米国バンガード社は低コストETF・投資信託を運用する世界最大級の資産運用会社

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どうも、ぼーやんぐです。 

 

インデックスファンドを個人投資家に最初に販売したファンドを知っていますか?

実はセゾン投信楽天×バンガードシリーズが投資対象としている米国のバンガード社なんです。

 

今回はバンガード社とはどんな会社なのか紹介していこうと思います。

もしセゾンや楽天に投資するなら投資対象のことも把握しておいた方が良いので、その参考になると嬉しいです。

 

 

米国バンガード社の基本情報

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バンガード社ってなに?

正式な会社名は『The Vanguard Group,Inc. (ザ バンガード グループ インク)』。

ジョン・ボーグル氏によって1975年に米国ペンシルベニア州バレーフォージで創業した資産運用会社です。

すべての投資家の皆様と公平に向き合い、投資目標達成のための最良の機会を提供します。』という使命を掲げています。

現在世界に18拠点、2000万人を超える投資家に400本以上のファンドを提供しています。

グループ全体の資産運用額はなんと約550兆円と莫大な金額を運用しています。

 

バンガード創業者のジョン・ボーグル氏の書いた本です。

 

インデックスファンドを初めて販売

バンガード社は1976年に世界で初めて個人投資家向けにインデックスファンドを売り出しました。

今でこそインデックスファンドに投資することは投資の王道ですが、販売当時は市場平均に連動するというコンセプトが全く受け入れられませんでした。

当初バンガード社は1.5億ドルの資金が集まると見込んでいましたが、集まったのはたった1100万ドルでした。

会社の運用資産は80ヶ月連続で減少を続け、『ボーグルの愚行』と冷笑されたそうです。

しかし徐々にインデックスファンドのリターンが良いというこが理解されてくると、資金も集まるようになり、今では世界2位の資産運用額を誇る資産運用会社となっています。

 

 

米国バンガード社の特徴

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バンガードの特徴はなんと言ってもコストの低さです。

下記は米国籍投資信託の経費率の年率平均を表したグラフです。

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 (出典:バンガード・インベストメンツ・ジャパン)

 

業界全体に比べてバンガード社は0.5%も低く設定されています。

日本で0.11%ですと、業界最低クラスのコストになっているeMAXIS Slim先進国株式の0.109%とほぼ同じです。

 

なぜここまでコストを低く抑えられるのか?

コストを低く抑えられる理由の1つがバンガード社の独特な構造です。

バンガード社は自らが運用する米国籍ファンドとETF(上場投資信託)によって所有されているという構造になっています。

ファンドやETFを所有しているのは投資家ということになるので、実質的にバンガード社は投資家の所有する会社になります。

 

一般的な資産運用会社には株主がいるため、株主への還元を考慮する必要が出てきます。

しかし、バンガード社は投資家が所有していることになるので、株主の利益を考慮したり、会社を保有する一部の人間の要望に応える必要がありません。

そのためここまでコストを安くし、投資家に還元することが出来るんです。

 

投資家にとって非常に魅力的な構造になっており、多くの投資家がバンガード社を選ぶ理由はここにあるということが分かります。

f:id:bo-yang:20180427000746j:plain(出典:バンガード・インベストメンツ・ジャパン)

 

 

米国バンガード社の有名なETF

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現在バンガード社は400本以上のファンドを運用してます。

その中でも特に有名な4本を紹介します。

バンガード トータル ストック マーケットETF (VTI)

楽天・全米株式インデックスファンドが投資対象としてるETFとして有名です。

2001年5月24日に設定され、20年弱運用を続けています。

 

CRSP USトータル・マーケット・インデックス連動したパフォーマンスを目指しており、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーしています。

年間経費率 0.04%と国内投信と比べると夢のようなコストです。

 

保有銘柄は全3579銘柄となっています。(2019年4月末時点)

下記は上位10銘柄のラインナップです。

マイクロソフト、アップル、アマゾンなどハイテク銘柄が上位を占めていますね。

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運用成績は下記の通りになっています。

2000年代はITバブル崩壊リーマンショックと2つの暴落があったにも関わらず、設定来のトータルリターンは6.88%となっています。

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(出典:バンガード・インベストメンス・ジャパン)

 

 バンガード トータル ワールド ストックETF (VT)

楽天・全世界株式インデックスファンドが投資対象としているETFです。

2008年6月24日に設定されており、10年以上運用を続けています。

 

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動したパフォーマンスを目指しており先進国(日本含む)・新興国の約47カ国、7989銘柄で構成されています。

年間経費率は0.09%です。

 

下記は上位10銘柄のラインナップですが、VTIとほとんど同じですね。

世界中に分散しても米国企業の強さは圧倒的ということです。

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運用成績はVTIに比べると劣っています。

特に過去1年は新興国の成績が悪かったためマイナスとなっています。

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(出典:バンガード・インベストメンス・ジャパン)

 

バンガード S&P500 ETF (VOO)

