【女性活躍応援ファンド(愛称:椿) が急落】国内の小型株を中心に投資できる投資信託

f:id:bo-yang:20180719100935j:plain

どうも、ぼーやんぐです。

今回は気になるファンドシリーズです。

紹介するのは大和証券の女性活躍応援ファンド(愛称:椿)』

ファンド名は微妙ですが... 魅力的なファンドですので、ご紹介したいと思います。

『高い付加価値の提供が困難』という理由で2018年7月23日以降の買付ができなくなりました。

※買付が可能になりました。

 

 

 大和証券 女性活躍応援ファンド(愛称:椿)の基本情報

投資対象と形態

国内株式の中で、女性の活躍により、成長が期待される銘柄に投資をするアクティブファンドになります。

具体的には女性が働きやすい環境を整備している企業や、女性向けの人気商品やサービスを提供している企業の中から投資先を決めています。

運用はファミリーファンド方式になっています。

f:id:bo-yang:20180718063333p:plain(出展:女性活躍応援ファンド目論見書より)

 

組入銘柄は12月末の時点で150銘柄になっています。

下記の組入上位10銘柄です。

女性が活躍する企業ということだけあって化粧品、アパレル関連銘柄が目立ちますね。

f:id:bo-yang:20190116153114p:plain

(出展:女性活躍応援ファンドマンスリーレポート)

 

分配金

年2回(3/29、9/20)の決算を行い、分配金が支払われます。

下記は直近の分配金実績(1万口あたり)です。

かなり高い分配金が出ていましたが、一転して2018年9月20日は0円でした。

決算日 分配金
2018/9/20 0円
2018/3/20 800円
2017/9/20 650円
2017/3/21 1100円
2016/9/20 50円

 

 

コスト

次に気になるコストです。

買付手数料 1.296%(対面2.16%)

信託報酬 1.566%(税込)

信託財産保留学 なし

アクティブファンドのため割高です。

買付手数料がかかるのも痛いですね。

1万円入金しても投資した時点で約9,870円に減ってしまいますからね。

短期の運用だと投資額にかかる買付手数料の負担が大きくなるので、ある程度の期間保有しないと手数料負けしてしまので、注意が必要です。

 

運用成績

純資産総額ですが、買付を停止した2018年7月23日時点で約510億円でした。

2018年1月の時点では約146億円しか有りませんでしたので、半年で3倍以上と急激に増えました。

しかし10月からの下落を受けて一気に資金流出がおき、2019年1月16日時点で369億円まで減少しています。

 

 

下記は2018年7月18日時点のトータルリターンです。

6ヶ月 9.21%

1年 47.06%

3年(年率)   25.02%

設定来 116.77% 

 

しかし2019年1月16日時点では下記の通り大きく下落しています。

6ヶ月 -22.23%

1年 -15.07%

3年(年率)   16.56%

設定来 68.57% 

2018年7月18日時点のSBI証券のトータルリターンランキングでは1位になっていま下が、現状では無残な状況です。

 

下記はここ1年のチャートです。

見て分かる様に10月の下落幅が非常に大きいです。

ひふみ同様に今までに高いリターンを得ていた分、反動も大きいです。

f:id:bo-yang:20190116154342p:plain

 (引用:SBI証券)

 

 

投資先としてどうか?

女性が活躍できる企業ということで、女性向けの商品やサービスを提供している企業が多いです。

世の中の消費は女性が引っ張っている面が大きいと思いますので、ファンドとしてはすごく面白く、将来性もあると思います。

 

ただ、今まで調子が良すぎたせいもありますが、下落するスピードも凄まじいです。

組入銘柄も50%以上が小型株(TOPIX)、約25%が新興市場になるので、どうしてもボラティリティも大きくなります。

 

また日本は人口減少と高齢化という2つの大きな問題を抱えています。

この先、日本の株価が上昇を続けていくとも考えにくいです。

市場が転換を迎えることからも、今から投資することは避けた方が良いのかなと思います。

 

今日も『Boyang Journal』に来ていただきありがとうございます!

 

【関連記事】