どうも、ぼーやんぐです。
共働き家庭の場合、家系の管理が難しいです。
特に子どもがいると、教育費など将来のためにしっかりと貯蓄をすることも必要になります。
今回は共働き家庭の家系の管理方法を考えていこうと思います。
共働き家庭はどれくらいあるの?
まず共働きの世帯はどれくらいあるのか確認していきます。
下記は1980年から2018年までの共働き世帯と専業主婦世帯の動向を表したグラフです。
40年間で共働き世帯と専業主婦世帯がほぼ逆転していることがわかります。
そして、今では圧倒的に共働き世帯が多くなっており、全国平均で48.8%の世帯が共働きとなっています。
(出典:労働政策研究・研修機構)
共働きが増えた理由
ではなぜ共働きが増えたのか考えていきます。
男性の収入が上がりにくくなっている
昔は年功序列で歳を重ねるごとに給料も増えていました。
しかし、今では給料も上がりにくく、税金や社会保保険料なども上昇しているため、1人の収入だけでは家族を経済面で支えていくのは難しくなっています。
そのため、生活が苦しくなったり、将来の不安から共働きになるケースが増えているようです。
女性が働きやすい環境になってきた
昔に比べると女性が働きやすい環境が整ってきていることが、共働き世帯が増えている要因の1つとなっています。
出産や育児を支援してくれるサービスが増えたり、働き方の幅も広がり時間や場所を特定されずに仕事ができるようになったことも大きいでしょう。
また、社会的にも女性が結婚や出産後も働くことが、普通になってきているのも1つの要因と考えられます。
共働きは女性にとって大きな負担となっている
収入面の不安が大きいことが、共働きが増えている1番の要因だと考えられます。
しかし、内閣府が公表しているアンケートを見ると、家事や育児はほとんどが女性の負担となっています。
共働きという流れは加速していますが、育児の分担に関しては、ほとんど進んでないのが現状です。
男性側はもう少し協力的にならないと、夫婦間の溝ができてしまう原因にもなりそうです。
(出典:内閣府)
共働きでの不満
共働きの場合お金の管理が難しく、揉めることが多々あります。
事例を見ていきます。
【ケース1】生活費を折半
30代の男性の平均年収は487万円、女性は382万円と100万円以上の差があります。
そのため、夫の方が収入が高いことが多いでしょう。
しかし、生活費を折半し、お互いの収入から同額の生活費や貯蓄用のお金を出し合い、残ったものは自分で管理というパターンです。
そうなると収入の少ない妻が明らかに不利になります。
しかも、家事や育児は妻がほとんどこなしていると考えると不公平ですし、妻の不満も溜まっていくでしょう。
【ケース2】1人で厳しい管理
共働きの場合、お互い少しは自由に使えるお金が欲しいですよね。
仕事をしていると交友関係も広がり、交際費が増えたり、身だしなみにもある程度お金がかかります。
しかし、夫婦どちらか1人がお金を管理し、少ないお小遣いしか与えないケースがあります。
将来のためとか、無駄遣いするからというのが理由のようですが...
そうなると管理されている側の不満は大きくなりますし、何のために働いているのか分からなくなります。
共働きのお金の管理方法
共働きをしている以上、お互いがある程度納得した形でお金の管理や使い方を決めるべきです。
先述したような2つのケースが続くと、最悪の場合、離婚に発展するかもしれません。
ではどうするべきか?
まず考え方として2人で得た収入は世帯の収入として考えるべきです。
『自分の方が多く稼いでるのに』と思うかもしれません。
しかし結婚した以上、家族の生活を優先して考えるべきです。
特に子どもがいた場合はなおさらです。
では具体的にどうしたらいいのか?
例えば、夫が25万円、妻が15万円の手取りだとします。
世帯年収として40万円の収入になります。
ここから生活費や教育資金、老後の貯蓄などを差し引きます。
そして残ったお金を折半してお小遣いにすればい良いんです。
10万円残ったなら、お互い5万円がお小遣いになります。
夫が収入が高くても、家事や育児の多くを妻が負担していると考えると、不公平な方法ではないです。
家事や育児を給料で換算すると25万円くらいになるんじゃないかと言われています。
そう考えると妻は1人で40万円分の仕事をしていることになるので、夫側も文句は言えないですね。
自分の収入を抱え込むのではなく、家族でシェア、協力しあいながら管理することが大切です。
収入が多い方が納得してくれないかもしれませんが、とことん話あって2人で最適な方法を見つけるべきですね。
例外もある
一番難しいのは、妻の方が収入が圧倒的に高く、しかも家事のほとんどを妻がこなしている場合です。
もし先述した方法で家計管理をした場合、妻は納得できないと思います。
こういった場合はまず夫が全面的に家事や育児に協力するべきですね。
収入はすぐに増やすことは難しいので、家事や育児面でサポートし、お互いの負担をなるべく均等に近づけることが大切だと思います。
また、このように圧倒的な年収に差がある場合、生活費や教育費、老後資金を差し引いて残ったお金は均等ではなく収入によって多少差をつけないと納得できないかもしれません。
さいごに
今回は共働きのお金の管理方法を考えてきました。
今では共働き家庭も多く、専業主婦世帯よりもお金の管理方法は難しくなりがちです。
家庭によっていろんなシチュエーションがありますので、夫婦で何度も話し合い、お互いが納得する管理方法を決めるべきですね。
収入面だけでなく、家事や育児の負担も考慮してあげることも大切です。
お金のことで揉めたり、納得できないままでいると夫婦生活自体が壊れてしまうかもしれないので、なるべく公平に管理したいですね。
今日も『BOYANG JOURNAL』にきていただきありがとうございます!
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