どうも、ぼーやんぐです。
最近、国内投信では米国籍のETFを投資対象とするファンドが多く設定されています。
その中でも特にバンガード社は人気で、セゾン、楽天、SBIとコラボし様々なファンドを出しています。
今回はSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドが投資対象とするバンガード社のETF『VOO』について書いていきます。
【関連記事】SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドが9月26日に新規設定!
米国のバンガード社については下記を参考にしてください。
バンガードVOOとはどんなETFなのか?
VOOの基本情報
VOOは2010年9月7日に設定されたインデックスファンドです。
ベンチマークは米国株式の中でもNYダウと並んで有名なS&P500で、米国の主要業種を代表する大企業500銘柄で構成された指数です。
(出典:Vanguard)
驚くのはコストの低さで、経費率は0.03%(年率)となっており、トラッキングエラーを最小限に抑えてくれます。
米国籍ETFの中でも楽天・全米株式インデックス・ファンドが投資対象としている『バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)』と並んで最低コストとなっています。
【関連記事】バンガード社の人気ETF『バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)』の分析。VTI、楽天VTIそれぞれのメリットは?
国内投信のコストも低くなったとはいえ、まだまだですね。
そして純資産総額は約1,190億ドル、日本円にして約12兆円もの金額を運用しています。(2019年7月末時点)
国内投信とは桁が違います。
VOOのポートフォリオ
上位10銘柄だけで5分の1以上を占めています。
そしてトップ5までは世界中で事業を展開し、絶大な影響力を持つハイテク銘柄が占拠しています。
業種別の構成比率は情報技術が多くの比率を占めており、ハイテク銘柄の時価総額が大きいことがわかります。
(出典:Vanguard)
コストが低く、純資産総額も大きく、しかも長年右肩上がりを続けているS&P500が投資対象ともうこれ以上ないというほど、良い条件が揃っているETFです。
為替の手間や二重課税の問題があるにも関わらず、日本からも多くの投資家が投資している理由がわかりますね。
バンガードVOOの成績はどうなのか?
VOOが設定されたのはリマーンショック明けの2010年だったため、成績も非常に好調です。
設定来の年率リターンは14.27%と驚異的なリターンとなっています。(2019年7月末時点)
過去5年間でVTIと比較すると、ほぼ同じ値動きとなっています。
若干、S&P500がアウトパフォームしています。
どちらを投資対象にするか迷うところですが、どちらでも良いのかもしれません。
(出典:YAHOO FINANCE)
VOOに投資するメリット、デメリット
国内投信でも米国株式に投資できるファンドは増えてきています。
VOOに投資するメリットはあるのか?
メリット
- コストが圧倒的に低い
- 純資産総額が大きく、安定した運用が望める
- 年4回の配当金がもらえる
デメリット
- ドル転や確定深刻などの手間がかかる
- 米国と日本の双方で課税される。(確定申告で米国分はある程度取り戻すことができる)
- 国内投信に比べて最低投資額が高い
- 買付手数料がかかる
VOOと国内投信のどちらにもメリット・デメリットはあるので、自分の好きな方に投資すれば良いでしょう。
ただ、つみたてNISAを使わないのは、損です。
まずはつみたてNISAを埋めることからはじめて、それでも資金が残る場合はVOOなり米国籍のETFに投資すると良いでしょう。
さいごに
今回はバンガードのVOOについて書いてきました。
VOOはバフェットが推奨するETFとしても有名で、日本でも非常に人気がありますね。
バフェットは『S&P500に連動する低コストのインデックスファンドに長期間投資をすれば、他の多くの投資家よりも高いパフォーマンスを上げることができる』とも言っています。
将来のことは誰にも分かりませんが、まだしばらくは米国が世界の中心であることは間違えないです。
何に投資しようか迷っている方はとりあえずS&P500に連動するファンドに投資しとけば間違えはなさそうです。
今日も『ぼーやんぐのインデックス投資』に来ていただきありがとうございます!
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