どうも、ぼーやんぐです。
2018年から始まったつみたてNISAですが、間も無く2年が経ちます。
でも口座を見ると、思ったほど増えてないなーと思いませんか?
実はつみたてNISAでは、そこまで資産は拡大しないんですよね。
本当に資産を増やせるのはつみたてNISA以降になります。
今回はつみたてNISAについて書いていこうと思います。
つみたてNISAでは大きく資産を増やせない
つみたてNISAとは?
つみたてNISAとは2018年から始まった非課税制度です。
年間40万円までの投資額が20年間非課税になり、最大限に活用すると800万円分の投資額を非課税で運用することができます。
長期で投資をする際は是非活用したい制度です。
詳細は下記を参考にしてください。
つみたてNISAでは資産は大きく増えない
そんなつみたてNISAですが、実は思ったほど資産は増えないんですよね。
理由は下記の3つです。
- 基本的につみたてNISAで投資できるのはインデックスファンドだから
- 投資額が年間40万円と多くないから
- 運用期間が中途半端
では事項で具体的に説明していきます。
つみたてNISAで資産が増えない理由
基本的につみたてNISAで投資できるのはインデックスファンドだから
2019年10月1日時点のつみたてNISA対象商品はインデックスファンド148本、アクティブファンド18本となっています。
ほとんどがインデックスファンドなんですよね。
インデックス投資の詳細は下記を参考にしてください。
インデックスファンドは指数に連動した成果を目指しているため、リターンは高くても年率7~8%程度が限界です。
仮に40万円を7%で運用できたとしても、1年でたった2万8,000円しか増えない計算になります。
ぼーやんぐも米国株を中心につみたてNISAで積立をしていますが、70万円強の投資額に対して5万円ほどしか増えていません。
インデックス投資は期間が短ければ、ほとんど成果がないと言えます。
投資額が年間40万円と多くないから
つみたてNISAは年間40万円までが限度額になっています。
毎月にすると3万3,000円ほどの投資額になり、サラリーマン世帯でも無理なく埋めれる程度の金額設定となっています。
ただ、20年間投資しても最大で800万円です。
老後資金の2,000万円を作ろうと思っても、年率8.5%以上のリターンを上げないと実現できない金額となっています。
年間の限度額が多くないため、資産を大きく拡大させること難しいんですよね。
より資産を拡大させるには課税口座、もしくはiDeCoを併用しながら資産運用をしていく必要があります。
運用期間が中途半端
つみたてNISAの非課税期間は20年間となっています。
インデックス投資で資産を拡大させるには中途半端な期間で、大きく資産を拡大することが難しいです。
例えば毎月3万3,000円を20年間積立して、年率5%で運用できた場合どうなるのか?
元本792万円に対して、増えた金額は552万円になり、総額1,345万円になります。
中途半端ですよね。
しかし、あと10年続けると元本1,188万円に対して、1,513万円も増え、総額2,702万円にもなります。
10年伸ばしただけで総額が倍以上にもなるんです。
最低でも30年間は欲しいところですね。
(シュミレーション:新生銀行)
NISAの基になったイギリスのISAは投資期間が恒久化されており、非課税期間も無制限となっているので、後々はISAのようになることを期待したいですね。
つみたてNISAが終わっても運用を続けることが大切
つみたてNISA期限内には資産を大きく拡大させることは難しいことが分かりました。
そのため、つみたてNISAの期限が切れても売却せずに課税口座で運用を続けることが大切になります。
つみたてNISAは期限が終わると、売却するか課税口座に移すことになります。
売却しないと非課税のメリットがなくなるのでは?と思いますよね。
でも、つみたてNISAから課税口座に移す際、その時の評価額が課税口座での買付金額になるため、20年間の非課税メリットを失うことなく課税口座に引き継げます。
例えばつみたてNISAをフル活用し800万円投資し、つみたてNISA終了時に1,200万円に増えていたとします。
課税口座に移す際、1,200万円が買付金額となるため、400万円分の利益には課税はされないので、売却しなくてもメリットがあることになります。
つみたてNISA終了時の詳細については下記を参考にしてください。
そのため、つみたてNISAが終わっても、現金が必要なければ課税口座に移して運用を続けることで資産を大きく拡大することができます。
先述したシュミレーションの様に、運用期間を20年から30年に伸ばすだけで、倍以上の運用効果を発揮してくれます。
結局、つみたてNISAは資産を拡大するための準備体操の様なものです。
本番は準備体操が終わった20年以降になります。
時間はかかりますが、20年以上の運用を続ければ、大きな資産を手に入れることができます。
ただ、今すぐお金持ちになりたい人には不向きなので、つみたてNISAではなく違う投資方法を選択した方が良いですね。
さいごに
今回はつみたてNISAについて書いてきました。
つみたてNISAはいろいろと中途半端で、資産を大きく拡大することが難しいです。
そのため、株式100%のリスクの高いアセットアロケーションを組んでも、資産の拡大ペースは大したことありません。
あくまでもつみたてNISAは準備体操として考え、課税口座に移してからの運用が資産を拡大させる本番と考えた方が良いですね。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!
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