2010年9月7日に設定されたETFで、ちょうどリーマンショクが落ち着いた後から運用されています。

名前の通りS&P500指数に連動したパフォーマンスを目指しています。

S&P500は米国の主要業種を代表する大型500銘柄で構成されている指数です。 

年間経費率は0.03%です。

 

下記は上位10銘柄ですが、VTIと同じ順位になっています。

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運用成績もVTIと近いリターンとなっています。

VTIが約3500銘柄に対してVOOは約500銘柄ですが、リターンは大きく変わらないので、どちらに投資しても良いのかなといった感じです。

S&P500への投資はバフェットが推奨しているので、日本でも人気がありますね。

f:id:bo-yang:20190602082446p:plain(出典:バンガード・インベストメンス・ジャパン)

 

バンガード米国高配当株式ETF(VYM)

楽天・米国高配当株式・インデックスファンドが投資対象としているETFです。

2006年11月10日に設定されており、10年以上運用を続けています。

 

FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動した成果を目指し、大型株の中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を重点的に組み入れて構成されているETFです。

年間経費率は0.06%となっています。

 

 組入上位銘柄はVTIやVOOとは全く異なったラインナップとなっており、地味な銘柄ですが、安定的に収益を上げている企業が入っています。

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同じく米国市場を投資対象としているVTIとVOOよりもリターンは小さいですね。

それでも10年間の年率リターンは13.38%になっているので、この10年の米国株式市場の好調ぶりは凄かったと言えます。

f:id:bo-yang:20190602084112p:plain(出典:バンガード・インベストメンス・ジャパン)

 

 その他のファンド情報は下記から確認できます。

バンガード・インベストメンツ・ジャパン - 商品案内 - バンガードETF

 

 

米国バンガード社のETFに投資できる証券会社 

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バンガード社のETFを取り扱っている証券会社は意外と多くあります。

オンラインだけでなく、店舗型でも取り扱われています。

手数料はオンライン型の方が安いので、バンガードのファンドに投資するならSBI・楽天・マネックスを利用した方が良いでしょう。

オンライン証券会社

店舗/オンライン証券会社

  • HS証券
  • SMBC日興証券
  • 大和証券
  • 東京東海証券
  • 内藤証券
  • 野村証券
  • みずほ証券
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券

店舗のみの証券会社

  • あおぞら証券
  • あかつき証券

 

海外ETFへの投資はデメリットがある

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バンガード社のETFが経費率が低いため、非常に魅力的です。

また、年に4回の分配金も出るのも嬉しいです。

それなら国内の投資信託に投資するよりもバンガード社のETFに直接投資した方が良さそうですが、少額だとデメリットも多いです。

 

海外ETFは手数料が高くなる

国内の投資信託、特にインデックスファンドはノーロードが主流ですが、米国ETFに投資する場合は手数料が発生します。

SBI証券の場合、約定代金の0.45%(税抜)が必ずかかります。

しかも最低手数料が5ドル(税抜)となっているため、11万円以上投資しないと0.45%以上の手数料を払うことになります。

(NISAなら買付手数料は無料になります。)

 

また為替を『円→ドル』に替える手数料もかかってきます。

住信SBI銀行は4銭なので、大したことないですが、金額が大きくなれば影響は強くなります。

 

分配金には二重で課税される

米国ETFには『売却益』と『分配金』の2つに税金がかかります。

売却益に関しては米国では課税されませんので、国内の投資信託を売却した時と同じ約20%の税率が適応されます。

 

分配金は米国で10%、日本でも約20%と二重で課税されてしまいます。

確定申告の際に『外国税額控除』を受ければ少しは取り戻せますが、米国で課税された10%が全て戻って来るわけではありません。

 

 

少額から積み立てるなら投資信託

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少額で米国ETFに投資する場合、手数料が割高になったり、確定申告が必要になったりと、投資するメリットは少ないです。

それなら国内の投資信託に投資した方が100円から投資ができますし、ノーロードのファンドも多いです。

 

楽天×バンガードシリーズセゾン投信を利用すれば米国バンガード社のETFに投資することができます。 

 

楽天からは現在7本のファンドが設定されています。

 

セゾン投信からはバンガード社のETFを組み合わせたバランスファンドが設定されています。

 

つみたてNISAを使えば非課税で投資することも可能なので、少額からバンガード社のETFに投資したい場合は投資信託を使うことをおすすめします。

 

 

さいごに

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今回は米国バンガード社を紹介してきました。

インデックスファンドを初めて個人投資家に販売した会社だけあって、コストも低く魅力的なファンドが多数揃っています。

 

ただ米国ETFに投資するのは、ある程度資金が必要だったり、二重課税の問題もあるので中級者向けと言えます。

初心者はまず国内の投資信託を利用してつみたてNISAiDeCoを埋めるとこから始めることをおすすめします。

 

今日も『ぼーやんぐのインデックス投資ブログ』に来ていただきありがとうございます!

 

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