【三井住友TAM-次世代通信関連 世界株式戦略ファンドが資金流入1位】ファンドの分析と投資対象としてどうか検証

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どうも、ぼーやんぐです。

日経マネーの記事で資金流入ランキングを発表されていました。

そこで1位だった三井住友TAMの次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)の分析とランキングについて取り上げたいと思います。

 

 

 日経マネーの資金流入ランキング

昨年10月末時点での過去6ヶ月間の資金流入ランキングです。

ファンド名からしても危険な香りが漂うファンドばかりです。

そして、流入金額が半端ないです。

インデックスファンドで人気のeMAXIS Slim 先進国株式ですら現状の純資産総額は300億円弱です。

15位のUMS中国新時代株式ファンドですら、たった半年間で451億円も集まっています。

これはNIKKEI STYLEの記事にも書いてありますが、地方の銀行や証券会社でも多く取り扱われていることが要因のようです。

ただ、店舗型だと人件費など様々な経費がかかるため、どうしても高いコストのファンドを売らざるおえなくなります。

そのためランキングでも高コストのファンドばかりになっています。

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(出典:NIKKEI STYLE)

 

 

1位の次世代通信関連 世界株式戦略ファンドはどんなファンド?

1位の次世代通信関連 世界株式戦略ファンドがどんなファンドなのか確認して行きます。

投資対象

2017年12月15日に設定された比較的新しいファンドで、2028年1月7日が償還日の期限付きファンドです。

投資対象は世界の次世代通信関連企業の株式となってます。

『THE 5G』という愛称からもなんとなくインターネット関連銘柄という事がイメージ出来ます。

2020年頃から5Gが実用されていくと予想されていますので、それに伴ったテーマ型ファンドです。

 

ファンドの仕組みはファンド・オブ・ファンズ方式で、為替ヘッジはなしです。

ただ、複雑な仕組みなんです。

まずケイマン籍円建外国投資信託証券への投資を通じて世界各国の投資対象企業に投資されます。

そして運用はニューバーガー・バーマン・グループ・エル・エル・シーという米国の資産運用会社の運用部門を担う子会社を通して行われます。

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(出典:三井住友TAM-次世代通信関連 世界株式戦略ファンド目論見書)

 

次に組入上位の国と銘柄です。

ここでも米国が約65%と多くの比率を占めています。

米国が半分以上の比率を占めてることからも、米国が不景気になると、ファンドへの影響も大きくなります。

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2018年11月末時点での組入銘柄は全47銘柄と比較的少ない銘柄で運用されています。

下記が上位10銘柄となります。

6位のSKハイニックス以外は全て米国企業になります。

あまり馴染みのある銘柄が少ないですね。

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(出典:三井住友TAM-次世代通信関連 世界株式戦略ファンド月次レポート)

 

コスト

買付手数料は3.24%で、インターネットでも対面(銀行などの店舗)でも同じです。

5,000万円以上を買うと2.16%、1億円以上買うと1.08%に下がります。

こんな額を一括で買う人はいなさそうですが...

信託報酬は1.8624%(税込)、信託財産保留額はなしです。

 

運用成績

純資産総額は1月11日の時点で2,036億円です。

新規設定されてから1年ちょいですが、資金流入ランキング1位と言うだけあって、かなりの額が集まっています。

ただ、2018年9月に入ってからは一気に流入額が激減しています。

流入が最高だったのは6月で1ヶ月で460億円もありましたが、11月には36億円まで下がっています。

 

騰落率では過去3ヶ月で-5.99%、6ヶ月で-13.38%、1年で-12.24%と、10月の株式市場の急落のせいで、パフォーマンスも急降下しています。

全世界の株式に投資している楽天・全世界株式インデックスでは3ヶ月で-7.79%、6ヶ月で-9.95%、1年で-11.27%となっています。

インデックスファンドとの差は今のところ大きくはないですが、ストも割高ですし、テーマ型ファンドになるので、株価にもある程度の成長は織り込まれていると思うので、危険値は高そうです。

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(出典:SBI証券)

 

三井住友TAMの次世代通信関連 世界株式戦略ファンドは投資対象としてどうか?

個人的には絶対に買わないファンドですね。

やっぱりコストが高すぎるのが1番大きな原因です。

買付手数料の3.24%と言うことは100万円投資しても、実際には96万7,600円しか投資されないことになります。

この時点で大きなロスです。

しかも信託報酬でも100万投資していたら毎年1万8000円ほどかかっていることになります。

 

テーマ型ファンドというのも気になるところです。

『5G』の実用化がすぐそこに迫っていることからも、株価の急騰を期待してしまいがちですが、すでに株価に織り込まれいる可能性もあります。

しかも上昇トレンドも終わり、下落トレンドに入ろうとしているため、この先すぐに反転して上昇することはないと思われます。

コストも高いので、長期には向かないですし、投資を見送るべきですね。

 

どうしてもハイテク関連銘柄に投資したいなら、ハイテク銘柄が中心となったインデックスファンド iFree NEXT NASDAQ100インデックスに投資した方がコストも安く、安定した運用が可能だと思います。

純資産総額が少ないのは、注意が必要です。

 

 

さいごに

なぜ多くの投資家はわざわざ損をするリスクの高いファンドを買うのか...

多分、銀行や証券会社に勧められるがままなんですよね。

ランキングを見て思うのは、日本では王道のインデックス投資というのはごく一部の投資家だけが実践している方法なのかもしれません。

アクティブファンドがダメな訳ではないですが、初心者が投資するのはオススメ出来ないですね。

もっと、多くの人にインデックス投資を知ってもらって、まともな資産運用が広がってほしいなと思います。

 

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