どうも、ぼーやんぐです。
最近、影の薄かった『たわらノーロードシリーズ』より大きなニュースが飛び込んできました。
たわらノーロード全世界株式が新規設定され、しかもeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)よりも低い信託報酬で設定されています。
早速詳細確認していきます。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の詳細は下記を参考にしてください。
たわらノーロード全世界株式の基本情報
アセットマネジメントoneが運営する『たわらノーロードシリーズ』より全世界株式に投資できるファンドが7月22日に新規設定されます。
ファンド名は『たわらノーロード 全世界株式』です。
たわらノーロードシリーズでは多くのバランスファンドは運用していますが、全世界株式に投資できるファンドは初めてです。
ベンチマーク
ベンチマークはMSCI オールカントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース、為替ヘッジなし)となっておりeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)と同じです。
日本を含む先進国23カ国と新興国23カ国の全46カ国の株式、約2,500銘柄で構成されており、時価総額加重平均型の株価指数になります。
世界の株式市場の約85%をカバーしていますので、1本で世界中の株式に投資することができます。
運用方法
運用はファミリーファンド方式で運用されます。
マザーファンドは先進国、新興国、国内とそれぞれの資産クラスに分けて設定されています。
先進国と新興国のマザーファンドはたわらノーロード先進国株式と新興国株式と共通になっているため、すでに多くの資金が運用されています。
しかし、国内の『MSCIジャパン・インデックス・マザーファンド』は新規で設定されます。
そのため純資産総額が少ない間は不安定な運用になる恐れはあります。
(出典:EDINET)
コスト
ファンド名通り買付手数料、信託財産保留額はなしのノーロードファンドです。
そして信託報酬はなんと0.12%+消費税と全世界株式に投資できるファンドの中で最安となっています。
今まで最安だったeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)を大幅に引き離したコスト設定になっています。
しかしeMAXIS Slimシリーズは毎度競合ファンドに対抗して信託報酬を引き下げます。
今回もeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の信託報酬引き下げが近いうちに発表されることでしょう。
たわらノーロード全世界株式の競合ファンド
たわらノーロード全世界株式は完全にeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)を意識して設定していると言えます。
比較詳細は下記の通りになります。(2019年7月11日時点)
たわら全世界 | eMAXIS Slim全世界 | |
運用会社 | アセットマネジメントone | 三菱UFJ国際投信 |
設定日 | 2019年7月22日 | 2018年10月31日 |
ファンド形式 | ファミリーファンド | ファミリーファンド |
組入比率 | 時価総額 | 時価総額 |
信託報酬 | 0.12%+消費税 | 0.142+消費税 |
購入時手数料 | なし | なし |
信託財産保留額 | なし | なし |
為替ヘッジ | なし | なし |
償還日 | 無制限 | 無制限 |
つみたてNISA | 未定 | 対象ファンド |
純資産総額 | - | 47.3億円 |
まずベンチマークが同じため、トータルリターンに大きな差は出ないでしょう。
純資産総額ではeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)が47.3億円と勢いは強くはないですが、安定した資金流入があります。
たわらノーロード全世界株式がどこまで食い込んでいけるのか楽しみなところです。
コストはたわらノーロード全世界株式が0.12%に対してeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は0.142%とたわらノーロード全世界株式が0.022%低くなります。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)が信託報酬の引き下げをしなければたわらノーロード全世界株式にも資金流入のチャンスはあります。
しかし、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)が同じもしくはそれ以下の信託報酬に引き下げた場合、たわらノーロード全世界株式に投資するメリットはあまりないです。
同じベンチマークを採用しているので、純資産総額が大きいファンドに投資した方が安定した運用が望めますしね。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の発表を待ちたいと思います。
さいごに
本生地では2019年7月22日に新規設定されるたわらノーロード全世界株式について書いてきました。
全世界株式型ファンドは1本で世界中の株式に投資ができ、リバランスも不要なため初心者やなるべく少ないファンド数で運用したい方にはおすすめです。
現時点ではコストも最安となっているため、全世界株式型ファンドに投資する場合には候補に挙げても良いでしょう。
ただ、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)が7月22日までに信託報酬の引き下げをする可能性が高いです。
結局eMAXIS Slimシリーズに投資しておくのが最強なのかもしれません。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!
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