どうも、ぼーやんぐです。
りそなアセットマネジメントが運用するSmart-i TOPIXインデックスシリーズの信託報酬の値下げが発表されました。
早速詳細確認していきます。
Smart-i TOPIXインデックスファンドの信託報酬の値下げを発表
りそなアセットマネジメントはSmart-i TOPIXインデックスファンドシリーズの3ファンドの値下げを発表しました。
値下げは下記の通りになっており、2019年2月26日変更予定です。
ファンド | 変更前(税込) | 変更後(税込) |
TOPIXインデックス | 0.1836% | 0.1674% |
先進国債券インデックス(為替ヘッジなし) | 0.2052% | 0.1836% |
先進国債券インデックス(為替ヘッジあり) | 0.2052% | 0.1836% |
同シリーズはインデックスファンドシリーズとして12本のファンドを運用しています。
しかし、eMAXIS Slim、ニッセイなどの強敵がいるため、ほとんど注目されることもありませんでした。
シリーズ内で1番純資産総額の多いSmart-i日経225インデックスでも10.2億円と資金流入も少ないです。
そんな状況を打破しようと3ファンドの信託報酬を資産クラス最安に値下げしました。
先進国債券ではたわら、eMAXIS Slimと並び最安ファンドになります。
TOPIXインデックスではeMAXIS Slim、ニッセイ、iFreeを抜いて単独の最安ファンドに踊り出ました。
Smart-i TOPIXインデックスファンドシリーズの逆襲ははじまるのか?
まずは2つの資産クラス、3つのファンドの値下げが行われ、他のファンドも随時見直しをしていくようです。
しかし、インパクトに欠ける値下げでした。
すでに純資産総額の面でも大きな差が出来ているので、値下げも大きく引き離さないと、あまり効果がない気がします。
現状、TOPIXに投資するファンドの最安ファンドは3社が同じコストで並んでいます。
今回の値下げで単独になったものの、0.004%の差です。
100万円投資しても40円の差です。
ファンド | 信託報酬(税込) |
iFree TOPXインデックス | 0.17172% |
ニッセイ TOPIXインデックスファンド | 0.17172% |
eMAXIS Slim国内株式(TOPIX) | 0.17172% |
Smart-I TOPIXインデックス | 0.1674% |
3ファンドに投資している人が乗り換えるかといったら、多分ほとんどの人が、そのままだと思います。
ニッセイの純資産総額200億円以上もあるファンドから、Smart-iの1.9億円しかないファンドに切り替えるのは、償還の不安も出てきますし、正直メリットが無いです。
また0.004%の差なら、eMAXIS Slimやニッセイも対抗してすぐに値下げする可能性もあります。
そうなれば、今回の値下げによる資金流入もほとんど期待出来なくなります。
先進国債券でもたわら、eMAXIS Slimに並ぶ形になるので、すでにその2ファンドに投資している人が乗り換えるメリットはないです。
しかも純資産総額ではSmart-i先進国債券(為替ヘッジあり)で5,200万円、為替ヘッジなしでは2,200万円とこちらも全然集まってないです...
ファンド | 信託報酬(税込) |
たわら先進国債券 |
0.1838% |
eMAXIS Slim先進国債券 |
0.1838% |
Smart-i先進国債券(為替ヘッジあり) |
0.1838% |
Smart-i先進国債券(為替ヘッジなし) | 0.1838% |
今回の値下げでは残念ながら、大きく勢力図を変えることは出来ないと思います。
他のファンドの見直しも検討しているようなので、次回に期待したいところですね。
さいごに
先行者からパイを奪おうとするなら、多くの人にインパクトを与える値下げだったり、今までにないサービスを始めないと難しいですね。
インデックスファンドにはeMAXIS Slim、ニッセイという超強敵がいるので、この牙城を崩すのは難しいところです。
値下げしても純資産総額が増えなければファンドの利益も少なく、継続性に疑問を感じます。
なるべく低コストのファンドを選ぶことも大事ですが、純資産総額の大きさも重要なので、ファンド選びの際は注意が必要です。
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