どうも、ぼーやんぐです。
先日、Smart-i TOPIXインデックスファンドが信託報酬の値下げを発表し、TOPIXに投資出来る最安ファンドになる予定でした。
しかしeMAXIS Slimがすぐに対抗して信託報酬の値下げを発表してきました。
早速、詳細確認していきます。
eMAXIS Slim国内株式のTOPIXと日経平均の信託報酬値下げ!
eMAXIS Slimシリーズが国内株式に投資する『TOPIX』と『日経平均』の信託報酬の値下げを発表しました。
Smart-i TOPIXインデックスファンドに対抗した値下げになります。
しかし日経平均まで一緒に値下げするというサプライズは想像つきませんでした。
これでeMAXIS Slim TOPIXと日経平均は信託報酬0.004%の引き下げとなり、TOPIXではSmart-iと同じ信託報酬に並んだことになります。
ファンド | 変更前(税込) | 変更後(税込) |
eMAXIS Slim TOPIX | 0.17172% | 0.1674% |
eMAXIS Slim日経平均 | 0.17172% | 0.1674% |
Smart-i TOPIX | 0.1836% | 0.1674% |
また、eMAXIS Slimは純資産総額に応じてコストが下がる設定がされており、500億円~1000億円の部分は0.162%(税込)、1000億円以上の部分は0.1566%(税込)になります。
そしてeMAXIS Slimのいやらしさと言うか徹底ぶりを感じたのが値下げ日です。
Smart-iは2019年2月26日からとなっていましたが、eMAXIS Slimは2019年2月15日からに設定しています。
後出しのeMAXIS Slimの方が先に値下げするため、Smart-iは1日たりとも単独の最安ファンドになることが出来ませんでした。
純資産総額の差からもSmart-iに投資する投資家は僅かだと思われるので、信託報酬の値下げはほぼ無意味となってしまいました。
ニッセイとiFreeはどう出るか?
ニッセイとiFreeも追随するか非常に気なるとこです...ニッセイは下げてきそうですね。
ただ、0.004%と僅かな差なので、すでにニッセイやiFreeに投資している場合、わざわざeMAXIS Slimに乗り換えするほどでもないです。
個人的には少しのコストの差なら純資産総額が大きいファンドを選んだ方が長期運用するなら安心感はあります。
結局、ニッセイかeMAXIS Slimの2択になりそうです。
ファンド | 純資産総額 |
iFree TOPXインデックス | 8.6億円 |
ニッセイ TOPIXインデックスファンド | 209億円 |
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) | 64億円 |
Smart-I TOPIXインデックス | 1.9億円 |
次に気になるのはeMAXIS Slimがサプライズ的に値下げした日経平均です。
日経平均もiFree、ニッセイ、eMAXIS Slimが同じ信託報酬で並んでいましたが、eMAXIS Slimが頭1つ抜きに出た形になりました。
しかも純資産総額が1番少ない為、この値下げが資金流入にどのように影響してくるのか楽しみなところです。
ファンド | 信託報酬(税込) | 純資産総額 |
iFree 日経225 | 0.17172% | 37億円 |
ニッセイ 日経平均 | 0.17172% | 51億円 |
eMAXIS Slim日経平均 | 0.1674% | 15億円 |
さいごに
意外なところから、またコスト競争が勃発しました。
投資家としてはコストが下がるのは嬉しいことですが、本当に正常に運用していけるのか不安にはなります。
現状のeMAXIS Slim TOPIXなら64億円の純資産総額なので、信託報酬で得れる利益は年間1,000万円にもならないですからね。
投資信託業界全体で資金流入も増えていけばいいですが、個人の保有額は2014年をピークに2017年までは下げ続けています。
値下げもいいですが、業界全体に資金流入が増えるような活動もして欲しいですね。
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