どうも、ぼーやんぐです。
投資ってどうしても買うことばかりを重要視してしまいますよね。
『どんなファンドを買うのか?』
『いつ買うのか?』
『いくらで買うのか?』
でも実は『売り方』の方が大事なんですよね。
ぼーやんぐもそうですが、まだ積立投資をはじめたばかりだと、売り方まで考えれないですよね。
ただ、SBI証券が行なっている『定期売却サービス』は非常に便利なサービスなので、頭の片隅に入れておいた方が良いです。
今回は『定期売却サービス』と『売り方』について書いていこうと思います。
- SBI証券『投資信託定期売却サービス』の概要
- SBI証券『投資信託定期売却サービス』の設定方法
- SBI証券『投資信託定期売却サービス』のメリット
- SBI証券『投資信託定期売却サービス』を使うのはありか?
- さいごに
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SBI証券『投資信託定期売却サービス』の概要
定期売却サービスとはSBI証券で保有している投資信託を、申込金額と日にちの設定を決めるだけで、毎月決まった金額を売却できる便利なサービスです。
自動積立買付の売却バージョンですね。
売却月は下記の3つから設定が可能なので、自身にあったペースで売却をすることが可能です。
- 毎月コース
- 奇数月コース
- 偶数月コース
また、年2回までですが、『ボーナス月コース』という設定も出来ますので、お正月や夏休みなどお金をたくさん使う月には多めに売却することも可能です。
申込金額は1,000円以上、1円単位で設定可能です。
申込日は『毎月1~27日』、又は『月末』から選ぶことができます。(指定日がSBI証券の休日の場合、翌日の取り扱いになるので注意してくだい。)
気になる手数料ですが、定期売却サービスは完全無料となっています。
下記は毎月5万円の売却を設定した場合の図です。
注意点としては『口数買付』で買付したファンドはサービス対象外になります。
将来、定期売却サービスを利用したい場合は『金額買付』もしくは『積立買付』の設定で買付するようにしましょう。
また、自動積立と定期売却サービスを併用することができません。
定期売却サービスをはじめる前に自動積立の解除が必要になります。
売却したお金を受け取る際は住信SBIネット銀行のATMカードの利用で、最寄りのセブン銀行・ゆうちょ銀行のATMで1日最大50万円まで引き出し可能です。
売却した資金をすぐに現金として受け取りたい方には最適な方法です。
(引用:SBI証券 投資信託定額売却サービスより)
SBI証券『投資信託定期売却サービス』の設定方法
定期売却サービスの設定方法を解説していきます。
1.定期売却サービスのページに移動
ホーム画面の『取引』→『投資信託』→『売却』と進みます。
2.投資信託定期売却約款の承諾をしてください。
約款を読んで、『観覧しました』の箇所にチェックをつけるだけです。
3.金額、売却日の設定をしてください。
ここで売却月のコースとボーナス月コースを設定することができます。
設定したら取引パスワードを入れて『設定確認画面』をクリックしてください。
4.設定内容の確認
間違えがないか設定内容の確認をしてください。
設定後の変更も可能なので、自身の環境に合わせて金額や売却ペースを変更することもできます。
問題がなければ『設定』をクリックして終わりです。
5.受付完了
下記の画面になれば設定完了です。
SBI証券『投資信託定期売却サービス』のメリット
定期売却サービスにはどんなメリットがあるのか?
運用を続けながら取り崩すことができる
最大のメリットは運用を続けながら、機械的に自動で取り崩すことができる点です。
一度に全てを売却するとそこで運用は終わってしまいます。
しかし、少しづつ取り崩すことで、残りの資産の運用が継続され、資産が尽きるのを先延ばしする効果があります。
SBI証券に分かりやすい例が出てましたので、紹介します。
2000万円の資産を毎月10万円づつ取り崩すと約17年で資産が尽きてしまいます。
もしその2000万円を5%で運用できた場合に毎月10万円づつ取り崩すと資産が尽きるまでの期間が約36年間に伸びる。
運用を継続することで19年分も資産が尽きるのを先延ばしすることができます。
複利の力ってすごいですね。
これは知っているのと知らないとでは老後の生活に大きな影響が出ますので、ぜひ覚えておきたいですね。
ただし、暴落が起きるなど市場に大きな動きがあった場合、17年も保たずに資産が尽きてしまう可能性もあります。
どこまで自分自身がリスクを取れるのかを考えた上で、継続運用する資金をコントロールすることが大切です。
売却のタイミングを考えなくていい
タイミング投資というのは非常に難しい投資方法です。
高値で売ろうと思っていたら暴落がきてしまうこともありますし、底値だと思って売らずに保有していたら更に下がって資産を目減りさせてしまう可能性もあります。
予め決めた日程で定期的に売却することで市場平均も取れますし、安定した売却ができます。
また機械的に売却することで自分の感情を入れずに行えるので、大きなら下落が起きた時に狼狽してしまうことを避けれます。
また、定期的に売却注文をする手間も省けます
毎月分配型ファンドの代わりになる
毎月売却の設定にすれば分配型ファンドと同じ効果が得れるので、分配型ファンドに投資する必要が無くなります。
分配型ファンドはコストも高いですし、分配金を出せば基準価格も下落するので、投資家の資産を削って分配しているようなもので、オススメ出来ません。
また、分配金が出るたびに課税されるので、運用自体も非効率です。
なので、コストの低いインデックスファンドに積立投資をして、現金が必要になったときに定期売却サービスを使うことで、独自の分配型ファンドを作成することができます。
また、通常の年金は偶数月の受給ですが、定期売却サービスで『奇数月コース』に設定すれば毎月現金が受け取れ、個人年金としても利用できます。
SBI証券『投資信託定期売却サービス』を使うのはありか?
個人的には良いことづくめのサービスだと思いました。
投資や資産運用になるべく手間や時間をかけたくないのも大きな理由です。
月1回くらいの注文ならば自分でやればいいという意見もあると思いますが、どうしても基準価格を見てしまうと思うんです。
『明日基準価格が上がりそう』とか、『先週、注文出しておけばよかった』などなど、余計な思考が入ってきてしまうと売り注文を躊躇してしまいます。
なので、機械的に売り注文を出せるサービスは嬉しいかぎりです。
他の証券会社で運用しているファンドも売却する時期になったらSBI証券に移すのも有りなのかもしれません。
さいごに
今回はSBI証券の定期売却サービスについて書いてきました。
資産残高や運用状況など人それぞれの最適な売却方法は異なります。
なので、絶対に定期売却サービスがいいとは言えませんが、積立投資をされている多くの方にとっての最適な売却方法なのかなと思います。
老後のために資産運用をしている場合、売却を間違えると今後の人生にも大きな影響が出ますので、早い段階から考えておくことが大切ですね。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!
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