どうも、ぼーやんぐです。
eMAXIS Slimシリーズより、米国株式(S&P500)と全世界株式(オールカントリー、除く日本、3地域均等型)の4ファンドの信託報酬引き下げが発表されました。
早速詳細確認していきましょう。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)、全世界株式が信託報酬引き下げ
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と全世界株式(オール・カントリー、除く日本、3地域均等型)の信託報酬の引き下げは下記の通りになります。
米国株式(S&P500) 0.15% → 0.088%(税抜)
オール・カントリー 0.12% → 0.104%(税抜)
除く日本 0.12% → 0.104%(税抜)
3地域均等型 0.12% → 0.104%(税抜)
今回の引き下げは他社ファンドがeMAXIS Slimシリーズよりも低い信託報酬を設定したことを受けての対抗引き下げになります。
米国株式(S&P 500)はSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドが0.088%(税抜)という超低コストで設定したための引き下げです。
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全世界株式はSBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))が0.104%(税抜)に引き下げたため、対抗しての引き下げになります。
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eMAXIS Slimシリーズはもう限界なのか?
ここ数年でインデックスファンドの信託報酬は劇的に下がりました。
数年前までは0.1%台のファンドはほとんどありませんでしたが、今では普通です。
しかも、今回の米国株式に至っては0.088%と超低コストとなっています。
今までのeMAXIS Slimシリーズは他社がより低いコストで設定した場合、対抗して1週間程度で信託報酬の引き下げを発表していました。
しかし、今回は1ヶ月以上もの沈黙があり、もう限界なのかと思っていました。
確かに今の純資産総額ではかなり厳しいコストです。
Slim米国株式の純資産総額は300億円程度なので、単純に計算して1年間で2,700万円弱の粗利にしかなりません。
全世界株式の3ファンドではどのファンドも100億円以下です。
米国のETFは0.03%という超低コストETFも存在しますが、純資産総額が1兆円を超えているから実現しているんですよね。
今の純資産総額ではこれ以上の低コスト化は限界のように感じます。
多くのインデックス投資家は20年30年という長期の資産運用をファンドに託しています。
低コスト化は嬉しいですが、採算に合わずファンドの運用が危うくなるのは本末転倒です。
今後は最低水準を保つことも大切ですが、20年30年安定した運用を続けられるファンドに期待したいですね。
さいごに
今回はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)、全世界株式の信託報酬引き下げについて書いてきました。
eMAXIS Slimシリーズももう限界と思っていましたが、やってくれました。
やっぱりeMAXIS Slimシリーズに投資しておけば間違いないということが再確認できました。
【関連記事】つみたてNISAで資産運用をはじめるならeMAXIS Slimシリーズに投資すれば間違えない
ただ、追随の発表まで1ヶ月以上を有していることから、限界に近そうです。
個人的にはコスト競争はこのへんにして、20年30年続くファンドになるよう安定した運用を期待したいですね。
国内でもっと投資が広がればファンドへの資金流入も増えるはずなので、投資が当たり前になるよう、弊ブログが少しでもお役に立てれば嬉しいです。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!
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