こどうも、ぼーやんぐです。
先週はトルコリラの暴落が起き、不安定な市場でした。
一部のトルコ関連ファンドは売買の停止をしているほどです。しかも基準価格も最高値から5分の1程度にまで下落しているファンドもあります...
もし自分が保有しているファンドがこうなったらと思うと恐怖ですね。
また、中国市場が軟調なため新興国のインデックスファンドも絶不調です。
今回はトルコ関連ファンドの確認と新興国は今が買い時なのか考えていこうと思います。
トルコ関連ファンドの現状
まずトルコ関連ファンドの現状を見ていきます。
SBI証券で『トルコ』で検索すると28本のファンドが出てきます。
その中で例として債券、株式のファンド、リラでトルコ以外の資産クラスに投資するファンドを見ていこうと思います。
三菱UFJ国際のトルコ債券オープン(毎月決算型)為替ヘッジなし
まずはトルコの債券に投資しているファンドからです。
こちらは2014年に最高値10,846円をつけてから下げ続け、2,067円まで下落してます。(分配金を再投資しなかった場合)
約5分の1程度まで下落してます...
2017年に急激に純資産総額が増えていますが、押し目を狙った買いなのかわかりませんが、ここで買った方も未だ報われてない状態が続いてますね...
騰落率は1年で約-58%と絶望的な成績になっています。
(引用:マンスリーレポートより)
損保J日本興亜のトルコ株式オープン
次にトルコの株式に投資しているファンドです。
2013年に14,400円をつけ、4,175円まで下落しています。(分配金を再投資しなかった場合)
こちらは3分の1程度まで下げていますね。リーマンショック時の基準価格まで迫る勢いです。
騰落率は1年で約-47%です。
(引用:マンスリーレポートより)
三菱UFJ国際の米国ハイ・イールド債オープン(通貨選択型)トルコリラ毎月決算型
SBI証券のサイトで検索し、出てきたファンドの半数以上がトルコリラを使ってトルコ以外の資産クラスに投資しているファンドになります。
基準価格の上昇+為替でも利益を得ていこうとするファンドです。
米国ハイ・イールド債オープン(通貨選択型)トルコリラ毎月決算型はトルコリラで米国ハイ・イールド債に投資をしています。
複雑ですね...
こういったファンドは超上級者向けなので、まだ経験が浅い場合は手を出さない方が身のためですね。
2014年の最高値10,919円をつけてから、8月14日に2,159円まで下げています。(分配金を再投資しなかった場合)
基準価格も純資産総額もピーク時の5分の1程度まで下落しています。
騰落率は1年で約-43%です。
(引用:マンスリーレポートより)
3ファンド見ましたが、絶望的な成績になっています。
新興国は政治、通貨共に不安定なため、度々このような下落が起こります。
どちらにしても新興国に投資する場合は、国、金額、時間を分散して投資することが重要です。
新興国ファンドは買い時なのか?
トルコの現状を見てきましたが、まだ事態は解決されてませんので、もう暫く混乱は続きそうです。
トルコだけでなく、中国も2月の暴落から下げ続けており、それに引っ張られるように
ぼーやんぐが投資をしているeMAXIS Slim 新興国株式も絶不調です。
eMAXIS Slim 新興国株式が採用しているベンチーマークのMSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース)では、中国が約30%を占めているので、中国の市場にどうしても左右されます。
下記のチャートを見ても同じような値動きをしています。
ちなみにトルコは1%程度しか組み入れられてませんので、直接的な影響は小さいです。
(引用:yahooファイナンス より)
今回の新興国の下落相場ですが、ぼーやんぐの個人的な見解としては『買い時』 だと思っています。
2050年のGDPでは中国が米国を抜き世界一になると予測されており、GDPランキングベスト10の中には新興国が6カ国(中国、インド、インドネシア、ロシア、ブラジル、メキシコ)も入ると予測されているんです。
【関連記事】2050年の世界予測。 中国、インドが米国を抜く
それを考えると、長期投資が前提になりますが、こういった下落相場は買いだと考えてます。
ただ、もう一波乱あるかもしれないので、買う場合は一度に多くの額を買わずに、時間の分散もして積立する方法がいいと思います。
ちなみにぼーやんぐは、つみたてNISAでeMAXIS Slim 新興国株式の組入比率を10%→15%に引き上げ、楽天ポイントでも少しづつ追加してます。
さいごに
トルコリラの暴落がここまで世界の株式市場に影響を及ぼすとは思ってもみなかったです。
リーマンショックから10年になりますので、これを機に暴落へと発展していく可能性もゼロではないと思うので、注意は必要です。
ただ、インデックス投資の場合はあまり気にせず、暴落が来ようと淡々と積立をしていくのみです。
下落相場でも投資を続けることが出来れば、将来のリターンも大きくなりますので、積立を続けることが大切です。
【関連記事】市場が不安定なとこきこそ毎日積立が有効
どうも、ぼーやんぐでした。
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