、先進国リートインデックスがおすすめですね。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!
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